日本光学会フォトダイナミズム研究グループシンポジウム

フレキシブルイメージング:
光源​から​揺らぐ媒質、光学系、データ解析​までの統合と
柔軟な制御への挑戦


日時 2018年2月5日(月)13:00 ~ 2月6日(火)12:25

場所 国立天文台 すばる棟 大セミナー室
〒181-8588 東京都三鷹市大沢2-21-1
http://goo.gl/gn1Tgt
https://www.nao.ac.jp/access/mitaka/


主催 日本光学会フォトダイナミズム研究グループ(代表幹事:高見 英樹)
   自然科学研究機構分野融合型共同研究事業
   「光の乱れの理解とその克服についての異分野融合研究」 (代表:山本 裕紹)



開催趣旨

イメージングは天文学、生物学、医学などの自然科学研究に必要不可欠であり、イメージングがこれらの研究分野にパラダイムシフトをもたらした例も数多くあります。その一方で、イメージングの際に光が通過する媒質にはほとんどの場合何らかの揺らぎが存在しており、そこを通過することによって光が複雑に乱れ、結果としてイメージングの性能が大きく劣化しています。このことは、さまざまな研究分野におけるイメージングの共通の問題となっています。さらに、生物学や医学においては、細胞や生体構造自体の動き、血流、心拍など、観察対象自体に揺らぎが存在することが問題を複雑にしています。こうした問題を解決するためには、揺らぐ観察対象や媒質、光学系、データ処理までを一体化してとらえ、これら全てをフレキシブルに制御する必要があるという結論にいたりました。これを実現するためには、媒質の揺らぎや光の乱れ、像の劣化を取り扱う光学、数理科学の研究者に加え、実際に光の乱れの問題と向き合ってきた天文学、生物学、医学研究者が結集し、各分野の叡智や最先端の研究・技術を融合することが必要不可欠です。本シンポジウムでは、上記の研究課題を「フレキシブルイメージング」と名づけ、光学、数理科学、天文学、生物学、医学の各分野においてフレキシブルイメージングに関連する最先端の研究者を招待いたしました。媒質の揺らぎと光の乱れというイメージング科学のいまだ解かれていない課題を議論し、異分野共同研究の芽を発見するために、様々な分野の方のご参加を期待しております。



プログラム

2月5日(月)

12:30~13:00    受付
国立天文台 すばる棟 大セミナー室 前

13:00~13:30        山本 裕紹(宇都宮大学)
イントロダクトリートーク:
異分野融合で拓く新領域への期待

13:30~14:00        高見 英樹(国立天文台)
補償光学技術の進歩

14:00~14:30        三浦 則明(北見工業大学)
相関型補償光学系の開発:太陽から生体組織へ

14:30~15:00
        大野 良人(国立天文台)
天文補償光学における大気ゆらぎのトモグラフィ再構成

~Break~ 20 min 

15:20~15:50        Olivier Guyon(国立天文台)
Imaging exoplanets and the search for life with Extreme Adaptive Optics

15:50~16:20        池田 思朗(統計数理研究所)
Imaging methods for astronomy based on sparsity

16:20~16:50        西村 智(自治医科大学)
生体適合を目指したフレキシブル光学系と医療応用

16:50~17:20        口丸 高弘(東京工業大学)
近赤外生物発光による生体深部イメージング

17:30~18:30    エクスカーション4D2U

18:30~20:30    交流会&ポスター発表


2月6日(火)

9:00~9:30            玉田 洋介(基礎生物学研究所)
生きた植物細胞を通過した光の乱れの解明と
その制御による深部生細胞イメージング


9:30~10:00          田辺 綾乃(シチズン)
透過型液晶収差補正素子の開発と二光子励起顕微鏡への応用

10:00~10:30        湯川 博(名古屋大学)
量子ナノ材料による移植幹細胞in vivoイメージングと
再生医療への貢献


~Break~ 20 min 

10:50~11:20        磯部 圭佑(理化学研究所)
波面歪み情報のin-situ非線形読み出しとその補償による
深部イメージング能力改善

11:20~11:50        大関 真之(東北大学)
Compressed sensing - sparsity and imaging -

11:50~12:20        渡邉 恵理子(電気通信大学)
生体イメージングのための定量位相顕微鏡

12:20~12:25        高見 英樹(国立天文台)
閉会の挨拶