第2回岩手医療情報研究会

テーマ  システムに関わる裾野を広げる 
          
開催日時 平成28年12月3日(土) 13:00~17:20

会場   盛岡赤十字病院 記念講堂 

参加者数 57名

研修内容 講演2 一般演題6



前日までの悪天候とは打って変わって、天気もよく比較的暖かな気候のなか、第2回岩手医療情報研究会が盛岡赤十字病院にて開催されました。

57名という大変多くの方に出席を賜り、また遠くは大阪からのご参加など、盛況のうちに終了いたしました。

開催内容は、講演を2題と、本会の発足の目的の一つである「職種に拘らず、施設に拘らず、医療情報の情報交換の場を設けて、岩手県の医療情報のレベルアップに貢献する」という通り、多職種の各部門情報システムの導入、紹介とそれらに関するシンポジウムを実施いたしました。

様々な意見、多くの質疑、活発な討議があり、時には主催者側で時間調整をせざるを得ないほど溌剌たるシンポジウムとなりました。講演・発表頂いた先生方、会場準備等ご尽力をいただいた盛岡赤十字病院スタッフの皆様、並びに多くの関係者、そして長時間にわたって熱心にご聴講いただいた参加者の方々に、改めてお礼申し上げます。

世話人一同
 

【研修内容ダイジェスト】氏名は敬称略

講演1「電子カルテ 病院情報システム総論」(岩手医科大学附属病院 循環器医療センター 田中 良一)

岩手医科大学のシステムの変遷と病院情報システムの変遷、法的根拠に対する考え方、それらを充足するための標準化について、さらに最近の動向、情報システムの仮想化についてわかりやすく説明いただいた。

 

講演2「病院情報システム利用者の心得(HI-UP)の紹介」(盛岡赤十字病院 厚谷 祥一)

適切に病院情報システムを使っていくにあたって、どのような心構えで、どのように使用していくのか、またそれを教育するということを含めて、日本医療情報学会が推進している病院情報システム利用者の心得(HI-UP)を紹介いただいた。

 

企画 「部門システムの紹介」

(1)リハビリテーション部門(岩手県立中部病院 伊藤 満)

病院紹介、リハビリテーション業務及び部門の紹介、部門システムの変更の経緯と実際、今後の課題について発表していただいた。

 

(2)臨床工学部門(岩手県立中央病院 塩原 伸明)

臨床工学部門における臨床技術業務、医療機器の管理業務、医療機器の安全教育業務の3つに大別される業務内容の紹介をしていただき、それらの中で県立病院施設でのシステムの実際とこれからの展望について発表していただいた。

 

(3)放射線部門(岩手医科大学附属病院 佐藤 裕一)

使用経験に基づいた岩手医科大学附属病院放射線部門のシステム紹介、また医療情報システムのトラブルとその解消方法と検討事項、さらに今後導入するシステム導入について説明いただいた。

 

(4)臨床検査部門(岩手県立胆沢病院 松橋 優希)

電子カルテから発生する依頼から結果閲覧までの流れの紹介と、その中で、マスタ整備、接続方法、検査システムのマーク表示と視認性、電子カルテ上での検査進捗状況の表示、さらに障害時対応などを説明いただいた。

 

(5)事務部門 (岩手県医療局医事企画課 高橋 和哉)

医療システムの種類と構成、電子カルテと部門システムの関係、病院システムの導入のポイントを説明。予約状況の連携、職員情報、会計情報、DWH連携、診療報酬改定対応可能か、更新時期など導入の際に特に確認しておいておくべき点を説明していただいた。


(6)看護部門(岩手県立磐井病院 佐藤 加代子)

院内トリアージ加算についての説明と、それを支援するシステムを開発した経緯を報告。導入されたシステムの実際と運用方法を説明いただいた。

 

シンポジウム 「部門システムの裾野を広げる」

発表内容についての質疑形式で行い、部門システムそのものだけで業務が完結できるのか?、電子カルテと部門システムが両方必要な場合は、情報連携をしているか?、他部門から見た場合の自部門システムの参照方法などで質問があるか?、など実際に使っている立場、これから導入・更新する立場にそれぞれからの質疑が活発に交わされ、有益なシンポジウムとなりました。

以上