療育記(16) 


 

2006年6月14日水曜日
 明日は退院後初めての受診。岡田先生の方は予約が入れてあるが、皮膚科の寺澤先生のほうはそうではないから、どれくらい待たないといけないのか見当がつかない。病院に行って疲れるのでなければいいのだが。

 中井久夫『最終講義』付録(—仕事のみならず、一般に生活再開に当たっての助言)から、続けると、

○ 仕事をはじめた第一日目は一週間ほど長く、第一週は一ヶ月ほど長く感じる、これがだんだん短くなる。そうならなければ、ひょっとしたら仕事が合わないのかもしれない。

 まだ本格的に再開したわけではないが、退院後の生活はこんなふうに感じられる。

○ 七日目、三十日から四十日目、九〇日目から百日目、それから三カ月ごと、一年目。このあたりは疲労しやすく、仕事がやめたくなる。しかし、それは自然なことで、一時的であり、調子を少しおとすか、いっそ休むと、また力が出てくる。だから「もうダメだ」と思う必要はない。一年もてば三年もつだろう。あとは仕事との合い性である。

 どうやら僕は休みの取り方が下手だったように思う。疲れて、ペースがおちても休憩するといよいよ仕事が遅れると思って、不眠不休で頑張ってきた。でも、このような仕事の仕方は改めないといけない。

○楽しいことも、それなりに疲れるものだ。

 これはわかる。でも疲れるのなら、楽しいことで疲れたい。

○治療という大仕事を別に続けながら、他の人並みの仕事をしていることは、その人よりも多くの仕事をやっていることになる。無理がかかってもふしぎではない。無理に人並みを心がける必要はない。

 まだ「治療という大仕事」をしていることを忘れないようにしなくてはと思う。体調がいいと(足取りが軽いというような時にそう思う)、でも、まだ仕事に着手できていないと思ってしまう。僕は、生来、怠け者なので外から引っ張られないと、いつまでも何もしない。困ったことである。 

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