小田 亮(おだ りょう)
まず注意
小田亮(おだ まこと)さんという同姓同名の文化人類学者の方がいらっしゃいますが、別人です。
よく進化心理学者呼ばわりされることがありますが、そもそも心理学者ではありません。
略歴
1967年 徳島県に生まれる
中学生の頃に「将来は科学者としてメシを喰おう」と決心する。なぜ科学者を目指し、今のような研究をするようになったのかについては、「進化心理学を学びたいあなたへ」を参照のこと。
1991年 東京大学理学部卒業
自然人類学を専攻する。動物行動に興味があったので、卒論では多摩動物園のニホンザルを相手に、配偶者選択の研究を行った。
1996年 東京大学大学院理学系研究科生物科学専攻博士課程修了
修士課程では京都大学霊長類研究所でニホンザルの配偶者選択を研究した。博士課程ではマダガスカルと伊豆シャボテン公園でワオキツネザルとシファカの研究をした。研究内容については「サルのことば」を参照のこと。
学振の特別研究員に数回落とされ、その恨み辛みが研究の原動力となる。
1996-1998年 路頭に迷う
ポスドク時代を京都で過ごす。公募には20回以上落とされた(最後の方は面倒くさくなって数えていない)。しかし、この分野では少ない方かもしれない。
ヒト以外の霊長類の研究に飽きてきて、人間行動の研究に手を出し始める。研究内容については「約束するサル」を参照のこと。
1998年 京都大学霊長類研究所教務職員
いちおう国家公務員だが、2年後には削減されて無くなるというポストだった。ちなみに教務職員とは教育担当の技官のことであり、要するに給料の安い助手である。
1999年- 名古屋工業大学
面接に行くまで私立だと思っていたのは内緒だ。
決して専門家とはいえないが環境教育を担当する羽目になり、言い訳のために「ヒトは環境を壊す動物である」を執筆した。
専門
自然人類学、比較行動学。自分では自分のことを人類学者だと思っているが、周囲はたぶんそうは思っていないだろう。
肩書き
博士(理学)(東京大学)。国立大学法人名古屋工業大学教授。日本人間行動進化学会常務理事。Journal of Ethology副編集長。Anthropological Science副編集長。Letters on Evolutionary Behavioral Science編集委員。Evolutionary Behavioral Sciences編集委員。Adaptive Human Behavior and Physiology編集委員。
座右の銘
運も実力のうち
好きな言葉
何をやってもホンダラダホイホイ だからやらずにホンダラダホイホイ