成人映画専門館「天神シネマ」は2010年10月29日(金)をもって
前身の「シネテリエ天神」から22年続いた映画館の歴史に幕を下ろすことになりました。

そこで、劇場スタッフの自主企画として翌10月30日(土)に劇場を借りて上映会を行います。
プログラムは、映画制作集団「空族」の特集上映及び、
福岡在住のミュージシャン・倉地久美夫のドキュメンタリー『庭にお願い』の特別上映です。

 福岡ではなかなか見ることのできなかった作品を、
ひとりでも多くの観客に「劇場」で観て頂きたいと思い急遽企画しました。
実質、これが「天神シネマ」のラストショーとなります。

 10月30日は是非、親富幸通りの「天神シネマ」へ!


10/30(土)

【タイムテーブル】 

※13:00~当日券販売、整理券配布開始(『庭にお願い』『空族特集』)

[特別上映『庭にお願い』] <劇場初上映>
15:30   開場 
16:00~ 『庭にお願い』(78min,)
17:20~ <トーク>冨永昌敬(映画監督)×古賀竜太(ChicagoCLUB/音楽イベント企画者)

[空族特集] <全作品九州初上映>
18:00   開場
18:30~ 『花物語・バビロン』(35min.)
19:20~ 『Furusato2009』(50min.)
20:10~ <トーク>富田克也(映画監督)×相澤虎之助(映画監督) 
20:45~ 『国道20号線』(77min.)
(22:02上映終了予定)

※全てDLPプロジェクターによるデジタル上映です。


【料金・チケット
[特別上映『庭にお願い』] \1,200(上映+トーク)
[空族特集上映] \1,500(上映3作品+トーク)※トークからご入場の場合は\1,000でご入場頂けます。
通し券 \2,500(限定数)※先行販売分は完売しました。

◆天神シネマ劇場窓口にて23日(土)12:00より(各種・限定数)先行販売します。※先行販売は当日券と同額です。
当日券の販売と整理券の配布は30日(土)13:00より開始します。当日券のご予約は出来ませんので予めご了承ください。『庭にお願い』『空族特集』ともに整理券の配布は30日13:00からです。
◆当日券を一人でまとめ買いされるお役様も整理券はお一人様一枚のみの配布となります。チケットのみをお持ちの方は、窓口でチケットのご提示で整理券をお受取下さい。
◆開場時間(『庭にお願い』15:30/『空族特集』17:30)になりましたら、整理券番号順にご案内致します。整理券をお持ちの方を優先的にご入場して頂きますので、先行販売のチケットをお持ちの方も早めにご入場されたい場合は、当日窓口でチケットのご提示と引き換えに整理券をお受取り下さい。
◆通し券は当日分が無くなり次第、作品ごと(『庭にお願い』\1200/『空族特集』\1500)の販売となります。

※今回は、「チケットぴあ」など通したチケット販売や告知を行っていません。そのため、事前に劇場窓口へ先行販売のチケットを買いに来ることの難しい遠方からのお客様などを考慮し、当日券の予約は承っておりません。何卒ご理解の程よろしくお願い致します。


【場所】天神シネマ(旧シネテリエ天神)

天神シネマ(旧シネテリエ天神)




【作品紹介】 
16:00~

17:20~<トーク>
冨永昌敬(映画監督)×古賀竜太(音楽イベント企画者/ChicagoClub)
2010年/78分/DV
監督・撮影・編集:冨永昌敬
出演:倉知久美夫、菊地成孔、外山明、岸野雄一、石橋英子、田口史人、須川善行、古賀竜太 ほか 
プロデューサー:須川善行
ライブ撮影:月永雄太、熊倉良徳
音響効果:山本タカアキ

大地のつぶやきを聞き取り、霧煙る夜の情景を音に移し替える九州在住の音楽家、倉地久美夫。その特異な音楽活動と人物を紹介すべく、80年代から現在までの活動をフォローした貴重なライブ映像や、倉地の黎明期を知る菊地成孔、岸野雄一らがその人と音楽について語るフッテージから構成された音楽
ドキュメンタリー。倉地久美夫とのあらゆる出会いに開かれたこの映画は、倉地久美夫の音楽を知らない人にも、熱心な倉地ファンにも、新たな「発見」の契機となるだろう今回上映する素材は、昨年ヨコハマ国際映像祭2009』で上映された内容に、さらに追加撮影された素材を含めて再編集された完成版で、劇場での上映は全国初となります。 上映後には、古くから倉地さんのライブを数多く手がけ、映画にも出演している音楽イベント企画者の古賀竜太さんと冨永監督によるトークがあります。

冨永昌敬
1975年、愛媛県出身。95年、日本大学芸術学部映画学科監督コースに入学。卒業制作『ドルメン』が00年、ドイツのオーバーハウゼン国際短編映画祭にて審査員奨励賞を受賞。続く『VICUNAS(ヴィクーニャ)』が02年、水戸短編映像祭にてグランプリを獲得。以降、『亀虫』(03)、宮沢章夫監督『be found dead』の一遍『オリエンテ・リング』(04)、「シャーリー・テンプル・ジャポン」シリーズなどの短編映画が池袋シネマロサにて相次いで公開され話題を集めた。06年、主演にオダギリ・ジョー、香椎由宇を迎えた『パビリオン山椒魚』で劇場用長編映画に進出後、『コンナオトナノオンナノコ』(07)[予告]、プロデュースも兼ねた『シャーリーの好色人生と転落人生』(08)(09年シネテリエ天神にてレイトショー公開)、太宰治原作『パンドラの』(09)など、メジャーと自主制作の境界を行き来するスタイルで作品を発表し続けている。劇作家の本谷有希子原作、浅野忠信、美波、小池栄子、山田孝之らが出演する新作乱暴と待機』が現在(10年10月現在)公開中(KBCシネマで11/6公開)。『庭にお願い』とともに、音響デザイナー大野松雄に迫るドキュメンタリー2作が公開待機中。

倉地久美夫ウェブサイトhttp://hirunohikari.com/kurachikumio.html



18:30~
『花物語バビロン』 (1997年/35分/監督:相澤虎之助) 
監督・脚本:相澤虎之助 
撮影 相澤虎之助、行友太郎 
出演:柳田祐記、 安田豊久、 行友太郎 ほか

90年代セカンドサマーオブラブのうねりの中で、日本中からバックパッカーが世界に向けて旅立った。あるものはインドへ、あるものはチベットへ、若手お笑い芸人が世界を旅するテレビ番組が好評を博していた。 その中で1人の若者がタイ北部チェンマイへと旅立っていった。この時期旅立った多くの若者たちは「自分探し」と称した自分たちの旅行がいったい何の上に成り立っているのかを考えはしなかった。 しかし、歴史はそれを許さない。 1人の若者は、バンコクの安宿である夢を見る。一面のケシの花畑の中で声が聞こえてくる。
 「わたしたちを救ってください」 
その声にひかれ、若者は20世紀の歴史の闇に葬り去られようとしている東南アジアの少数民族、モン族の村へと向かうのであった。  (空族HPより転載) 


19:15~
『Furusato2009』 (2009年/50分/DV/
監督:富田克也 
(『サウダーヂ』より)
出演:鷹野毅、伊藤仁 ほか

映像制作集団、空族の次回作『サウダーヂ』公開に先がけ、甲府周辺を取材した生々しくもどこか浮遊感の漂う映像で綴られたドキュメンタリー。甲府に生きる人々の姿や風景と、その中に溶け込む役者たちのアンサンブルは、地方都市へ向けられるステレオタイプなジャーナリズムには回収されないタフネスに漲っている。あらゆるバイアスを内側から突き破っていくFurusatoの叫びに不意打ちを食らわされるだろう。



20:05~<トーク>
富田克也(『国道20号線』『Furusato2009』監督)×相澤虎之助(『花物語 バビロン』監督)

20:45~
『国道20号線』(2007年/77分/監督:富田克也)
監督・編集:富田克也 
脚本:相澤虎之助、富田克也 
撮影:高野貴子 録音:石原寛郎 
出演:伊藤仁、りみ、鷹野毅、村田進二、西村正秀、Shalini Tewari、他 
音楽:LFB、ZAHITA
<2007年映画芸術ベストテン第9位> 

 かつて暴走族だった主人公ヒサシは、同棲するジュンコとパチンコ通いの毎日。シンナーもやめられないていたらくで借金だけが嵩んでゆく。そんなヒサシに族時代からの友人で闇金屋の小澤が話を持ちかける。 
「なぁヒサシ、シンナーなんかやめて俺と一緒に飛ばねえか?」 
 地方都市を走る国道。両脇を埋めるカラオケBOX、パチンコ店、消費者金融のATM、ドンキ・・・。現代の日本、とりわけ地方のありきたりの風景。ヒサシは夜の国道の灯が届かないその先に闇を見つけてしまった。宇宙のようにからっぽで、涯てのない闇のなかで繰り返されるありふれた事件、そしてかつて見たシンナーの幻覚の残像がヒサシを手招きする。 
「ほんで俺も行ってもいいの?ホント?ホントに?」 
(『国道20号線』HPより転載) 

国道20号線」HP http://www.route20movie.com/ 

国道20号線<予告>



―空族 KUZOKU―
 
「空族(くぞく)」は『雲の上』が構想段階だった'99年当時、共同脚本の井川拓が命名。撮影準備の段階から本格的に「空族」として動きだした。そこで集まってきた人間が現在の中心メンバーだが、特に拘束力があるわけではなく緩やかな連帯の中で、映画製作―上映を活動の中心に据えた映画・映像製作集団。
空族ホームページ:http://www.kuzoku.com/ 

富田克也
1972年、山梨県甲府市出身。高校卒業後、音楽を志し上京。都内で配送業に従事しながら、製作期間5年、上映時間140分の処女作『雲の上』を2003年に発表。監督、脚本、編集を自ら手がけたこの作品は「映画美学校 映画2004」の最優秀スカラシップを受賞。この賞金を原資に『国道20号線』を製作し2007年に発表。同年10月に甲府の桜座で自主映画上映会を開催後、渋谷のUPLINK Xにてロードショー公開。2008年に入り単館系劇場にて全国公開された。同作は「映画芸術」誌上にて2007年日本映画ベスト9位に選出。文化庁の主催する日韓映画祭を含む国内外の映画祭で多数上映されてきた。その内容だけでなく独自の製作スタイルは日本映画界に衝撃を与え、今年5月に吉祥寺バウスシアターで開催された「第3回爆音映画祭」では「『サウダーヂ』完成祈願 空族祭」と題された特集上映が行われ好評を博した。最新作『サウダーヂ』は来年夏に公開予定。

相澤虎之助
1974年生まれ。早稲田大学シネマ研究会出身。高校在学中より自作を撮り始める。タイの少数民族を描いた『花物語・バビロン短編版』は山形国際ドキュメンタリー映画祭にて上映、話題を集める。最新作『かたびら街』は『雲の上』と共に渋谷のUPLINK FACTORYにて7ヶ月に渡り自主上映。『雲の上』の出演以来、『国道20号線』、『サウダーヂ』で富田作品の共同脚本を務めている。


【主催・企画】天神シネマスタッフ(担当:平島)
【協力】九州大学芸術工学部映画研究会

◆上映会のtogetterhttp://togetter.com/li/59843