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緊急!RO(逆浸透膜)浄水器の個人輸入 How to

2011/04/23 16:49 に 小林哲也 が投稿   [ 2011/05/27 2:39 に更新しました ]
2011年3月11日の東日本大震災、その影響で福島第一原子力発電所が破壊されるという人類史上最悪の放射能事故が起きました。
事故から1ヶ月以上が経ちますが未だ終息の糸口も見えておらず、今後も長期間に渡り日本は放射能の影響に怯えながらの生活を強いられることになります。
放射能被曝は大きく分けて、外部被曝と内部被曝に分けられますが、怖いのは体内に滞留してしまう経口による内部被曝です。
チェルノブイリにおいても外部被曝と同等の内部被曝があったと報告されております。
これから当分の間(年単位)私たち(特に小さなお子様をお持ちの方)は食物と水に注意を払う必要があるでしょう。

食物は被曝度チェックがきちんとされることを消費者として要求していかなければなりませんが、安易に基準値を引き上げ、基準値内であるという詭弁を政府が行っている限り不安は取り除かれません。
客観的な数値の開示が無く、「基準値を下回る」といった表現をしている限り、風評と言われ続けるのも仕方が無いでしょう。

水ですが、ミネラルウォーターは流通の関係で手に入りにくく、またこれからのことを考えるとコスト面でも家計を圧迫します。
放射能性の塵を取り除く浄水器を購入するのがもっとも有効と考えられます。
一般的に日本で利用されている浄水器は中空糸膜タイプです。
カートリッジには活性炭なども入れてありますが、残念ながら「家庭用品品質表示法」による13物質に対して80%の除去率しかありません。放射能を取り除くには残念ながら非力です。

一方、日本で工業用以外ではほとんど利用されていませんが、RO(逆浸透膜)浄水器というのがあります。
いわゆる純水を作る浄水器ですが、この「逆浸透膜」は0.0002ミクロンと水分子レベルまでの除去が可能となります。
水分子も二つは通過出来ないくらい透過しにくい膜ですから、農薬やイオン、ラジウムなどの除去も可能と言われています。
(さすがに放射能事故を想定してはつくられていませんから、放射能の除去データはありません)

このRO(逆浸透膜)浄水器ですが、実はアメリカでは70%のシェアを持つ普及した浄水器です。
ところが、日本で販売しているのを検索すると10万円以上、中には50万円という法外な値段で販売しているものもあります。
普及品がそんなに高いはずは無いと、Yahoo!USAAmazonUSA で検索してみました。
キーワードは
Water Premier (浄水器)Reverse Osmosis (逆浸透膜)です。

我が家と同じような小さいお子様をお持ちのご家族は家族の安全を考える上でこのRO浄水器の購入を検討することは有効だと思います。
私の今後の設計でもこの浄水器は標準で入れるつもり。
そこで実験的にRO浄水器の個人輸入をしてみました。
以下はその経緯です。



こんな感じで検索出来たでしょうか?
キッチンにビルトインのキットが幾つかあります。



こちらは日本の販売サイトのHPでも良く見かけるタイプ
キットで$196.93ですから、日本円で約16,150円(82円/$として)しかしませんね。


こちらは最新型 フィルターがカートリッジ式になっていて交換が簡単です。
それでも20,500円くらいしかしません。
まぁ私は仕事柄、新しい機種に興味がありますし、メンテナンスが簡単そうなのでこちらを購入することにしましたが、普及しているのは前者なので国内でフィルターを求めるならそちらを選ぶのもひとつの考え方だと思います。

フィルターですが、半年毎、1年毎、2年~5年毎に交換する4種類があります。
最初に水を浄化するための沈殿物(sediment)フィルターと最初に汚れを吸着する活性炭(carbon-pre)フィルターが半年毎。
最後に汚れを吸着させる活性炭(carbon-post)フィルターは1年毎。
一番肝心なRO(逆浸透膜)フィルターは水の汚れ具合によって2年~5年とのこと。
ROフィルターですが、水質を計測することは難しいので2年くらいを目安に交換したら良いかもしれません。

キットには一通りフィルターが付いていますが、このままでは半年後にフィルター交換が必要になります。
説明を読んでいくと1年分のフィルターが$43(3,500円)とありますね。



どうせ必要になりますから、こちらもあわせて購入することで$292.99(24,000円)。
私はこの組み合わせでオーダーすることにしました。

2年後に必要となるのはROフィルターですが、こちらは$99(約8,100円)とちょっとお高め。
それにしても2年使えますから、上記1年分のフィルターとあわせても年間8千円弱(現状の円高が続けばですが)と私が現在も使っているビルトイン用の中空糸膜(クリンスイ)カートリッジ1個と変わりません。

amazonでの購入ですが、日本のアマゾンIDを持っていればそのまま購入手続きを進めることが出来ます。

サインインも英語である以外は日本と同じ。
ところが、次の画面で登録してある日本の住所を選択すると...


このような画面になってしまいます。


画面上の「重要なお知らせ」というのを読むと、どうもこの商品を日本の住所には送れないと書いてありますね。
アマゾンはワールドワイドで商品を送ってくれるというわけでは無いのですね。
そこで個人輸入業を通して購入することにします。

個人輸入業者も検索すれば幾らでも出てくると思います。
私は今回、goopping という業者でお願いしました。
どこが良い業者かは私は残念ながら判りませんが、ちょうどキャンペーンで転送輸入手数料990円だったものですから選んだだけ。(これ以降はgoopping での個人輸入の私の場合です)

個人輸入の方法はさまざまですが一番お金がかからないのが転送輸入です。
転送輸入というのはアメリカで自分の住所(送り先)を作ってもらい、一旦そこに送ってもらってから、それを日本の自分の住所に転送してもらうサービス。
料金は安いですが、トラブルに対しての対応はまったくしてもらえません。
不安な方は料金は掛かりますが、輸入代行サービスを利用されたら良いでしょう。
こちらは商品の10%が手数料として取られますが、今回の場合なら2,400円程度ですから選択の価値はありますね。
この場合、商品が破損していたり、注文と違うものが来た場合、アメリカ国内で返品、交換手続きもやってもらえます。
保険料としては安いかもしれない。
チャレンジャーの私は転送輸入で今回購入することにしました。

輸入業者のサイトで会員登録(無料)を済ませると、米国での自分の住所(送り先)が与えられます。



輸入業者サイトの自分の情報ページへ行くと上のように転送サービス時の発送先住所というのが与えられています。
これをamazonでの送付先住所に設定すれば輸入代理業者の倉庫へ私の荷物として届く仕組み。

輸入業者に指定された住所をamazonで購入の際、申し込むと



このようなメールが届きます。
BillingAddress(支払先住所)は私の日本の住所ですが、ShippingAddress(配送先)はGooppingの倉庫になっているのが確認できると思います。
全体金額ですが27,969円となってますねぇ。
このときのレートが82円でしたが、この計算だと100円弱になってる!
本当なら23,500円のはずですが、何でなんでしょう?
クレジットで購入しましたが、まだその明細は届いていませんのでどうしてかは現段階では不明。
問い合わせをする語学力もありません(涙)。

(後日送られてきた請求書はメールの通りの金額でした。このときのレートは82円、何で高くなっちゃうんでしょう)

さて、購入したら輸入代理業者のサイトで購入した内容を記入していきます。


今回はamazonで購入していますから、転送サイト名はamazon サイトのURLはhttp://www.amazon.com/を記入
amazonのようなメジャーショッピングサイトで購入する場合はまずトラブルは無いと思います。
レアな商品の購入だけは注意深く行いましょう。


サイト名を記入すると、購入した商品の記入欄が出てきます。
ここに商品名とそのページのURLをコピーしてペーストすれば良いでしょう。
商品番号など判らなければそのまま空欄で構いません(私は判らなかったので空欄でした)。
これで次へ進めば手続きは完了。
業者からサービス受付のメールが入るでしょう。
国際送料は暫定で、品物が届いて確定します。

4月2日オーダーしましたが、待てど暮らせど商品は倉庫に入りません。
実はここが一番不安なところ。
日本なら翌日にでも届くであろうに、いくらアメリカが広いとはいえどうなっているのかと思いますよね。

アマゾンから3日後、浄水器本体を発送したとメールが届きました。
1週間後、ようやく業者の倉庫に入ります。
ところが替えフィルターのほうはいつになっても発送したというメールが入らない。
業者の倉庫にも届きません。

2日に発注してから2週間過ぎようとする15日にようやく輸入代行業者から商品到着のメール。
商品が届いたことで送料等が確定します。
業者のHPで確認します。


代行サービス料金は990円とお安いですが、国際送料が10,590円となかなかお高いですねぇ。
こちらもクレジットで引き落とされるでしょう。

翌日、日本に向けて発送しましたとのメール。
ここまでくればまぁ何とか成るでしょう。
とにかくドキドキしたのは業者の倉庫にいつまでも商品が届かなかったことですね。

3日後の19日にアメリカのクロネコヤマトから荷受し発送の手続きに入ったとメールが入りました。
これ以降はメールに記されているクロネコヤマトのサイトで追跡情報を得ることが出来ます。

4月23日 事務所に無事に荷物が届きました。


届けてくれたドライバーは「着払いになります」とのこと。
すべてクレジット決済のはずですがどうしたことだと思ったら、



関税が4%600円それに消費税が150円請求されるんですね。
足したら750円ですが、なぜか請求金額は700円。
どうも良く判らない。
(後で聞いたら通関代行を運送会社が行い、その手数料とそれに対する消費税との話、関税はFREEでした。それにしても計算は合いませんが...)


開けてみるとオーダーした通り、浄水器のキットと替えフィルター。
それほど過剰包装されているわけでもなく、まぁ適正な輸入代行でしたね。

ここまででオーダーから3週間、かかった費用は39,259円。
1年分の替えフィルターも込みですから国内で購入するより遥かに安いですよね。

もちろん国内で販売されているRO浄水器はそのメンテナンスも含め、日本語で行えるという安心感がありますから、そういう選択を否定する気はありません。
しかし、常識的に考えても浄水器の値段は3万円くらいが妥当です。
ほとんどフィルター代ですからね。
もし、私と同じような考え方に同意される方は、ぜひこのページを参考にしてみてください。
なお、為替の変動で金額は上下します。
また、個人輸入は私の業務にはありませんので、あくまでも自己責任でお願いします。

当事務所のクライアントの皆様へは今後の設計基準にこのRO浄水器を入れることから、すべて以前の設計にさかのぼり、個人輸入の相談、サポートを致します。
ご連絡ください。
ただし、その場合も為替の変動には責任を負いかねますことをご了承ください。


取り付けはキッチン天板に穴を開けるホルソーなどが必要ですが、DIYで十分可能です。
取り付けに関してはこちらをご覧下さい。

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