【お取り扱いラベル】
五泉は古くからの絹織物の産地です。
私どもでは五泉産地で作られた高級絹織物をお取り扱いさせていただいております。
このホームぺージでは五泉産地高級絹織物・法衣白生地各種・製品の規格情報を掲載しています。
主な製品には、羽二重・塩瀬・精華・チェニー・駒絽・平絽・駒紗・官紗・広巾製品などがあります。
【冬物製品】
・羽二重
・駒羽二重
・塩瀬
・駒塩瀬
・チェニー
・精華
・冬物・その他
【夏物製品】
・駒絽
・平絽
・その他・絽
・その他・絽(帯地)
・(先練)駒紗
【生機製品】
・官紗
創業 : 明治35年(1902年)
絹織物買継商
阿部商店
〒959-1822
新潟県五泉市緑町8番32号
tel/fax 0250(43)三〇一六
サイト管理/販売 阿部商店・HP部
担当者 阿部幸弘
営業時間 AM9:00-PM5:00
(土日祝日休み)
Silk Fabrics of Gosen
Broker
Abe Syouten
8-32Midori-cho
Gosen-shi
Niigata 959-1822
Japan
Q:長さ(丈)
例1)羽二重6丈で記載されている場合、長さは6丈6尺より長尺で織られています。
例2)駒羽二重4丈で記載されている場合、長さは4丈4尺より長尺で織られています。
例3)6丈6尺で記載されている場合、長さは長尺で織られています。
製品は長尺で織られています。
尺は鯨尺を使っています。 (1尺 = 約37.9cm)
1寸 = 3.79cm
1尺 = 37.9cm
1丈 = 379cm (3m79cm)
例4)6丈 × 3m79cm = 22m74cm また
6丈6尺 × 3m79cm = 25m ですが、
一般に業界では 「6丈 × 4m = 24m」 で表示します。
Q:量目
・製品はg(グラム)表示になっています。
・匁の表示については、昔からの、おおよその表示になっています。
例1)375g = 100匁
例2)g → 匁 の計算方法 750g × 2667 = 200匁
例3)匁 → g の計算方法 200匁 × 375 = 750g
Q:量目という単位について
羽二重の3丈で200匁というのは6丈の400匁に該当するものですか?
重さと解釈してよいのでしょうか?
(一定の面積の重さであり生地の質を表している数字とおもっていましたが)
【量目・重さ】
・3丈で200匁は6丈で400匁の事で間違いありません。
・3丈物は6丈物の半分です。
・五泉では製品の種類によりますが、羽二重は6丈物に織ります。
それを用途に応じてカットします。
・3丈で200匁 ・ 6丈で400匁は、その生地全体の重さを表しています。
【一定の面積の重さと質】
・一定の面積の重さと質については、よく「胴裏」の製品を表す時に使います。
・よく「胴裏」で14付(つき)・16付と表示してあると思います。
・これは、生地の巾が1寸巾で、長さが6丈6尺の生地の量目を表しています。
例)1寸巾で、6丈6尺の生地の重さが、14匁は14付 ・ 16匁は16付となります。
Q:男物石持の紋の位置を教えて下さい?
A:
・紋付のお誂えではなく、石持製品の紋(墨打ち)の位置は
・背紋 → 肩山から2寸3分下がった、耳から約3分内側の点を紋頭。
・胸紋 → 肩山から4寸5分下がった、生地の中央の点を紋頭。
(抱紋)
・袖紋 → 袖山から2寸2分下がった、生地の中央の点を紋頭。
・羽織の場合 → 胸紋の位置が異なり、背紋から6寸5分から7寸5分の位置に片寄。
・紋の大きさ → 女紋は直径5分5厘、男紋は直径1寸位が標準。
・製品によりますが、上記が現在の標準になってます。
・気を付ける事として、仕立てには規定以外の知識と経験が必要になります。
Q:男物石持・両用とは、男の紋付、着物や羽織にできますか?
A:
・はい、男物石持・両用とは、男物の紋付の「着物」または「羽織」になります。
【注:製品の長さが3丈物の為「着物」の場合、裾回し(八掛)分がありません。】
Q:精練には、何日くらい掛かりますか?
A:
・精練の作業工程は、
1日目―集荷 2日目―生地立・油抜き 3日目―精練 4日目―仕上練・仮巻・乾燥
5日目―整理 6日目―仕上・検反・量目 7日目―払出
になっています。
(土・日曜日の休みは、作業工程日数に含まれません。)
Q:比翼用羽二重は、どの規格の羽二重ですか?
A:
・比翼用羽二重は、一般に「羽二重 6丈 並巾 200匁(750g)」を使用します。
・また、ご希望により「黄変防止加工」(P加工)をした商品もございます。
Q:羽二重の製品一覧の4丈・6丈の違いは何でしょうか?
A:
・(駒)羽二重4丈は着物と八掛が取れます。
・女物の紋付などを染める時に八掛も一緒に同じ色に染めて使います。
・(駒)羽二重の6丈ですが、重さによってその用途が違ってきます。
・6丈で大体340匁以上の場合、着物ですと、
男物の紋付と羽織のアンサンブルになります。
・また3丈にカットして、男・女物の着物・羽織になります。
Q:駒羽二重というのはどのようなものでしょうか?
A:
・駒羽二重とは、タテ糸に駒撚り(こまより)と言う回転を掛けた糸を使っています。
・(平)羽二重のタテ糸は糸をそのまま引いたものです。
・駒羽二重と羽二重の製品の違いは、駒羽二重の方うが見た目に若干光沢がありません。
光沢が無い分、染めの粗が解り難くくなります。
・生地自体の見た目、触った感じは、あまり解らないと思います。
Q:羽二重を染めたいのですが、染色は難しいと聞きましたが?
A:
・羽二重は使用・加工用途によりますが、
黒に染める場合、染めの上手い・下手が出ます。
・色物に染める場合、特に染めの上手い・下手が出ますので、羽二重はおすすめできません。
色物に染める場合は、駒羽二重を使う事をおすすめします。
・生地に柄を付ける場合は、羽二重・駒羽二重は適しておりません。
しかし、舞台衣装などでは、舞台上の見栄えを優先して、承知で染めます。
・現在は織物の技術向上により上記の様な心配も少なくなりました。
Q:羽二重で羽織を作りたいのですが、どの匁がふさわしいのでしょうか?
A:
・羽二重で羽織をつくるには、長さ3丈(3丈3尺)で量目は180匁(680g)か
200匁(750g)になります。
注)
・羽織は女性物で長さ約2丈6尺で、男性物で約3丈で普通出来ます。
そのため、生地に少しロスが出ます。(五泉では羽織専用の長さで織った羽二重がございません。)
・量目ですが、普通180匁をつかいます。もっと良い物となると200匁を使います。
一般的に量目が重くなるにつれて「良い物」と言う事になります。