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stardict

(2012-06-16 初稿 - 2012-06-17 追記)

はじめに

かなり以前に stardict を使っていたのですが、最近は英語とは縁のない仕事をしているため、利用していませんでした。
しかし、仕事でも趣味でも、これから英語を利用する機会は増えるでしょうし、英語ができた方が世界が広がることは間違いないでしょう。

そんな事を思いつつ、stardictをubuntu 12.04にインストールしてみました。

stardictの良い所は、ブラウザ以外でも辞書が引ける点です。
ブラウザ上では、google toolbar等があれば簡単に辞書が引けるので困ることはないのですが、保存してあるpdfやドキュメントを閲覧中にも、辞書が引けることは大変便利なことです。
また、ここでは解説しませんが、WindowsやMacでも利用できるようです。m(__)m

筆者の利用している環境を示します。
ubuntu 12.04
sterdict 3.0.1

インストール

インストールは、とても簡単で、以下のように行います。
sudo apt-get install stardict

一般的な使い方は、以下を参照してください。(手抜き 汗)

辞書の追加

以前は、以下のサイトに辞書があったのですが、今はなくなってしまいました。(T_T)
ネットで検索したところ、以下のところにありました。
筆者は、以下の3つをダウンロードしてインストールしてみました。
【ダウンロードしたファイル】
stardict-jmdict-en-ja-2.4.2.tar.bz2
stardict-jmdict-ja-en-2.4.2.tar.bz2
stardict-ediclsd4-2.4.2.tar.bz2

一番下の辞書は、ライフサイエンス辞書で生物学等を専門としない場合には、不要かと思います。

上記のファイルは、tar.bz2 で圧縮されており、gnome-terminal等で以下のように解凍後、インストールします。
tar jxvf stardict-jmdict-en-ja-2.4.2.tar.bz2
cd stardict-jmdict-en-ja-2.4.2
       *.idx *.ifo *.dict.dz というファイルが出てくる
sudo mv * /usr/share/stardict/dic

/usr/share/stardict/dic に辞書ファイルを移す場合は、そのPCを利用するすべてのユーザーが辞書を共有することができます。
一方、~/.stardict/dic に辞書に移動した場合は、自分だけが利用する辞書となります。

ネット辞書の追加

ネット辞書を追加しなくても、自動的にネット辞書を検索・表示してくれますが、ユーザ登録することにより、検索する辞書を選択することができるようになります。

登録方法は、以下のとおりです。
stardict を起動し、家のマークのアイコンから「preferences」を選択
Categories の中の「Net Dict」を選択
Account名、メールアドレスを入力

なお、レジストした後、ひとつも辞書を追加しないとエラーメッセージのダイアログが出てくるので、適当な辞書を追加します。

辞書の追加は以下の方法で行います。
家のマークのアイコンから「Manage Dict」を選択
「Network dictionaries」を選択して、適当な辞書を選択後、「追加」ボタンを押す

stardictのユーザーが増えれば、面白いネット辞書等もできてくるかも知れませんね…

自分で辞書を作る

さて、自分のオリジナルの辞書を作りたい方もいらっしゃるかと思います。
かく言う筆者も、専門がマイナーなために、自分で辞書を作らないと、少なくとも専門の論文を読む際には便利になりません。^^;

そこで、ここでは自分の辞書の作り方を紹介します。

まず、辞書を作るためのツールをインストールします。
sudo apt-get install stardict-tools

utf-8で編集できるエディタで以下のようなファイル(ここではmydic.txt)を作成します。
注意点は、見出し語と意味の間はタブで区切ること(ここでは<tab>と表示)と、意味が複数ある場合は「\」で区切ることです。

==== mydic.txt ここから
abaxial<tab>背軸の\裏側の
abiotic factor<tab>非生物的要因
abortion<tab>不稔((植))
abortive grain<tab>しいな
==== ここまで
ここでは、<tab>と表示していますが、実際にタブコードを入力するようにしてください。

ちなみに、vimを使われている方は、expandtabが設定されていると、tabがスペースに変換されて入力されてしまいますので、C-v TAB または C-v C-i でタブを入力してください。
set list コマンドでタブや改行を表示させると見やすくて良いでしょう。

テストで、いくつか単語を追加したら、以下のようにstardict-edhitor を起動し、コンパイルして辞書を作成してみます。
まず、gnome-terminal などで、editor を起動します。
stardict-editor &
tabfile になっていいることを確認して、compile ボタンを押す


ちょっと余談ですが、/usr/lib/stardict-tools/tabfile コマンドは、上記と同じことが1コマンドできます。
(単語の意味を区分する「\」でwarningがでますが…  ^^; )
gnome-terminal 等で、以下のコマンドを実行します。
/usr/lib/stardict-tools/tabfile mydic.txt
度々辞書ファイルに追加、修正を行う場合は、shell scriptを作成または、make 等を利用すると便利そうですね…

正常に辞書が作成されると以下の3つのファイルが作成されます。
mydic.idx
mydic.ifo
mydic.dict.dz

出来上がったファイルを、~/.stardict/dic 等へ移動させます。
cp mydic.idx mydic.ifo mydic.dict.dz ~/.stardict/dic/

stardictを再起動し、mydicが認識されていれば成功です。

Dropbox と シンボリックリンクを使って、同期と更新を楽に (2012-06-17追記)

辞書のファイルを更新して、コンパイルしてコピーという作業を毎回行うのは面倒ですよね…
そこで、筆者はDropboxとシンボリックリンクを併用して、この更新作業を簡単にできるように変更しました。

作業は、まずDropbox内に適当なフォルダ(例 stardict)を作成し、そこに辞書のテキストファイルをおきます。
mkdir ~/Dropbox/stardict
mv mydic.* ~/Dropbox/stardict/
(まだ、自作の辞書を作成していない場合は、前節を参照して新たに作成してください)

既存の自作辞書があり、修正等がある場合は、適当なエディタで修正します。
vim ~/Dropbox/stardict/mydic.txt  (追加・修正)

stardict-editor または tabfile でコンパイルします。
stardict-editor &  (compile)
または
/usr/lib/stardict-tools/tabfile mydic.txt

gnome-terminal等でシンボリックリンクを ~/stardict/dic に貼ります。
この作業は、それぞれPCで初回のみ必要となります。
cd ~/.stardict/dic
ln -s ~/Dropbox/stardict/mydic.idx .
ln -s ~/Dropbox/stardict/mydic.ifo .
ln -s ~/Dropbox/stardict/mydic.dict.gz .

以上で作業は終了です。
stardict を再起動後、「Manage Dict」で、mydict が認識されていれば成功です。
作成した辞書を複数のPCで共有する場合は、それぞれのPCでシンボリックリンクを貼れば、いつも最新の自作辞書を利用することができるようになります。(^^)

おわりに

いつでもどこでも、参照できる便利なstardictですが、あまりに便利すぎて逆に単語を覚えることを忘れそうで怖いです。(笑)
もっと普及すれば、「初音ミク辞書」や「ドラえもん辞書」等がたくさんできてくるような気がします。
みなさんも、気に入ったら自分のオリジナル辞書を作成してみてください。

また、何か気がついたら記述します。

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