製造・メーカー


コーア商事グループの挑戦

 

コーア商事グループの挑戦

ジェネリック医薬品メーカーのベストパートナー

著者:鶴蒔靖夫
定価:本体1800円+税
ISBN978-4-87218-452-5
初版発行:2019年3月10日

商社機能とメーカー機能を併せ持つ医薬品業界のイノベーター、コーア商事グループ躍進の軌跡。

◆目次◆
第1章 超高齢化に悲鳴をあげる日本の医療
第2章 ジェネリック医薬品業界の現状
第3章 ジェネリック医薬品のベストパートナー
第4章 第2の事業の柱である医薬品製造事業
第5章 創業社長・首藤利幸の経営理念と人生哲学
第6章 コーア商事グループが描く未来

日本はこれまで、欧米に比べてジェネリック医薬品の普及が遅れていた。しかし近年になってその使用率は急激に上昇し、2018年度第2四半期(7月~9月)には73.2%にまでなっている(日本ジェネリック製薬協会「平成30年度第2四半期のGE医薬品の数量シェア分析結果」)。国は2020年9月までに使用率80%超えを目標に掲げているが、この数字を達成するのは間違いなさそうだ。
こうしたジェネリック医薬品業界において、ひときわ異彩を放ち、大きく躍進を続けているのが、本書で紹介するコーア商事ホールディングス株式会社(本社:神奈川県横浜市)を中心とするコーア商事グループである。グループの傘下には、ジェネリック医薬品の原薬輸入商社であるコーア商事株式会社、注射剤を主とする医療用医薬品の製造販売を行うコーアイセイ株式会社、医薬品包装事業を行うコーアバイオテックベイ株式会社、OTC薬(一般用医薬品)の製造販売を行うコーア製薬株式会社がある。
コーア商事ホールディングスの創業者である首藤利幸氏は「企業グループとして、ジェネリック医薬品のベストパートナーをめざしてきた」と語り、自社の強みは「商社機能とメーカー機能を併せ持つ独自性にある」と強調する。
コーア商事グループのなかでも事業の中核を担っているのが、原薬輸入において国内トップを走り続けるコーア商事だ。ヨーロッパ、中国、インドを中心に約20カ国・約100社と取引関係を持ち、高品質のジェネリック医薬品原薬を安定的かつ、より低価格で国内のジェネリック医薬品製造販売業者に提供している。それに加え、関東と関西のそれぞれに「医薬分析センター」を設置し、海外サプライヤーと連携した開発拠点となる「SIセンター」も立ち上げて、品質検査はもとより、ジェネリック医薬品の品質改善実験も手がけている。
首藤氏がいま最も力を入れているのが、コーアイセイが行っている、注射剤を主とした医薬品の製造販売と受託製造事業だ。注射剤のなかでも特に高度な技術が要求される高薬理活性注射剤の製造を目的に、山形市蔵王産業団地にコーアイセイ蔵王工場を完成させ、今後いっそうの需要増が見込まれる抗がん剤や、透析、リウマチといった領域の治療に用いられる注射剤のジェネリック医薬品の開発提案型受託製造を推進していくという。
「猛烈なスピードで変化していく世の中に迅速に対応し、必要とされるものを必要とされるときにタイミングよく提供できるように、柔軟に変化を続けていきたい」
と、首藤氏は語る。
本書では、「ジェネリック医薬品のベストパートナー」としての役割を果たすために革新的な取り組みを続けるコーア商事グループの事業活動を紹介するとともに、創業者である首藤利幸氏の今日までの歩みをたどりつつ、その経営理念や人生哲学に迫る。
 

グリーン・パワー

 

グリーン・パワー

芝生の力で日本に活力を!

著者:鶴蒔靖夫
定価:本体1800円+税
ISBN978-4-87218-448-8
初版発行:2018年12月3日

鳥取発、世界へ――。
緑の力が社会を変える!「芝生文化」推進への飽くなき挑戦。

◆目次◆
第1章 増大する天然芝の需要と芝生文化の広がり
第2章 日本一の芝生会社「チュウブ」の実力
第3章 先進の技術で芝グラウンドをプロデュース
第4章 最先端の研究・開発を行うチュウブグリーン研究所
第5章 顧客第一主義に徹し、地域経済の振興にもひと役買う
第6章 「緑の力」で日本を元気に

日本における芝生の最大の生産地は茨城県で、その次が鳥取県である。鳥取県における芝の作付面積は日本全体の約15%に及び、出荷額も約21%を占める(農林水産省「平成28年花木等生産状況調査」)。これは、中国山地の最高峰であり、鳥取県のシンボルでもある大山の裾野に広がる火山灰土壌が、芝の栽培に適しているからだ。
その鳥取県の東伯町(現・琴浦町)で1963年に設立された鳥取県中部芝生生産組合を前身とし、いまや芝生ビジネス日本一の企業として異彩を放っているのが、本書で紹介する株式会社チュウブである。
芝生の生産は、ほとんどが個人農家で行われる第1次産業だ。しかしチュウブの事業内容は、芝生の生産、販売、施工、メンテナンスにとどまらず、ゴルフ場や公園施設の管理、運営、建設・土木関連事業、さらにはレストランの経営、生花や黒らっきょうの生産と販売など、多岐にわたる。芝生に関連する多様なビジネスを一貫体制でここまで展開をしている企業は、他に類をみない。
また、チュウブでは独自の研究機関としてチュウブグリーン研究所を設立し、芝の品種改良、各種資材および工法の研究開発、世界の芝の調査など、新しい技術や品種の導入にも積極的に取り組んでいる。なかでも特筆すべきは、アメリカのジョージア大学で開発された、世界最高品質との呼び声も高い新品種「ティフグランド」と「ティフスポーツ」の、日本での独占生産権および中国を除く東アジアでの独占販売権を手に入れたことだ。これらは、スポーツターフ(運動用地用の芝生)として「あらゆる面で優位性を持つ、究極の芝」と言われる。
芝生はニッチな市場とはいえ、生産だけでなく施工や管理などの関連ビジネスまで含めると、その市場規模は1000億円とも目されている。近年は特にグラウンドの芝生化が進み、スポーツターフの伸びが著しい。しかしながら、芝生が日本人の生活に浸透しているとは言い難く、欧米では広く認識されている芝生文化も、日本ではまだ馴染みが薄い。
芝生は、その機能性もさることながら、鮮やかなグリーンは見た目に美しく、心に豊かさや安らぎを与えてくれるものでもあることから、芝生ビジネスの国内トップ企業であるチュウブとしては、さまざまな事業活動を通じて、芝生をひとつの文化として日本人の生活に定着させることに力を尽くしていきたいという。
芝生関連ビジネスで突出した規模を誇り、地域貢献にも力を注ぐチュウブの事業活動を紹介するとともに、その経営理念やビジネス哲学、そして芝生にかける熱い思いに迫る。
 

東北の小さな大企業

 

東北の小さな大企業

~圧倒的な技術と品質で世界の医薬品業界に挑む~

著者:鶴蒔靖夫
定価:本体1800円+税
ISBN978-4-87218-434-1
初版発行:2017年6月19日

山形県天童市から世界へ。
最高水準の技術と品質で躍進する日新製薬はいま、新たなステージへと飛翔する。

◆目次◆
第1章 「先の利」経営の象徴・日新製薬荒谷工場
第2章 ジェネリック医薬品に吹く追い風
第3章 「日本一」「世界一」がずらりと並ぶ企業
第4章 大石俊樹の足跡 I
第5章 大石俊樹の足跡 II
第6章 明日の日本を担う企業へ進化


製品品質の高さで「日本一」とも言われるジェネリック医薬品メーカー「日新製薬」は、高出力の光を瞬間的に照射することでボトル内を滅菌する非加熱滅菌法「パルス光滅菌」を世界で初めて医薬品製造において実現したり、ルアーフィットタイプというポリエチレンボトル入りの注射剤を日本で初めて独自開発するなど、医薬品業界における数々の「日本初」「世界初」と言われる取り組みを実施し、発展してきた。近年も、ステロイド剤などの高生理活性物質の製造において今後は欠かせなくなると予測されているレベル3のフルコンテインメント(封じこめ)システムを医薬品工場としては世界で初めて完備した新工場を完成させるなど、さらなる製品品質の向上をめざした積極的な設備投資や研究開発を続けている。
さらに、ジェネリック医薬品メーカーとしてだけでなく、その製薬技術レベルの高さや、製品クオリティに対する高い評価により、新薬メーカーの製造受託事業においても成長の一途をたどっており、いまや日本の医薬品製造市場になくてはならない存在となっている。
本書では、主に近年における日新製薬の発展の足跡をたどるとともに、常に「先の利」を見すえる経営で日新製薬を引っ張り今日の「東北の小さな大企業」へと育てあげた大石俊樹の企業理念や人生哲学に迫り、経営者として、そして人間としての、その実像を描き出す。
 

進化するコインパーキング

 

進化するコインパーキング

~ユーザーファーストで実現する安心・安全・快適な駐車場ネットワーク~

著者:鶴蒔靖夫
定価:本体1800円+税
ISBN978-4-87218-431-0
初版発行:2017年2月25日

駐車場からロック板が消えた!?
IoTが実現したユーザーファーストのコインパーキングとは。
アイテックの技術が生み出す駐車場の新しいカタチ。


◆目次◆
第1章 コインパーキング市場の現状と課題
第2章 独自の技術でコインパーキングを革新するアイテック
第3章 ネットワークを基盤にしたロックレス駐車場
第4章 創業社長・一ノ瀬啓介の経営理念と人生哲学
第5章 アイテックが描く駐車場の未来

コインパーキングにつきもののロック板。しかし、このロック板があるために、クルマのタイヤやホイールに傷がついたり、人がつまずいて転倒するといったトラブルも少なくない。また、運転や車庫入れがあまり得意ではない人にとっては、ロック板の存在自体が技術的にも心理的にも負担になる。
こうしたさまざまな問題を根本から解決する、ロック板のないコインパーキングが、いま急速に増えている。高解像度のカメラとネットワークシステムによるデータ管理で不正出庫を防ぐ「ロックレス駐車場」のしくみや利点を紹介するとともに、これを最初に開発した「アイテック」の開発思想や経営理念に迫り、これからの「利用者に選ばれるコインパーキングのあり方」を考察・検証する。
 
 
『小さな泡が世界の生活を変える』


小さな泡が世界の生活(くらし)を変える

~日本発の新技術 マイクロバブルトルネード、サイエンスの挑戦~

著者:鶴蒔靖夫
定価:本体1800円+税
ISBN978-4-87218-420-4
初版発行:2016年4月28日

サイエンスの入浴革命!
「体を洗うこと=こすり洗い」という常識をくつがえす新入浴スタイル!


◆目次◆
第1章 入浴革命が始まった!
第2章 夢の入浴装置「マイクロバブルトルネード」が誕生するまで
第3章 家中の水をすべて浄活水化・水を変える「ウォーターシステム」
第4章 一騎当千のプロ集団・サイエンスを支える精鋭部隊
第5章 ファインバブルの可能性とサイエンスの未来

NHKでも特集されたファインバブル。気泡の大きさをマイクロメートル以下にまで小さくすると、その泡は、動植物の成長を促進する、細菌やウイルスを破壊する、細かいところまで入り込み汚れを洗浄するなど、特別な機能を持つようになる。
ファインバブル技術でトップを走るサイエンス社が開発した「お湯に浸かるだけで体がきれいになる入浴装置」を軸に、ファインバブルの効能と、それがもたらす美容・健康・生活への好影響を解説する。
 
『光触媒の新時代』



光触媒の新時代

~フジコーの受け継がれるモノづくり精神~

著者:鶴蒔靖夫
定価:本体1800円+税
ISBN978-4-87218-400-6
初版発行:2014年10月26日

花粉症対策にも役立つ生活空間清浄化技術!
花粉症、インフルエンザ、PM2.5、シックハウス――、現代社会には健康に影響を及ぼす浮遊粒子やウイルスなどが多数ある。こうした「有害物質」の除去に有効な、日本で開発された「光触媒」とは。


◆目次◆
第1章 私たちの生活環境を脅かす数々の要因
第2章 環境悪化を是正、浄化する素材・技術「光触媒」
第3章 受け継がれる“モノづくり精神”
第4章 常に変革・再構築で挑戦する社風
第5章 人生意気に感ずべし
第6章 “技術立社”のフジコーが描く近未来の展望


紫外線や可視光線を浴びることで触媒作用を発揮し、ウイルスや細菌、化学物質、臭いなどを二酸化炭素と水に分解する物質、それが「光触媒」だ。
50年ほど前に日本で開発された画期的な素材であり技術である「光触媒」の持つ可能性と実用性を解説するとともに、独自の技術で高機能ハイブリッド光触媒「MaSSC」を開発し、それを空気消臭殺菌装置やタイル、壁などの建材に活用して注目を集める株式会社フジコーのビジネス戦略に迫る。
 
 
『人と技術をつなぐ企業』



人と技術をつなぐ企業

~知と情熱で世界に挑むA&D~

著者:鶴蒔靖夫
定価:本体1800円+税
ISBN978-4-87218-390-0
初版発行:2013年11月28日

「はかる」を極め、「本物」にこだわる未来創造企業A&Dの挑戦。

◆目次◆
第1章 “ものづくり日本”の復活に向けて
第2章 多角的に“はかる”を追求する企業
第3章 開発・生産システムの工程を合理化
第4章 計測システム需要とメディカル分野の伸び代
第5章 創業社長・古川陽の経営理念とビジネス哲学
第6章 DSP技術が新しい沃野開拓のツール

伝統技術と先端技術を巧みに融合させる――、これが「日本のモノづくり」の特長だ。こうした「日本のモノづくり精神」と、「計る」「測る」「量る」にこだわる経営戦略で、電子天秤で国内トップ、電子血圧計で世界第2位のシェアを誇る計測・計量機器メーカー「A&D」。独自の思想で確立された、他社の追随を許さない高い技術で、日本の、さらには世界の計測・計量市場をリードするA&Dの事業活動や経営哲学を紹介するとともに、世界に挑戦する「日本のモノづくり」の躍動を描く。
  

「美しさ」が「感動」に変わる瞬間

 

「美しさ」が「感動」に変わる瞬間(とき)

~知られざる世界企業 タカラベルモントの挑戦~

著者:鶴蒔靖夫
定価:本体1800円+税
ISBN978-4-87218-381-8
初版発行:2013年1月6日

「世界はひとつ」
刻み込まれたタカラベルモントのDNA。
世界へ発信する新たな価値。
「第2の創業」を迎えたいま、その先に何を見つめるのか。


◆目次◆
序 章 サロンとともに歩み続けて
第1章 理美容サロンを支えてきた九十年~I
― たゆまぬ技術革新とサロン空間への新提案 ―
第2章 理美容サロンを支えてきた九十年~II
― ハード・ソフトの両面から理美容界の技術をサポート ―
第3章 デンタル・メディカル事業への取り組み
第4章 「世界はひとつ」を企業精神に
第5章 「第二の創業」という名の全社改革
終 章 百周年、そしてさらにその先へ向けて


美容院で、パーマやカラーリングなどをする人の頭の上でくるくる回っているリング状の機械を、見たことがある人は多いだろう。少し前まではどの美容院でも必ず見かけたあれは、パーマやカラーなどの効果を促進するために遠赤外線で髪を温める促進器で、商品名を「ローラーボール」という。1989年に発売され、それまでのフード型促進器では得られない開放感とプロセッシングスタイルを世界で初めて可能にした、理美容機器業界で大ヒットとなった商品だ。
この「ローラーボール」を開発したのが、理美容機器のトップメーカーであるタカラベルモント株式会社だ。
1921年に鋳物工場として創業した同社は、理容椅子のメーカーから鋳物ホーロー製の脚部の製造を受注したことをきっかけに、自社での理容椅子製造に着手した。座り心地の良さはもちろん、デザイン性と機能性の高さも追求し、1950年頃にはすでに手動や足踏みで椅子の座面が上下する油圧式の理容椅子を販売。1962年には世界初の電動昇降ポンプを搭載した椅子を、さらに1966年には上下動に加えてリクライニングも電動化した全電動椅子も発売している。
その後も理美容サロンのために、常に利用者サイドに立ち、自動洗髪器や促進器など、さまざまな商品を開発してきた。コンピュータを活用した理美容サロンの情報化も1980年代から進めており、2011年にはクラウド型のネットワークによる最新情報のリアルタイム提供や、国内最高レベルのデータセンターでのデータの一元管理などのサービスも実現している。
また、理美容サロンで使用するヘア化粧品やネイル製品、スキンケア化粧品などの製造・販売や、これらを使用する理美容師やエステティシャン、ネイリストなどを育成するための教育機関の開校など、「理美容サロンで必要とするものをトータルで提供していく」という企業理念を実現するための体制を整えている。
さらに、理美容椅子で培った技術をベースに、デンタル・メディカル領域へと事業を拡大。医療用の椅子や、歯科クリニック用のデンタルユニット、各診療科用の診察台や処置台、検診台、手術台などを開発・製造し、デンタル・メディカル事業の売り上げは、いまではタカラベルモントの売り上げの3割超を占めるまでに成長している。
業界の歴史を塗り替えるイノベーションを何度も実現してきたタカラベルモントは、日本のメーカーとしては戦後4番目にアメリカに現地法人を設立し、次いでヨーロッパ、南米、アジアと、早くから世界市場へも進出している。
本書では、創業者の吉川秀信氏に始まり、二代目社長の吉川秀一氏、三代目で現社長の吉川秀隆氏へと継承されてきた、常に世界市場をめざすタカラベルモントの経営理念とモノづくりの哲学を踏まえながら、同社の将来ビジョンを描き出す。
 

オフィス環境革命

 

オフィス環境革命

~パーティションでビジネスに進化を~

著者:鶴蒔靖夫
定価:本体1800円+税
ISBN978-4-87218-376-4
初版発行:2012年9月15日

「ものづくり」「人づくり」「空間づくり」のプロフェッショナル集団・コマニーの、100年企業への新たなる挑戦

◆目次◆
第1章 時代とともに変化するオフィス環境の推移
第2章 パーティションのトップ企業「コマニー」
第3章 さまざまなシーンで活躍するコマニーのパーティション
第4章 コマニーを支える人的財産
第5章 パーティションの軌跡とともに歩む
第6章 コマニーはパーティションの可能性をどこまで広げるか

オフィス環境がそこで働く人に大きな影響力を及ぼすことは、いまや周知の事実である。
高度な専門知識を持った人材が最大限にその能力を発揮するには、周囲からの過度な干渉がなく、業務に集中できるオフィスが必要だ。
その一方で、「オフィスでのコミュニケーションが活発な企業は従業員のモラルが高い」と言われることから、企業としては、従業員間のコミュニケーションを活性化するための環境づくりも重要だ。
そこで注目されるのが、パーティションによるオフィス空間のリニューアルなのである。パーティションを利用したリフォームならば、オフィスの快適性を大幅に向上させることができるうえ、大がかりな工事が不要なため、予算も工期も大幅に短縮できるからだ。
オフィスばかりではない。こうした環境づくりは、いまではあらゆる空間づくりの場面で注目されている。それにつれてパーティションの活躍の場も、工場、病院、介護施設、学校など、多岐にわたる広がりを見せている。
「いい空間には、いいパーティションがある」というブランドポリシーを根幹に、これまでにさまざまなパーティションで日本のオフィス環境を理想的なものに変えてきたのがコマニー株式会社だ。
コマニーは、オフィス空間の快適性を追求するとともに、ユニバーサルデザインや地震対策にも積極的に取り組み、さらには工事の騒音が顧客企業の業務の邪魔にならないように独自の小音工事を開発するなど、さまざまな側面から商品を開発してきた。また、パーティションを機軸にさまざまな可能性を探り、新たに電子錠の販売に取り組むなど、業務の拡大にも力を入れてきた。
いまではパーティションだけではなく、クリーンルームや分煙ルーム、携帯電話用ブース、トイレ、ドアなど、コマニーの商品範囲は拡大している。「コマニー」という企業名は知らなくとも、実はコマニーの商品に囲まれて働いているという人も少なくはないだろう。
本書では、パーティションが持つ空間づくりへの可能性と、パーティション業界の展望を検証するとともに、業界のトップメーカーとして他の追随を許さないコマニーの事業活動を紹介し、かつ、創業者の塚本信吉から現社長の塚本幹雄へと受け継がれてきた人生哲学や、時代に合わせて研磨されてきた経営理念の真髄に迫る。

 

 
LED革命


LED革命

LEDのリーディングカンパニー「遠藤照明」の挑戦

著者:鶴蒔靖夫
定価:本体1800円+税
ISBN978-4-87218-374-0
初版発行:2012年8月17日

たった一人ではじめた小さな照明器具屋が、なぜ、世界を股にかけるメーカーにまでなれたのか!

◆目次◆
第1章 LEDが開く新しい光の時代
第2章 文明から文化へ――照明の歴史
第3章 照明環境創造のプロ集団・遠藤照明
第4章 光とともに歩んできた半世紀
第5章 世界のトップランナーに

これまでの照明の歴史とはまったく次元を異にする新たな光源、それがLEDである。そのメリットはいくつもあるが、まず消費電力が圧倒的に少ないことがあげられる。ざっくり言って、白熱電球照明よりも消費電力を80%以上節減できる。さらに、輝度・演色性など、光のクオリティがこれまでのどの光源よりも高い。そのうえ、デジタル環境に対応しやすく、自由自在に光をアレンジできることも、照明デザインをするうえでは計り知れないメリットである。
こうした特性を持つLEDの登場により、照明の世界はドラマチックに変容し、照明の革命とも言えるような大イノベーションが進行している。そのLEDへのイノベーションの火付け役となり、日本の業務用LED照明市場でトップクラスのシェアを有するのが株式会社遠藤照明だ。専業照明メーカーとして、大手百貨店から大型商業施設、スーパー、飲食店など、数多くの商業施設の照明を手がけている。おそらく読者も、遠藤照明のLEDがつくりだす光の空間でショッピングやグルメを楽しんだ経験があるのではないだろうか。
“「高付加価値空間」をつくり出すプロ集団”を事業テーマに掲げる遠藤照明は、LED照明により空間全体を彩るばかりでなく、従来の照明よりも環境負荷を減らし、電力料金も大きく低減する。つまり遠藤照明は、デザインだけではなく、環境への配慮という面からも、収益率の改善という面からも、高い付加価値のある空間を生み出すのだ。
現在、世界の照明市場は10兆円規模と巨大なものになろうとしており、加速度的な急成長を続けている。その主流は間違いなくLEDが占めるはずだ。
「そうした経済環境に的確に対応するために、アジア諸国はもちろん、欧米にもショールームを開設して海外事業を本格化させ、世界のリーディングカンパニーになることをめざしています」
と語る遠藤照明は、照明市場の世界的拡大を先取りし、20年以上も前にタイに工場を設立し、その後は中国にも生産拠点を設けている。その結果、現在では圧倒的な価格競争力を持つなど、世界戦略への布陣固めにも抜かりはない。
本書では、LEDによる非住居空間照明を経営の主軸に据えて「照明新時代」を牽引していく遠藤照明の活動を紹介するとともに、創業社長・遠藤良三氏の経営理念および行動哲学にも迫る。
また、近年は経済のポテンシャルの低下が懸念される日本にも、こんなに元気な企業があることを、ぜひ知っていただきたい。遠藤照明のパワフルな活動を知れば、日本の未来に新たな活路は開けるという確信が湧いてくるはずだ。