UNITEC-1 ~Overview~

UNITEC-1 「 しんえん 」

UNITEC-1の開発は、衛星本体、ミッション機器、受信局に関して、多くの大学、企業、団体が参加し、作業を進めるプロジェクトです。

 UNITEC-1とは

 
UNITEC-1(UNISEC Technological Experiment Carrier-1)は、 Planet-C 「あかつき」の打上げ計画の相乗り衛星として、JAXAのIKAROS、3機の大学衛星とともに、H-2Aロケットで打ち上げられた深宇宙探査体です。
 UNITEC-1は、相乗り枠の中で、あかつきや、IKAROSと共に、金星に向けて投入されます。 民間で開発された宇宙機として、地球軌道を離れるこのは世界で初めてとなります。
 UNITEC-1は制約により、推進装置がありません。そのため、軌道投入後は、人工惑星となり、金星ホーマン軌道を周回します。

 探査体概要/probe spec 
 内部の様子internal overview
 構成
 
 UNITEC-1の構成は、一般的な衛星と似ており、衛星を司るコンピューター(MOBC)、太陽電池、衛星全体の電源管理を担うPCU、ミッション機器から構成されています。 


 ミッション機器

 UNITEC-1には、カメラ(MCAM)が一台、6台のUOBC、放射線カウンタ(SPM)が搭載されています。

 
無線機

 5.8GHz帯の送信機が搭載されており、本体側面に取り付けられた2基のパッチアンテナによって、地球との通信を行います。
 
 電波受信自体が、UNITEC-1の大きなミッションでもあり、アマチュア無線団体のご協力を得て、地上局の整備がすすめられています。 
 地球を離れた、惑星間宇宙でのアマチュア無線通信は世界初の試みとなります。 


 UOBC生き残りコンペ
 
 UNITEC-1のUOBC生き残りコンペでは、打ち上げ後、UOBCを順番に起動させながら、最後まで生き残るUOBCはどれか? を競います。

 宇宙空間は、宇宙放射線や温度変化など、生物だけではなく、電子機器にとっても過酷な環境です。
 学生の制作したUOBCの生き残り試験は、同時に衛星開発の低価格化に欠かせない民生部品の動作試験もできることになります。
 また惑星間宇宙という小型衛星には未知の領域での動作実績の蓄積も目的としています。
 
UOBCコンペ概念図 
 試験内容

 UOBCは MOBCと呼ばれるUNITEC-1のメインコンピュータに接続されています。(概念図) 
 それぞれのUOBCは順次MOBCの指令で起動され、生存を伝えるテレメトリ、データ授受とCRCチェックを行います。 これらがうまく動作しているか、エラーはないかが点数化されて、各UOBCの独自ミッションデータとともに地球へ送信されます。 
 UOBCは、UNITEC-1のカメラが捉えた画像や、放射線カウンタのデータを受け取ります。 
 大学ごとに、活用する情報は自由に選べます。 画像から星を検出し、姿勢推定を行ったり、放射線カウンタのデータを利用したりすることができます。 

 
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