オリジナルデカールをつくろう
モデラーには有名なアルプス社のプリンターMD-5500で
デカール(水転写シール)を印刷できます。(現在は通販受付:紀の川店のみ)
MD-5500は熱転写印刷という「インクリボン」を重ねて印刷する家庭用プリンターです。
(アルプス社製:現在は製造中止)
なぜ熱転写印刷がいいのでしょうか?それは「白」が印刷できる唯一の家庭用プリンターだから。
カセット状のインクリボンに白があります。通常のインクジェットプリンターやレーザープリンターで白色は「なにも色をつけない=下地の紙の色そのまま」ということになってます。
たとえば例1の図案をデカールにしたいと思った場合、下地の紙に色や模様がついているとこうなります。(図2)
図1 図2
白の部分は透けて下地が。インクジェット用のデカール用紙に白色があるのはこのためです。白用紙にカラーを刷って綺麗に切り取る、という方法ですね。でもギリギリまで綺麗に切り取る手間や水には弱いインクジェットのインクは取り扱いが難しいです。あまり余白ないと水につけた途端色が抜けたりすることも・・・・。
インクジェットのほうが発色も良いし、大きな図案もなめらかに表現できますが、白色印刷と取り扱いに難点があります。熱転写プリンタはテープ幅以上の図案には筋が見えたりもする弱点もございますが取り扱いの楽さと白色(デカールには結構使う)表現ができるからモデラーに人気なのです。
以下順序にてご発注&お渡しになります。
1、データはご自分で作成。 (データは下記参照)
2、メールにてデータ受け渡し (iiba@wako-tsushin.com) 問題なければ印刷。
3、お振込み確認後 発送(定形外のみ)
料金は 作業料1000円(3枚まで)+用紙&インク代(500円~)+送料180円
印刷用の紙はこちらで用意。(ハガキサイズで500円。 インクリボン、テスト印刷代なども含んでます。詳しくは下記)
ご用意いただくデータは 1、JPG 2、PDF でお願いします。サイズにこだわる方はPDFで。
また白、メタリックを印刷するため、以下の2データ(図3、4)をご用意ください(白が不要な方は1つで大丈夫ですが”透け”防止に下地に白印刷する場合も多いです)
図3
普通に完成品の状態。カラーのデータ。ちなみにインクリボンで印刷するということは「赤・青・黄」のインクリボンを重ねることで表現します。緑なら黄色と青色を重ねます。 図4
これは図3のデータをそのままのサイズ&位置で黒ベタにしてます。画像ソフトなどで色を変えれたりすることができれば作れると思います。この黒部分を「白で印刷しろ」とプリンタに命令することで白印刷できます。図3の文字”AC”とかは透明ですが図4が真っ白になるので透けて白になることに。つまり印刷順として 白 → 青→黄→赤 → 黒 と重ねていきます。プリンターは紙が前後に出たり入ったりします。印刷用紙の価格は ハガキサイズで500円 B5サイズが800円でお願いします。
メタリック(金・銀)はプラス200円
完成品はこんな感じ↓
部隊マーキングとかの連番も簡単!データは図3、と図4のような2個お願いします。
○よく質問のある「メタリック」テープでの印刷も可能ですがシルバーのみ、ゴールドのみの
印刷になります。重ね印刷がうまくできません。またテープの特性によりスジが結構見えます。
大きな図案には不向きかもしれません。
お手持ちにPC&プリンターがあれば一度はがきサイズやB5で印刷されることをお勧めします。
サイズも大きさ少しずつ変えて何個かあると間違いないと思います。
プリンターの特性上、余白が大きめです。なので用紙サイズギリギリは切れます。
(このデータはみだしをどうするか?の連絡やデータ再作成などでが一番時間がかかります。お急ぎの方はできるだけ真ん中によせたデータにしてくださいm(__)m
pdfデータの場合「用紙に合わせて印刷」にすると収まるのですが製作したデータのサイズが変わります。
なるべく余裕もたせてくださいませ。
またデータにスケール表示していただくと印刷後のサイズの確認が出来ます。
印刷後サービスでクリア塗装(水性クリア”つやあり”もしくは”つや消し”)をふわっとかけておきます。
それでも爪などで引っかくと印刷がはがれたりいたします。印刷面が摺れないよう梱包して発送。
●画像はあるがスキャンしたりデータ作って欲しい、というご依頼は原則お受けしていません。
模型用デカール用データにするには3~5万かかります。それでもいい!という方は連絡くださいませ。
お気軽にメールでご相談くださいませ。
iiba@wako-tsushin.com