スノーボードのカービング上達方法やコツをまとめてみました。
意識するポイントは3つだけ。このページに書いたことを意識しながら滑れば、滑走日数10日間程度でカービングの感覚がつかめるはずです。
カービングターンは、ターンの始まりに体の重心をどこに置くかで決まります。ここ超重要です。
フロントサイドターンの場合、ターンの始まりは、左足のつま先に重心を置きます。目指す重心の位置は、エッジの外側。
ただ、これ、最初はめちゃめちゃ怖いです。徐々にトライしてみてください。(これをやって転んでも、逆エッジにならないのでダメージはありません。)
ターン中盤~後半にかけては、重心は後ろ側にずれていきます。ここはそういうものだと思っていればOKです。ターン前半に比べるとそれほど重要ではありません。
バックサイドターンの場合も、重心位置の考え方は同じです。
ターン後半では、重力と遠心力が加わり、体に一番力がかかるポイントになります。姿勢を意識すると、この力を利用して、自然にエッジを立たせる(板を立たせる)ことができ、ターンが安定します。
姿勢で重要なことは、フロントサイドターンとバックサイドターンで姿勢が全く違うこと。意識しないで滑っていたら、絶対にうまくなりません。
フロントサイドターンでは、ヒザを曲げて背筋を伸ばす姿勢をとります。(コツとしては、バスケットボールのディフェンスの姿勢をイメージ)こうすることで、力が掛かった時に、ヒザが曲がり、エッジが立つ方向に力が働きます。
バックサイドターンでは、腰 (股関節) を曲げてヒザを伸ばす姿勢をとります。(コツとしては、ターン中に右手でボードを掴みに行くイメージ)
こうすることで、力が掛かった時に、腰 (股関節) が曲がり、エッジが立つ方向に力が働きます。
バックサイドターンのターン後半で板がズズズとずれてしまう人は、この姿勢が取れていない場合が多いです。フロントサイドターンと同じ姿勢で滑ろうとして、膝を曲げてしまうことが原因です。(フロントサイドターンのところで説明しましたが、膝が曲げると、つま先側に力がかかり、バックサイドターンでは逆にエッジが寝る方向に力が働いてしまいます)
ターンを始める際に板(エッジ)は進行方向と平行にしてください。進行方向に対して平行でない場合、スライドターンになってしまいます。
練習する際のコツは、スライドターンのずれを減らすことを意識してターンを繰り返し、徐々に平行に近づけてください。
実際の練習では、以下の順番でポイントを意識しながらターンしてみてください。徐々に上達するのがわかると思います。
ターン初め:
ターンに入った後:
カービングターンをしやすい板やビンディング、ブーツなどのギア類の説明などはしませんでした。最初はギアにこだわるより、ここで説明している体の重心などによる影響が大きいのです。練習する場所は、広く緩やかな斜面がオススメです。一般的に”初心者コース”と呼ばれるところが練習しやすいですね。関東に住んでいる人は、新潟の岩原スキー場がオススメです。(アクセスがよく、適度な傾斜、横に広く練習しやすいため。メインバーンやグランドバーンを回すのが効率いいです。)
色々と試しながらたくさん転んで、練習してみてください。