検査入院(3) 


 

2006年11月8日水曜日【1】
 今日は一時から検査。同じ病棟階からは3人が検査を受けることになっていて、僕が最初ということである。昼食は抜き、検査前に麻酔のためのペンレスというシールを腕に貼り、セルシンを飲む。それと点滴。
 昨夜は11時半頃にレンドルミンを1/4錠飲む。すぐには効かなかった気がするが、飲んだらすぐに本を読めなくなった。iPodのタイマーを1時間にセットしておいたところ音楽が途切れたのがわかったので、その頃まで眠れなかったと思ったがこれは疑わしい。深夜勤の看護師さんが巡回されたかもしれないが気がつかなかった。
 今回iPodでFM放送を聞ける用意をしてきた。カヒミ・カリィが話していた。声が小さいことをどう克服したかという話を囁くような美しい声で話し笑う。
 一度3時過ぎに目が覚めたが、また寝たようだ。朝、看護師さんが部屋にこられた時も熟睡していた。手術を受けている夢。夢の中で、僕の身体と魂は(魂だけでないところが不思議だと夢の中でも思っていた)手術を受けている僕の身体を置き去りにして別のところにいた。カーテンを開けてもらうと空は晴れ渡っていた。外は冷え込んでいるのかもしれないが、病室は暖房が入っていて快適である。「岸見さん、大丈夫? こんなに痩せてしまって」といわれる。
 8時朝食。検査前の指示には朝食は控えめと書いてあるのだが、これ以上控えたら何に食べるのかと思うほど少ないのでしっかり食べた。朝、病院の体重計に乗ったら42キロ。機械によって違いはあると思うのだが驚いた。昨日は院内を少し歩いたくらいでいつものように動けてないのでどうかと思ったが、朝食を抜いたのが応えているのかもしれない。
 9時半院長回診。4月に救急車で運ばれICUに入って間もなく院長の回診があったことをよく覚えている。その後胸が苦しいというようなことはありますか」「いえ、ありません、大丈夫です」「検査は痛いですか?」「はい、やはり穿刺の時痛いです」「そうだなあ、私もしたことがあるから。でも後は痛くないでしょう?」「はい」検査時の痛みを共有できる人に会うと、「あなたにはわかるでしょう?」といってみたくなる。施術者にもわからないかもしれない。
 10時前、中西看護師来室。前回入院時と同様中西さんが担当看護師で、今日の担当であることがわかり安堵。今日の検査のことについて話す。点滴は11時からなのでもうすぐである。
 待つというのは不安だが、昨日飲んだレンドルミンがまだ残っているようで眠い。ナースコールがあった時僕は寝ていたのかもしれない、自分ではちゃんと答えたつもりだったのだがおかしかったようだ。寝られるくらいだから今日は落ち着いているように思うがこの後どうなるかわからない。 

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