先日、㈱くればぁの「放射能吸着除去フィルター」を取り付けリポートしたところ、多くの方の反響を頂きました。 その中で感じたのは、まだまだ日本の家は自然換気に頼っているということ。 高気密化していれば原則的には24時間換気ですが、その辺も実のところ怪しい。 圧倒的多数の家ではやはり窓からの自然換気が現実的であるということです。 ㈱くればぁの部長さんが当事務所のHPをご覧になり、「放射能・花粉フィルターメッシュ網戸」についても検証しないかと言ってくれました。 そこで緊急リポートとして「放射能・花粉フィルターメッシュ網戸」の使用感をお届けしたいと思います。 今回は1箇所の窓に網戸を取り付けております。 原則的に通気・換気は2箇所の開口が必要となりますが、我が家の窓は上げ下げ窓(ダブルハング)を基本としており、単体で重力換気による換気が可能となっています。 さて、どの部屋の網戸を交換しようかと考え、浴室のを交換することにしました。 我が家の浴室は日中は洗濯物の乾燥室となります。 もっとも計画換気の風量が大きく、暖房が効いている期間はあっという間に洗濯物が乾燥しますし、気候の良いときは窓を開けて重力換気。 その乾燥室(浴室)に「放射能・花粉フィルターメッシュ網戸」を取り付ければ、自然の重力換気でも放射能や花粉が濡れている洗濯物に吸着することが無いので小さな子供が居る我が家としては大助かり。 取り外した網戸がこちらです。 網戸は基本的にはブラックメッシュのほうが光の反射が少なく、可視性が高まります。 余談ですが最近はこうしたブラックメッシュが増えてきましたが、以前の日本の網戸はほとんどホワイトメッシュでした。 何でですかねぇ。 掃除をしないホワイトメッシュって汚れて触る気にもなりません。 網戸は基本的には害虫を入れずに換気するために取り付けますから、冬は必要ありません。 ですから、冬場は外しておいたほうが良いでしょう。 片付けるときに掃除すると、春、快適に取り付け出来ますよ。 網の取替えは素人でも簡単に出来ます。 「網押さえゴム」は大抵は劣化していますので、必ず新しいものに交換してください。 特に「放射能・花粉フィルターメッシュ網戸」は通常の網よりも薄いので注意が必要です。 場合によっては一回り太めでも良いかもしれません。 交換した網戸がこちらです。 真っ白ですね。 本当に目が細かい。 当初、この網戸を問い合わせた際、黒に着色できませんかと聞きました。 それは難しいという回答でしたが、これだけ目が細かいとそうですね。 ところでメッシュそのものを黒で作れるのでしょうか? その場合の可視性はどうなんだろう? メッシュが細かいのでやはり難しいのかな? 窓に網戸を取り付けて、外から眺めてみました。 白い外壁に白い窓、白い網戸で一瞬、どこに窓があるのかも判らなく成っちゃった。 夜、暗くなってから浴室に灯りをつけて眺めてみました。 窓を開けているのですが、ほとんど中も見えませんね。 もちろん影くらいは見えますが、そういう意味では密集地での目隠しになるかもしれません。 可視性について屋内側からはどうでしょう? 以前の網戸で見た外の風景が「放射能・花粉フィルターメッシュ網戸」ではここまで可視性は落ちてしまいます。 しかし、明るさは十分確保できる。 外の風景を楽しみたい窓での取り付けはお勧めできませんが、採光が目的の窓でしたら十分でしょう。 さて、気になる性能です。 放射能除去率に関しては、先日の「放射能吸着除去フィルター」同様、私の所では検証できませんが、不安な方にはメーカーのほうでフォローしてくださるということですから性能は保証されていると言っても良いでしょう。 私が検証したいのは網戸としての性能。 ユーザーが網戸に期待するのはやはり通風だと思うのです。 今年も猛暑との気象庁の予報も発表され、また福島第一原発はやはりメルトダウン、それどころか圧力容器に穴も開いているメルトスルーとのことで、この夏は確実に高濃度放射能を出し続けます。 天気によって日本各地に放射能の塵は飛散しますから、とても窓を開ける気にはならない。 しかし、政府からはエアコンの使用自粛がアナウンスされています。 そんな中で網戸が放射能の塵を通さないというのはとても画期的な訳です。 (あくまでもこの網戸は放射能の塵を吸引することでの内部被曝を避けるために設置するもので、空中線の外部被曝には効果はありません) 網戸を取り付ける前に扇風機を使って、どれくらい風を通すか試してみました。 結果は... 風がまったく来ない! 弱風では網戸の反対で風を感じることは出来ません。 強風にしても僅かに来るかなぁ。 とても風で涼を求めることは出来そうにありませんでした。 ところで余った切地でこんな実験をしてみました。 何だか良く判りませんね。 試験場で検証しているわけでは無いので、こういう事を私がやったという事でご理解いただきたいのですが、実はタッパーに沸騰したお湯を入れ、「放射能・花粉フィルターメッシュ網戸」でふたをしています。 写真は上手く撮れていないのですが、実際は湯気ががんがん出ています。 (メーカーさんのほうで、もっと上手に実験撮影いただくとありがたい) 通風は期待できないのですが、通気はかなり良い感じで行ってくれるということが判りました。 これは「放射能・花粉フィルターメッシュ網戸」を活用する上で重要なポイントとなると思います。 続けて、そのタッパーを裏返して持ち上げてみました。 水が全然抜けません。 (端っこから垂れましたが、それは網を通したのではありません) メーカーのHPでも写真の掲載がありますが、防水性能はかなり高いですね。 通気はするけど、突然の雨でも屋内が濡れるということはなさそうです。 網戸の網といういより、高級な軽量テントの生地をイメージしたら良いのかなぁ。 実際、我が家は良くキャンプしますので、夏場用の簡易テントやツェルトを開発頂けたら、かなり購買意欲が駆り立てられそう。 コスト面はありますが、ハウス栽培の外覆にも利用できそうですね。 葉物野菜に放射能物質が吸着するのを防いでくれそう。 メッシュで通気性は確保されていますから、屋内空気の排熱はしてくれます。 昨晩、家族でお風呂に入った際、窓を開けてみました。 風はまったく入ってきませんが、網戸近くに手をかざすとしっかり屋外の冷気を感じることは出来ました。 さて、一連の検証から感じたこと。 網戸だからといって一般的な通風を期待しないこと。 通風というより窓による自然換気を促す為のフィルターと位置づけたほうが現実的です。 その代わり、通風では無いので無理に2箇所の窓に設置することも無く、1箇所の窓でも緩く室内の自然換気および排熱を行ってくれます。 雨が降ってきても、屋内まで入りませんので、夏場は寝室の窓に1箇所、この網戸を取り付けて窓を開放し、扇風機を併用することでかなり快適な空間を作り出すことが可能ではないでしょうか? 発電所からの放射能は24時間、放出し続けていますので、福島県、茨城県の方はこの網戸の取り付けは有効でしょう。 東京などは放射能以前にいろいろな塵が舞っていますので取り付けをお勧めいたします。 私が住む新潟など、山で隔てられているような所は、余程大規模な爆発でも起きない限り、気象予報を注意していれば普通の網戸にホームセンターで売っているような花粉フィルターでも取り付ければ良いのかな?(後日、我が家の放射線量を測定、現実はそんなに甘くは無いようです。日本の中部以北は放射能の塵だらけ。やはり防御は必要です。ちなみに放射能・花粉フィルターメッシュは放射能の塵を通さないだけではなく、水をかける事で洗い落としてくれますが、一般に市販されている花粉用の網戸では付着した状態になってしまうとのことです。) 夜間は通常、大気の温度が下がりますから塵は地面に向かって降下していきます。 昼間のように舞うことはありませんので、そういう意味で熱帯夜を除けば窓を開けても安心です。 一番良いのは日の出前の空気が一番澄んだときに、家の窓を全開して空気の入れ替えをすることです。 日中ですが、地面に堆積した塵が空気中に再び舞い始めます。 塵はとても小さいので、ちょっとした温度でも上昇を始めるのです。 そんな日中に窓を開放するのは、放射能の塵であれ花粉であれ、屋内に引き込む事になります。 例え原発から離れていても、心配な方はこの網戸を装着することで日中の窓の開放も安心できるでしょう。 我が家のようなシステムの家であれば、今回のように浴室の網戸がベストかなぁ。 特に我が家は2階に浴室がありますので、日中でも窓を開放し、網戸のフィルターを通してのクリーンな自然乾燥が期待できますね。 (あっ、SECOMが入っているので、2階の浴室から侵入しても留守時はガードマンが駆けつけます(笑)) 放射能の塵や花粉が入らず、換気と採光が期待できるというところを十分ご理解頂いたところで、どこが効果的な設置箇所かを検討し、採用をご検討されるのが宜しいでしょう。 追記:朝から洗濯物を干していますが、若干乾きが悪いかなぁ。乾き具合は相対湿度とも関係しますが、やはり風が当たらないというのも原因と考えられます。乾燥室内に安いサーキュレーターを導入するほうが良いかもしれません。 |
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