このサイトについて

サイトの趣旨

過去10年ほどの間、フェミニズム運動は、様々なインターネット・ツールを活用することにより、外部へ自らの主張を発信したり、運動内部での情報交換などを行うようになってきた。だが、ネット利用は多くのフェミニズムに関わる人たちの間にまだまだ広がったとは言いきれず、インターネットの様々なツールを効果的に利用できておらず、ツールによっては利用する人々が限定されているという課題も生じている。その結果として、多くの運動体のウェブ発信の作業が特定の人たちの負担となって過重な労働を招くという問題もある。そして、不適切な発信内容や人権侵害などの問題も発生している。

Aさんを原告として2004年12月に提訴された「館長雇い止め・バックラッシュ裁判」の支援団体である館長雇い止め・バックラッシュ裁判を支援する会(略称:ファイトバックの会)に関わった現・元会員の有志は、会のネット発信をめぐる問題点に関して、2008〜9年に連続研究会を4回開催した。(そのうち1回は2009年6月公開で開催。)そこで、会のホームページ、ブログ、MLなどのネットメディア、およびチラシや会員ニュースレターなどの紙媒体も含め、詳細かつ総合的に分析し議論を行った。当サイトは、その研究会の成果をまとめたものである。

フェミニズムや市民運動団体がインターネットを活用する際、同じ間違いを繰り返さず、より効果的に発信でき、かつ人権侵害をひきおこさない方向性をめざしてほしいという思いから、これまでの活動を振り返るサイトを作成した。

サイト立ち上げまでの経緯

2007年、ファイトバックの会のブログにおいて、裁判で証人として出廷したBさんの証言をめぐってBさんに対する事実誤認に基づいた誹謗中傷エントリを相次いで掲載し、ニュースレターにもそれらエントリの一部が掲載された。2008年に、ご本人からの指摘があったことを受けて、会としての謝罪を一度は決定し、ホームページとブログに謝罪文を掲載したものの、その後対応の話しあいがもめたあげく、世話人会が分裂した。また、当初掲載された謝罪文の文言は、「Bさんに対する事実誤認にもとづいた不適切な表現」という表現から、「Bさんの心情を傷つける不適切な表現」に変更が加えられていた。 (現在の会のHP掲載謝罪文はこちら。)結局、Bさんへの直接の謝罪はすることができなかった。
(「謝罪問題」の経緯の詳細については、ファイトバックの会 謝罪問題まとめ@wiki、および当サイト内の「運動体による謝罪はどうあるべきか」を参照。)

この「謝罪問題」の際に、謝罪をすすめ、同じことを繰り返さぬように会のネット・メディア発信について検証し直すべきと主張したのが、会の中につくられた「謝罪チーム」のメンバーだった。結局、退会したメンバーも、会に残ったメンバーもいたが、「謝罪チーム」で活動したメンバーおよび謝罪を支持したメンバーの有志で「フェミニズムとインターネット問題を考える」研究会を発足させ、2008年の終わりから2009年に前半にかけて連続研究会を開催、会のネット・メディア発信の検証、分析作業を行った。

2011年1月、最高裁にて高裁判決が確定し、「館長雇い止め・バックラッシュ裁判」が終わった今、この研究会の成果をネット上にて公開することにしたものである。

書き手

かとうちひろ、きろろ、斉藤正美、たまるみほ、遠山日出也、宮下奈津子、山口智美

それぞれの記事の執筆者はすべて記事中に署名として記載している。上記7名の意見も多様であり、異なる意見や見方をしているケースもある。各記事については、署名者がその記事の文責を負う。

サイトに関する問い合わせ先

fnet.project2011あっとまーくgmail.com (あっとまーくを@に変えてください)





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