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絵本大好き!


「絵本大好き!」では、心に残る優れた絵本、ぜひ子どもに読み聞かせしてほしい絵本、ちょっと特色のある絵本など、良質な絵本を月に1回紹介していきます。幼児教育・保育現場におられる方々をはじめ、子育て中の方々、そして絵本に興味をお持ちの方々に、絵本の世界が少し広がるお手伝いができればと思っています。


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絵本紹介のサマリー

  • 018 歯いしゃのチュー先生 ウィリアム・スタイグ 文絵うつみ まお 訳評論社1991年 第1刷発行今月4日はムシ歯予防デーですので、歯医者さんのお話を紹介します。原題はDOCTOR DESOTO、SOTOはスペイン語で雑木林の意味で、「林歯科医院」のような意味でしょうか。日本語訳では親しみやすく「チュー先生」としてあります。ネズミのチュー先生夫妻が歯科医院を開業していました。身体が小さいことを利用して、いろんな動物たちの歯を丁寧に治療するので人気がありました。ただし、看板には「猫や危険な動物は扱いません」と書いてありました。ところが ...
    投稿: 2018/06/14 13:44、futoshi tomiyama
  • 017 ちょっとだけまいご 作 クリス・ホートン訳 木坂 涼2012年10月15日 第1刷発行BL出版ちょっと変わった色合いのシンプルな表紙に目がとまり、手にとってみたら、斬新な色使いと森の中の小さなコミュニティが素敵だなと思って迷わず購入した本。高い木の上で眠っているフクロウの親子。その子が木から落ちてしまう場面はページが半分切れていて、めくると本当に木から落ちたように見えるしかけ。親子が集まるサークルで読んだら、その豪快な落ちかたに、「落ちた!」と2歳のゆうくんは思わず立ち上がった。絵本では、それを見ていたリスが「ありゃりゃ、おまえさん だいじょうぶかい?」と声をかけるので、その表現にホッとする空気が流れる。アイルランドの本なので ...
    投稿: 2018/05/24 15:03、futoshi tomiyama
  • 016 おめんです 作/いしかわこうじ偕成社2013年6月 初版1刷発行三つ子のきょうだいのひとり、こっちゃんが大好きだったしかけ絵本。単純なしかけなのだけれど、顔から顔に変化するのがおもしろい。本当におめんを外せるような切り込みになっているので、1歳のこっちゃんでも自分でページをめくることができる。こっちゃんは事務室にある絵本のコーナーにトコトコと歩いてきてはこの本を読んで欲しいとアピール。本を手にすると、床に置いて、自分でページをめくりはじめるのだけれど、ちょっとめくって満足すると、今度は読んで欲しくてわたしのひざに持ってきて、最後のページで「さあ、どのおめんをかぶりたい?」と聞くと、ひとつずつのお面を指さしていた ...
    投稿: 2018/05/06 2:38、futoshi tomiyama
  • 015 ダレ・ダレ・ダレダ 文/越野民雄絵/高畠 純講談社2011年1月17日 第1刷発行オレ・ダレにつづくダレ・ダレ・ダレダ。しまうまのおおきなおしりの表紙。うまのおしりはかっこいいと思う私には、魅力的な表紙。何と言ってもこの本はきれい。手にとってページをめくるとわかる。1年生のさっちゃんがペンギンのページを、手のひらで優しくなでていたので、私も隣から、真似してページを優しく撫でてみた。そうしたらさっちゃんがちょっとびっくりして私の顔を見るので、「いいね」というと、さっちゃんはにっこり笑った。私は“よしよし”と思う。だって、触ってみたくなるほどきれいだから ...
    投稿: 2018/04/28 0:37、futoshi tomiyama
  • 014 また おこられてん 作 小西貴士絵 石川えりこ童心社2016年9月1日 第1刷発行この絵本は子どもの気持ちが痛いほど伝わってきて切ないくらい。児童書と違い、子どもの気持ちがしっかり描かれている絵本ってありそうでない気がする。後半になったら、今度はお母さんの思いが伝わり、涙がこぼれてしまった。関西弁で「なあ とうちゃん ばくな また かあちゃんに おこられてん」ではじまる。「かたづけや~!」「また こんなのこして~」「まだやんのかいなあ~」とかあちゃんに怒られた言葉に、どうしてそうなったのかをお風呂でとうちゃんに語っていく。とくに「また うそついて ...
    投稿: 2018/04/17 19:58、futoshi tomiyama
  • 013 ビュンビュン きしゃをぬく アーナ・ボンタン & ジャック・コンロイ 文バージニア・リー・バートン 絵ふしみ みさを 訳岩波書店2004年 9月22日今年の干支にちなむ絵本。疾走する蒸気機関車を悠々と追い抜いていく韋駄天犬ビュンビュン(原文ではSOONER)のお話。機関車火夫(石炭をくべる乗員)ゴウゴウ(原文ではBOOMER)は、飼い犬を同乗させることを許さない駅長さんと賭けをします。蒸気機関車とこの犬と、どちらが早く駅に着けるか。もし犬が勝ったりすれば、鉄道の評判はがた落ちですが・・・・さて ...
    投稿: 2018/01/06 5:52、futoshi tomiyama
  • 012 アリになった数学者 森田真生・文  脇坂克二・絵福音館書店 月刊たくさんのふしぎ2017年9月1日文を書いたのは32歳の数学者。「小さい頃から数が好きで、怪我をしても、たし算の問題を出されるとすぐ泣きやんだ。(巻末ふしぎ新聞)」のだそうです。 私=アリと仮定して、自分が取り組んでいる数学あるいは数そのものを客観的に問い直すという、いかにも数学者らしいけれど数学者には珍しい論理立てから出来上がった絵本。アリには個数があるのか、序数はあるのか、そこから疑問は始まる。そして、アリには別の数学世界があるのではないか、他の色々な生物にも人間には想像できない数学を持っているのではないか、と膨らんでゆく。最後の方で「ぼくは、小さなアリになってはじめて ...
    投稿: 2017/09/16 4:52、futoshi tomiyama
  • 011 はじめてのオーケストラ 原作 佐渡 裕絵 はたこうしろう小学館 2016年11月1日 初版第1刷発行子どもたちは一年生になったら、単に“小学校へいく”というだけでなく一年生になる不安や喜びやひとりひとり違ういろいろな思いを抱えている。そして、育っている家庭もみんな違う。 この、はじめてのオーケストラはパパから一年生になったら「とっておきの コンサートに招待する」と言われ、ずっと楽しみにしていたみーちゃんがはじめてオーケストラのコンサートに行くお話。しかも、そのオーケストラの指揮者がパパ!この本をはじめて手にして、読み終わって本を閉じたときに第9のコンサートに行ったことない!とちょっと心がそわそわする、そんな自分がいた。オーケストラって素敵なものなんだよなあと行ってみたいあなと改めてみーちゃんの思いを通して感じることができた ...
    投稿: 2017/03/07 8:13、futoshi tomiyama
  • 010 めっきらもっきら どおん どん 長谷川摂子 作 降矢奈々 絵 福音館書店 1985年8月1日「こどものとも」発行 子どものとも傑作集 1990年3月15日 第1刷 わたしはこの絵本を繰り返し、繰り返し子どもたちに読んできた。 遊ぶ友だちが誰もいないと、かんたはめちゃくちゃなうたをうたう。すると、ふしぎな世界へ。そこで“おたからまんちん”“もんもんびゃっこ”“しっかっかもっかか”というばけものと遊ぶことになる。最後はちゃんともといた場所へもどってくる。まさに行きて帰りし物語。 この絵本は子どもたちをお話の中に簡単に招き入れる不思議な力がある。 年中の担任をしていたとき、読み終わるとホッとしたように、ふっと息をはきながら「あーおもしろかった」と言ったゆかちゃんの表情が忘れられない ...
    投稿: 2017/01/16 18:23、futoshi tomiyama
  • 009 よじはん よじはん ユン ソクチュン文 イ ヨンギュン絵 かみやにじ訳 福音館書店 2007年5月初版 お隣の国、韓国の絵本。ユン ソクチュン(尹石重)がこの詩を書いたのはまだ韓国が日本の植民地だった時代(1940年)です。その60年以上を経てイ ヨンギュン(李昤庚)が2004年に絵を描き、絵本になりました。 普通の家には時計がまだ無かった時代です。ある女の子は、お母さんから隣のお店へ行って、時刻をきいてくるように頼まれました。しかし帰りに、興味を引かれる物に出遭い、次々と寄り道を重ね、家に着いたときは何時間も経っていた、というお話です。柔らかいタッチの水彩画が ...
    投稿: 2016/09/27 17:49、深田昭三
  • 008 ベンジーとおうむのティリー マーガレット・ブロイ・グレアム作 わたなべてつた訳 アリス館2006年5月配本 ベンジーという犬のいる家族の元に、ティリーという名前のおうむを連れたサラおばさんがやって来ました。ティリーは、犬が吠えるのを真似ることが大変上手に出来ました。それで、家族がみんなおうむばかりにちやほやするので、ベンジーはやきもちを焼き、家族の隙を見て鳥籠を咥えて裏庭に出て、ティリーを外に逃がします。おうむがいなくなったことにみんなが気づき、大騒ぎになります。5月に親子バス遠足で、神戸どうぶつ王国へ行きました。そこの鳥アトラクションで、おうむ(オオバタン)のおーちゃんが一所懸命に飛ぶ様子がとても印象に残っていて、この絵本のティリーと重なってきます ...
    投稿: 2016/09/27 17:49、深田昭三
  • 007 クリスティーナとおおきなはこ パトリシア・リー・ゴーチ作 ドリス・バーン絵 おびかゆうこ訳 偕成社 2014年7月発行   クリスティーナはいろいろなものを集めるのが大好きな女の子。 でも、クリスティーナがなにより好きなのは、はこ。 はこがおおきければおおきいほど、クリスティーナはわくわくする。   そんなクリスティーナの家に ある日 おおきな冷蔵庫が届く。 「まあ なんて おおきいのかしら!」というお母さんと 「わー、こんな おおきな はこ、みたことない!」というクリスティーナが同じポーズで描かれている、このページはわたしのお気に入り。   クリスティーナは最初、そのはこをお城にして ...
    投稿: 2016/09/27 19:23、深田昭三
  • 006 ゆきおこし―ふゆをしらせるくも 瀬田貞二ぶん 津田櫓冬え 福音館書店 1977年12月刊行〈かがくのとも〉 1982年2月〈かがくのとも傑作集〉 私が尊敬する人の筆頭にあげられるのは児童文学者の瀬田貞二です。『三びきのやぎのがらがらどん』や『指輪物語』の翻訳などで知られています。私がどれほど瀬田貞二を好きかというとは「セタテイジ、セタテイジ、セタテイジ」と名前を3回称えるだけで、顔の筋肉がほころんでくるということで説明しておきます。  では、季節に合わせて「ゆきおこし-ふゆをしらせるくも」という絵本を紹介します。京都府の北部には、日本海につきだした丹後半島があります。半島の東には有名な天橋立、西にこの絵本の舞台となった久美浜湾小天橋があります ...
    投稿: 2016/09/27 19:23、深田昭三
  • 005 おいしいおと 三宮麻由子 ぶん ふくしまあきえ え 福音館書店 ちいさなかがくのとも 2002年6月号 / 2008年12月単行本 「いだだきまーす はるまきたべよう  カコッ ホッ カル カル カル カルカル ああおいしい」 でこの本は始まる。 初めてこの本を見たとき、さすがにこの食べたときの音には違和感があった。 ほうれんそうは「ズック ズック ズック ズック ズック ズックズ」 ごはんは「ポポッ モワーン ...
    投稿: 2016/09/27 19:23、深田昭三
  • 004 最初の質問 詩 長田弘 絵 いせひでこ 講談社 2013年7月 この絵本は中学3年生の国語の教科書(学校図書)にも掲載されている 長田弘さんの詩にいせひでこさんが絵を描いて絵本にしたもの。   「今日、あなたは空をみあげましたか。」 ではじまり、たくさんの質問が並んでいる。 そこに流れる空気がそのまま伝わってくるようないせさんの絵をみながら、 ゆっくりと質問の答えを考える。   子育て中のお母さんたちに、絵本の話を頼まれたときにこの本を読むと 「子育ての忙しさで忘れていたものが自分の中に戻ってくる感じがした」と 途中から涙ぐむお母さんがいた。   わたしは初めてこの本を手にしたとき 「世界という言葉で思いえがく風景はどんな風景ですか」 「人生の材料は何だと思いますか ...
    投稿: 2016/09/27 19:23、深田昭三
  • 003 はっぱのおうち 征矢清さく 林明子え 福音館書店 1989年5月25日 第一刷 さちという名の女の子が草木の茂った庭で遊んでいると、雨が降り出したのて木の下に入ると、すでにそこにはカマキリがいました。さらにモンシロチョウやコガネムシ、テントウムシやパンくずを運搬中のアリもそこに入ってきました。やがて雨が止んで、さちはお母さんの待つ家に帰って行くお話です。 マリー・ホール・エッツにも、野生の動物と女児の静的緊張を描いた「わたしとあそんで」という作品があります。    興味深いのは、文章では触れていない小動物や玩具が目立たないように描かれていることです。さちがしゃがんでいる背後には、玩具の箒とちり取り、急須が見えます。表紙ですでにさちが使っている姿が描かれています ...
    投稿: 2016/09/27 19:22、深田昭三
  • 002 万次郎さんとすいか ぶん・本田いづみ え・北村人福音館書店 こどものとも年中向き2015年8月1日第一刷 「おだんごぱん」と同じ、食べ物が転がってそれを誰かが追いかけるストーリー。身近で大好きな果物が転がり、さらに川を下っていくということが、子ども達にはまず魅力的であろう。  万次郎が手塩に掛けて育てたスイカが実った。「ジリジリあついなつのひ」スイカを持ち上げようとしたが、大きすぎて持ち上げられない。「はあ、こまったのう、せっかくみんなにごちそうしようとおもったのにのう・・・・」と、万次郎の考えは、みんなで食べる事が前提であることが最初から提示される。 そこから、ファンタジーが始まる。万次郎の心に呼応するように、スイカが自分で跳ね上がって畑の道を転がり始める ...
    投稿: 2016/09/27 19:22、深田昭三
  • 001 雨、あめ ピーター・スピアー著評論社1984年6月5日初版刊行 / 2006年5月30日19刷刊行この本は字のない絵本。字がないので読み聞かせには向かないけれど、子どもたちと描かれているストーリ-を一緒に楽しむことができる。雨の日に、この本を手にして椅子にすわる。あるいは、絨毯に腰をおろして、静かに絵本のページをめくる。そうすると、子どもたちが自然に集まってくる。・・・そんな風に読むのにぴったり。 きょうだいが庭で遊んでいると、突然雨が降ってくる。 私の隣に座って聴いていた年中のさとくんは、「あー、せんたくものがぬれちゃうよ」とびっくりして教えてくれる。 でも、絵本の中のこの子たちのお母さんは、あわてて洗濯物をとりこんだりしない ...
    投稿: 2016/09/27 17:47、深田昭三
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