REPORT&PUBLICATION‎ > ‎お知らせ‎ > ‎

室内の床を除染する

2012/05/04 0:21 に 小林哲也 が投稿   [ 2012/05/04 0:26 に更新しました ]

昨年来、放射能除去フィルター等でお世話になっていた愛知のメーカー「くればぁ」さんより新商品が出来たということでサンプルを頂きました。

新商品は室内床の除染を行うための放射能吸着シートでクイックルワイパーのように使います。

以前も報告しましたが、室内の放射線量は去年からほとんど変わっていません。
その理由の一つに考えられるのが外から持ち込まれる埃です。
地表に落ちたセシウムは、その後雨に流されて側溝に溜まる、地中に浸透していく、地表が乾燥して再び舞い上がるなどが考えられますが、半減期が30年ということで総量はそう減るものではありません。
幾ら人間が除染作業をしたところで、すぐに線量が元に戻ってしまうというのもこのせいです。

むしろ国策として行われている全国の地方公共団体での瓦礫処理で全国に放射能が撒き散らされている始末。

結局の所、日本人はすべからく今後何十年にわたって放射能と付き合わざるを得ないということなのでしょう。

しかしながら、せめて自分の家の中ぐらいは安全な環境にしたいところ。
乳幼児などをお持ちのお母さんにしてみたら、外から運ばれてくる放射能の埃が堆積する床などはもっとも気になるところでしょう。
実際、我が家もまもなく第2子が誕生する予定ですから、このGWに大掃除をしなければと考えていた所でした。
そんな時にタイムリーな商品開発。
さっそく試してみることにします。

送られてきたシートはA4サイズ。

これを花王のクイックルワイパーに取り付けます。


A4のままでは大きすぎるので半分に切り取ると...

うーん、ちょっと小さくてクイックルワイパーのキャッチャーに届かない。
しょうがないのでセロテープで留めてと。

たぶん、商品化された時には寸法もぴったしに成っていることでしょう(笑)。

このシート自体はそんなに埃を取るようなものではなく、イオン交換の仕組みでゼオライトに吸着除去させるとのこと。
ですから、いきなり床掃除を始めても効果は薄いでしょう。
まずは普通にお掃除してください。

その後、仕上げのつもりでこのシートを使いましょう。


より効果を上げるには、シートを湿らせた方が良いとのアドバイスを頂き、このように霧吹きで全体を湿らせて使用してみました。シートは両面使えます。

除染前の線量は0.21μSv/h前後を行ったり来たり。
うーん、相変わらず高値安定ですね。
床から1mほど離すともっと数値は減るのですが。

除染(掃除)をした後の線量です。

0.08μSv/hほど下がっています。

もちろんブレ幅がありますので、確実に落ちたとは言いがたい感じもします。

もっと高線量の地域で実験したら判りやすい結果になったのかもしれませんね。

なんて言いながら使い終わったシートをゴミ箱に捨てようとしたときに思い出しました。

「くればぁ」さんが送ってくれた土壌用放射性セシウム吸着メッシュの試験結果

農水省のHPに掲載されているものですが、37ページに吸着結果が出ており、同社のシートがもっともセシウムを吸着したというもの。

だったら使い終わったシートにも吸着したセシウムがあるはず。


でたぁー!
明らかに高い数値。
しかもコンスタントに!

これは間違いなく吸着していますよねぇ。

「くればぁ」さん、早く商品化してください!

全国のお母さんたちが泣いて喜びますよ。


この商品はその最後の砦になるんじゃ無いかなぁ。

フローリングはまずまずの成果でしたが、カーペットはどうなんだろう?
また追々、実験してみたいと思います。

Comments