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近年行われたトランスクリプトーム解析によりタンパク質をコードしないノンコーティングRNAが多数同定され、そのうち長さが200塩基以上のものは便宜的に「長鎖ノンコーディングRNA」と呼ばれています。高等真核生物において、ゲノムから転写される転写産物レパートリーのうち、少なく見積もったとしても3分の1は長鎖ノンコーディングRNAが占めており、それらはタンパク質をコードするmRNAと比較すると、より細胞タイプ特異的、特定の発生時期特異的に発現していることが知られています。興味深いことに、長鎖ノンコーディングRNAの多くはクロマチン制御因子と複合体を形成し、エピジェネティックな遺伝子発現制御に関わっていると言われています。また、核内に大量に蓄積して「核内構造体」を形成するような一群の長鎖ノンコーディングRNAも知られています。我々は長鎖ノンコーディングRNAの中でも特に、特定の核内構造体を形成するNeat1やMalat1、Gomafuをはじめとした分子群に注目し、その機能解析を個体レベル、細胞レベルで進めています。また、pre-mRNAスプライシングを制御する新規低分子化合物のスクリーニングを通した創薬研究も進めています。