タイドプール魚類群集

タイドプールとは

 海には潮の満ち引きがあり、海水面が高くなる満潮と低くなる干潮を約6時間ごとに繰り返しています。
 「タイドプール」は、干潮時に一時的な陸地となった場所(潮間帯)に海水が取り残された場所のことを指し、「潮だまり」ともいいます。
 タイドプールは、水たまりのように小さなものから、池のように大きなものまでサイズもいろいろです。また、岩場だけでなく砂地や干潟にもできます。
 タイドプールの広さや深さ、場所(潮位、海からの距離など)によって、棲んでいる生き物は大きく変化します。私は、岩礁潮間帯にできる比較的小さなタイドプールを対象に研究を進めています。

何を研究しているの?


 タイドプールを一つの単位として生物の集まり(群集)をとらえ、
なぜそこに?どうやって集まってくるのか?群集形成機構
  ・メンバー構成に決まったパターンがあるのか?群集形成則
  ・どうやって一緒に生活しているのか?共存機構
 について調べています。
また、北は伊豆半島から南は波照間島まで、群集構造の地理的な変化とその原因についても探求しています。


九州・沖縄の岩礁性タイドプールで観察できる魚たち

ハゼ科とイソギンポ科を中心にいろんな種類の魚を見ることができます。
下の表にあげたものは、研究対象としている小型のタイドプール(表面積2平方メートル未満、水深25センチ以下)で記録されたものの一部です。より大きく深いタイドプールでは、もっと多くの魚種を観察することができます。
※ここに掲載している写真は、野外のタイドプールまたは採集後に水槽で撮影したものです。
※温帯から熱帯のものまで区別なくリストアップしています。分布域など、詳しくは図鑑等を参照ください。

ハゼ科クモハゼスジクモハゼクロヤハズハゼヤハズハゼ
 ドロメアゴハゼ イソミミズハゼ 
 ナンヨウミドリハゼクロホシイソハゼ ミナミイソハゼムスジイソハゼ
 イソハゼ
  
 サツキハゼクツワハゼカザリハゼホシハゼ
 サラサハゼハダカハゼ アカヒレハダカハゼ ナメラハゼ
 ヒメクモハゼヨリメハゼイレズミハゼ  
イソギンポ科ニセカエルウオ センカエルウオ カエルウオカエルウオモドキ
 ホホグロギンポハナカエルウオ ロウソクギンポ 
 タマギンポカブキギンポホシギンポスジギンポ
 ヤエヤマギンポシマギンポマツバギンポ 

クモギンポナベカイソギンポ 
ヘビギンポ科ヘビギンポクサギンポ

スズメダイ科シマスズメダイ オヤビッチャ 

 ミヤコキセンスズメダイネズスズメダイルリスズメダイ スジブチスズメダイ
ベラ科ホンベラキュウセンカミナリベラハラスジベラ
そのほかメジナ・クロメジナ イスズミのなかまタナバタウオチョウチョウウオ

カスリカエルアンコウカエルアンコウキヌカジカボラのなかま

トゲダルマガレイホソウバウオダイナンギンポアイゴ
 タカノハダイカサゴギンユゴイ  

ミナミハコフグ フエダイコウライトラギスマツダイ

キスクエトビウオナンヨウツバメウオ
 ノコギリヨウジ
   

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