2019-03-09 ツチフキ系統地理論文が出版

2019/03/08 19:00 に Katsutoshi Watanabe が投稿   [ 2019/03/16 3:01 に更新しました ]
ツチフキの系統地理論文が出版されました。

Jang-Liaw et al. (2019) Phylogeography of the Chinese false gudgeon, Abbottina rivularis, in East Asia, with special reference to the origin and artificial disturbance of Japanese populations. Ichthyol. Res.
https://doi.org/10.1007/s10228-019-00686-w

東アジアの広域分布種であるツチフキAbbottina rivularisは、東アジアに大きく4系統(NCL, JL, SCL1, SCL2)が存在し、日本にはそのうち2つ(JL, SCL1)が分布している。
しかし、関東や九州に現れる一方の系統(SCL1)は人為的導入に起源する可能性が高い。
日本固有の系統(JL)は数百万年の歴史をもち、濃尾、近畿、山陽、九州に分布。九州の系統(JL2)と本州の系統(JL1)も結構深く分岐(2百万年前後)。
濃尾のツチフキは、今回調べた範囲では近畿から人為導入された可能性が高い。
九州の在来系統(JL2)は思いの外少ない。
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