第64回長崎原爆忌平和祈念俳句大会ご案内

松尾あつゆき著”原爆句抄”より

すべなし 地に置けば子にむらがる蠅

かぜ、子らに火をつけてたばこ1本

朝霧 きょうだいよりそうたなりの骨で

まくらもと子を骨にしてあわれちちがはる

炎天、妻に火をつけて水のむ

なにもかもなくした手に四まいの爆死證明

涙かくさなくてよい暗さにして泣く

長崎原爆資料館資料より

ご挨拶

本大会は昭和二十九年に発足し、被爆地長崎で俳句を介して平和を希求する大会として灯火を掲げて以来、今年で六十四回を迎えます。この間、全国の俳句人の熱情に支えられ、多くの平和への思いが寄せられました。

本年も、下記の要領で、一般部門およびジュニア部門の俳句作品を募集いたします。必ずしも原爆忌にこだわらず、自由に、広く、「人間のうた」をお寄せくださいますとともに、当日、大会にもご参席いただきますようお願い申し上げます。


平成二十九年三月

大会会長 横山哲夫

事務局長 中村昭夫



日時

平成29年8月5日(土曜日)

午後1時開会、午後4時半閉会(予定)

大会会場

長崎原爆資料館(右欄に地図)、平和学習室

長崎市平野町7番8号(電話 095-844-1231)

会次第

1、挨拶

大会会長 横山哲夫

2、講演

演題 「祖父・松尾あつゆきが見た空」

演者 平田 周

3、当日俳句会(出席者一句投句)

4、入賞作品合評

5、表彰

大会終了後懇親会の予定。

投句締切

平成29年6月12日(月曜日)必着

投句方法

ページ右上の投句用紙をクリックすると規定の投句用紙が表示されます。これをプリントアウトしてお使いください。なお投句用紙は一般の原稿用紙などを使用されてもかまいません。下記投句料を添えてお送りください。

投句先

852-8056 長崎県長崎市大宮町8-24 コーポ大宮101

中村 昭夫

投句要領

二句一組(未発表作品、何組でも可)

投句料

一般部門は、一組につき千円。

ジュニア部門(中学生、高校生)は無料。

郵送、あるいは右記口座にお振り込みください。

大会選者

安西 篤 金子兜太 岸本マチ子

敷地あきら 高岡 修 高野ムツオ

田中 陽 寺井谷子 中村重義

西山常好 野田遊三 深野敦子

福富健男 福本弘明 藤野律子

松本勇二 吉田透思朗 他全実行委員

主催 長崎原爆忌俳句大会実行委員会

共催 長崎新聞社

後援 長崎県 長崎県議会 長崎県教育委員会

長崎市 長崎市議会 長崎市教育委員会

現代俳句協会 新俳句人連盟 口語俳句協会

九州俳句作家協会 西九州現代俳句協会

長崎県文芸協会 長崎証言の会

長崎平和推進協会 長崎如己の会

長崎被爆者手帳友の会

投句料振り込み用口座

九州労働金庫(金融機関コード 2990)

長崎県庁支店 店番号 859

口座名 ナガサキゲンバクキヘイワキネンハイクタイカイ

普通預金口座 5665633

講師紹介

平田 周(ひらた しゅう)

1958年長崎市生まれ。俳人松尾あつゆき(敦之)の長女みち子の長男。

1981年に長崎大学経済学部卒業後、東洋航空事業(現、朝日航洋)株式会社入社。

1991年帰郷し、長崎県西彼杵郡長与町で小、中学生向けの学習塾を経営する傍ら、祖父や母の被爆体験の継承に力を注いでいる。編著に「松尾あつゆき日記」(長崎新聞社)、復刊「原爆句抄 魂からしみ出るなみだ」(書肆侃侃房)がある。