13.分科会案内


第1分科会 大学図書館史  【2013.08.07 update】

 本分科会は「大学図書館史」という看板を掲げてはいるものの、内容については必ずしも「大学図書館史」にこだわらず、毎年、広範な歴史的トピックを取り上げています。今回は図書館界の整理技術3大ツールの一つである日本十進分類法(NDC)に焦点を当て、「日本十進分類法の登場とその時代」をテーマに、藤倉恵一氏(文教大学越谷図書館)によるレポートをお願いしています。 NDCの歴史だけでなく、これからについても意見交換ができれば、と思います。
 大学図書館史については、「医科大学附属図書館統計に見る長崎医科大学附属図書館の歴史」をテーマに、松村悠子氏(長崎大学附属図書館)によるレポートをお願いしています。松村さんの発表を参考に「自館史」へのアプローチ方法についての情報交換を意見交換したいと思います。
 また、図書館員養成に関する歴史についての話題についても 取り上げたいと考えています。飛び込み発表も歓迎です。お気楽にご参加ください。

【2013.08.20 update】
「医科大学附属図書館統計に見る長崎医科大学附属図書館の歴史」(slideshare)

担当:加藤晃一(京都大学) kabe36 ■ gmail.com
    呑海沙織(筑波大学) donkai ■ slis.tsukuba.ac.jp


第2分科会 危機管理

 近年、大学のユニバーサル化をはじめ、地域貢献の一環による学外者への開放に伴い、大学図書館は、より多様な利用者に接する機会が増しているのではないでしょうか。
 今回は、「利用者による問題行動とその対応」について取り上げます。日々の困った体験を事例として持ち寄り、お互いに情報を共有しつつ、対応方法について考えていきたいと思います。ぜひ皆さんからの事例紹介と活発な発言をお願いします。

【事前必読文献】 【2013.07.29 update】
千錫烈.図書館における問題利用者 : コミュニケーション・スキルを用いた「怒り」への対処法.情報の科学と技術.2010, 60(10), p.420-427.
http://ci.nii.ac.jp/lognavi?name=nels&lang=jp&type=pdf&id=ART0009529597

前田章夫.シンポジウム「図書館の自由に関する宣言」改訂から30年-その今日的展開:図書館の自由と安全管理 : 利用者の「問題行動」を中心に.図書館界.2010, 62(2), p.109-112.
http://ci.nii.ac.jp/lognavi?name=nels&lang=jp&type=pdf&id=ART0009532140

【2013.08.23 update】
「問題利用者に関する文献リスト」

担当:中島慶子(豊橋創造大学附属図書館) nakaji ■ sozo.ac.jp
    菊池美紀(聖学院大学総合図書館) m.kikuchi02 ■ gmail.com


第3分科会 図書館経営 【2013.07.09 update】

 図書館経営分科会では、予算獲得に必要な事業の提案をテーマとしたワークショップをおこなう予定です。とある大学図書館の実際の業務統計を基礎資料とし、その資料に基づいて、いくつかの課題について事業提案のシナリオを作成します。個々の提案内容を素材として討議することを通じて、予算獲得に必要な要件を考えていく予定です。

 事前に目を通していただきたい文献
(1)Elsevier. 「図書館の電子リソースをさらに有効活用するためのマーケティング」
http://japan.elsevier.com/news/events/lc2010/index.html
(2)赤澤久弥. 「バランスト・スコアカードを大学図書館運営に活用する ―バージニア大学図書館の事例から―」
http://near.nara-edu.ac.jp/handle/10105/5714
(3)とある大学図書館(滋賀医科大学附属図書館)の実際の業務統計
http://hdl.handle.net/10422/2871

担当:井ノ口雄久(高崎健康福祉大学) inoguchi ■ takasaki-u.ac.jp
    村上健治(滋賀医科大学) murak ■ belle.shiga-med.ac.jp


第4分科会 コレクション構築

 近年は電子ブック、電子ジャーナルのタイトル数が急激に増加していますが、図書館で利用できる電子ブックとKindleやKoboといった電子ブックリーダーで読む電子ブックとは使い勝手がかなり違っており、利用増に繋がるかは不透明です。また、電子ジャーナル価格の高騰化はもはや図書館だけでは対応できない程に大きな問題となっています。紙の資料だけでは図書館の狭隘化に対応できず、これらをうまく組み合わせていくことが今後のコレクション構築の鍵となります。
 また、媒体の問題だけでなく、限りある予算の中で利用者である教員や学生の意見をどのようにコレクションに反映させるかも、重要な問題です。また、地域貢献が求められる今の時代にあっては、学外利用者のことも考慮する必要があるのかもしれません。
 これらを踏まえ、図書館としてどのようにコレクション構築をしていくかを皆様と一緒に考えたいと思います。

【2013.08.21 update】
レジュメ

担当:三角太郎(山形大学) misumi ■ jm.kj.yamagata-u.ac.jp
    磯本善男(北見工業大学) isomoto ■ mail.kitami-it.ac.jp


第5分科会 ディスカバリー・サービス 【2013.08.19 update】

 「学びの空間」としての「ラーニング・コモンズ」は、それまで「管理主義」の図書館から教育支援を全面に押し出し「使ってもらう図書館」へと変貌を遂げようとしている。
 しかし、「使い方やルール」を先に学んで欲しいと考える図書館員に対して、気楽に検索できるGoogle、感覚で操作できるタブレットPCなどに慣れ親しんだユーザには、「図書館ルール」は通用しなくなっている。
 「学びの質向上」「研究の高度化」において「議論する時間/学びの時間」「研究する時間」をいかに確保するかが重要になってきている。また、「思いもつかなかった情報」を見つけることは、学び・研究の幅を広げ新たな可能性を高めることにもなるのは言うまでも無い。
 そうした環境変化の中で、図書館が大学の一組織としてどう動くのか、今ほど可能性をもった時代もない。図書館はどうあるべきなのか、何が求められているのか、なぜ今「ディスカバリー・サービス」なのか。
 そして、今後「ディスカバリー・サービス」はどう変貌を遂げる(遂げさせる)のかを、図書館に求められる役割の変化を踏まえながら、筑波大学の宇陀先生の問題提起をベースに議論を進めたいと思います。

テーマ:「教育・研究の高度化のためのディスカバリーサービスとは」

第1部    基調講演:宇陀 則彦(筑波大学准教授) 
「図書館に求められるサービス」~変化する学生と図書館~

第2部    対談 「教育・研究の高度化のためのディスカバリーサービスとは」
    宇陀 則彦(筑波大学図書館情報メディア系准教授)
    安東 正玄(立命館大学図書館) 「大学図書館とディスカバリーについて考える」

登壇者紹介:

宇陀 則彦(筑波大学 図書館情報メディア系 准教授)
 筑波大学附属図書館と共同で実践的な電子図書館(デジタルライブラリ)の研究を行っている。研究はシステムの構築・評価の両面から行い、新たな電子図書館のカタチを目指している。なお立命館大学がディスカバリーサービスを導入するに当たり、影で支えていたことはあまり知られていない。

安東 正玄(立命館大学図書館)
 立命館大学図書館でディスカバリーサービス導入に当たり、学内調整や業者選定など中心的に取り組んだ。組合の専従経験もあり異色のライブラリアン。現在、大図研京都支部委員の他、日本私立大学教職員組合連合中央執行委員、大学評価学会会員、学びフォーラム会員など取組み、図書館以外の世界から大学を見ている。

担当:安東正玄(立命館大学図書館) andok ■ st.ritsumei.ac.jp
     矢崎美香(九州女子大学・九州女子短期大学附属図書館) yazaki ■ kwuc.ac.jp


第6分科会 リカレント教育 【2013.08.30 update】

テーマ: 大学図書館員におけるリカレント教育のあるべき方向性

 2009年の全国大会で「リカレント教育」の分科会を再開してから5年目を迎えます。今年度分科会では、大学図書館員が置かれている現状を議論の糸口として、今日の大学図書館に対してより具体的な能力とは何かを明らかにしていきたいと思います。
 しかし一口に現状認識と言ってもあらかじめ統一的見解が得られているものではありません。それぞれの職場における職位、年齢等の立場によって千差万別の現状認識があるといってよいでしょう。そしてこの図書館員個人間の認識における差異は、図書館経営における方向性のズレや個々の職員のアイデンティティと運営母体である大学にとっての図書館という施設に対する認識のギャップはとしても現れています。これらは一体何に起因し、そのギャップはどうすれば埋めることができるのでしょうか。そしてそのために図書館員にはどの様なスキルアップが求められるべきなのでしょうか。
 やや抽象的なになりがちなテーマをWebアンケートで収集された具体的かつ詳細なデータを基礎に据えて議論します。分科会参加者の積極的な議論参加を期待します。

◆プログラム
 1.図書館員の能力について調査を基にした問題提起
 2.Webアンケート(7問) <http://goo.gl/wJYie>(8/1~8/8〆切)に基づくディスカッション
 3.ブレーンストーミング(図書館員のリカレント教育の在り方、具体策を導きだす)
具体策A 具体策B 具体策C  (各々のファイルは10MB程度ありますので、ダウンロードの際はご注意ください)

◆講師紹介
長谷川 豊祐(鶴見大学学術情報事務室 大学図書館問題研究会神奈川県支部)
 大学図書館に勤務の傍ら、慶應義塾大学大学院(図書館・情報学専攻)に進学。実務者と研究者の二足の草鞋を履き,情報活用のファシリテーターを目指す。近年は、Web調査によるアンケートにより大学図書館員1,610名からデータを収集し、大学図書館員個人の大学図書館運営・サービスに関する現状認識を明らかにすることを目的とする研究を行った。
・「大学図書館員の現状認識に関する意識調査」報告書(2011 年度 私立大学図書館協会研究助成「個人研究」)。http://www.jaspul.org/pre/josei/houkoku2012.pdf

担当:菅原聡(鶴見大学学術情報事務室) sugawara-s ■ tsurumi-u.ac.jp
    北川正路(東京慈恵会医科大学学術情報センター) kitagawa ■ jikei.ac.jp


第7分科会 出版・流通

 2012年10月、ついにAmazonが日本で電子書籍の販売を開始し、AppleやGoogleも日本での電子書籍販売に参入しています。
出版・流通の問題として、日本では、委託制、再販制等が指摘されてきましたが、電子書籍の出現によりコンテンツ電子化への対応という課題が加わりました。多くの電子書籍ストアが開設され、「電子出版権」の創設も検討されています。
 大学はコンテンツ(情報)の生産と利用に関わっていますが、教科書や研究成果を刊行する出版会を持つと同時に、講義のネット配信や教材の電子化を実施している大学もあります。
 大学図書館は、大学の教育・研究に必要なコンテンツ(情報)を提供する役割を担っていますが、出版・流通のあり方がこのように多様化する中で、コンテンツ(情報)の生産・流通・利用にどのように関わっていけばよいのでしょうか。
 出版・流通と大学(とその図書館)について考えてみたいと思います。

【2013.07.10 update】
 今回は日本出版販売(日販)の大橋雅夫氏をお招きして、2013年4月から提供が開始された、大学向けの学術・専門書のデジタル配信サービスをご紹介いただけることになりましたので、お知らせします。皆さまのご参加をお待ちしております。

【2013.08.19 update】
レジュメ

担当:大田原章雄(東京藝術大学附属図書館) ohtahara ■ gmail.com
    大石博昭


第8分科会 利用者支援
【2013.08.05 update】
 
 今年の利用者支援分科会では『即効アイデア交換会』と題し,どこの図書館でも何かしらやっている,それぞれの館のちょっとした工夫を共有してみようという企画です。帝京大学の仁上幸治先生をコメンテーターとしてお招きし,前半の"自己紹介タイム"では今年のテーマ「初年次教育」に関するTipsを,後半の"ワールドカフェタイム"では「利用者とのコミュニケーション」に関するひとことを,それぞれ集めてみたいと思います。

『即効アイデア交換会』
◇前説 (13:55~)
◇話題提供 仁上幸治氏 (14:00~)   「イマドキの大学生のココロをつかむ」
◇自己紹介&自館Tips紹介 タイム(14:20~)   「すぐ効く,よく効く,小ワザ即効テクニック」
  自館の初年時教育に関するサービスで,工夫している点を持ち寄り発表していただきます。発表時間はお一人3分弱になります。(仁上先生からのひと言コメント付)

◇ワールドカフェ タイム(15:45~)   「良いひとこと・悪いひとこと ~こんな時どうするリアル体験交換会~」
  “ひとこと”をキーワードに、利用者とのコミュニケーションを振り返る時間です。
  誰でも利用者と向き合う時,「しまった…」と思うことって結構ありませんか?その反面で,この一言を言った事で利用者にとても良い影響を与えられてよかった!なんてこともあると思います。どんな一言で失敗したか,どんな一言で利用者が好意的に図書館を利用するようになったか。この時間は,そんな事例を集めて語録集を作ってみたいと思います。きっと,図書館員ならだれもが経験あるハズ。いかがでしょう?

【講師紹介】
 仁上 幸治(にかみ・こうじ/帝京大学総合教育センター 准教授)
 早稲田大学図書館勤務を経て現職。『情報の達人』シリーズ(監修:日本図書館協会,発売:紀伊國屋書店)の仕掛け人。専攻分野は図書館広報,図書館利用者教育,情報探索行動。図書館サービス計画研究所(通称トサケン)の代表。「ブランディング」で全国講演ツアー中。
  仁上幸治ホームページ: https://sites.google.com/site/nikamik23/
  図書館サービス計画研究所: https://sites.google.com/site/tosaken23/

【ワールドカフェ】
  WORLD CAFE.NET: http://world-cafe.net/
  HUMAN VALUE  : http://www.humanvalue.co.jp/service/wcafe/

★参加者の方へのお願い
 ※13:55(5分前)にスタートいたします。可能であれば、それに合わせてお越し下さい。
 ※飛び入り参加をご検討の方は、自己紹介+Tips紹介タイムで話す内容とカフェタイムの”ひとこと”をご用意下さい。
 ※名刺をご持参ください。(オフィシャルのものでもカードに手書きでも何でも結構です)

【2013.09.03 update】
「イマドキの大学生のココロをつかむ」(スライド)
「イマドキの大学生のココロをつかむ」(配付資料)
「『情報の達人』の内容と大学基礎教養教育プログラムとの関連対応表」

担当:渡邊さよ(広島経済大学) sy-wata ■ hue.ac.jp
矢崎美香(九州女子大学・九州女子短期大学附属図書館) yazaki ■ kwuc.ac.jp


第9分科会 オープンアクセス 【2013.07.30 update】

 幅広いテーマである「オープンアクセス」の分科会、今年は、2つのテーマを扱います。

 前半は、学位規則の一部改正です。
 本改正により、平成25(2013)年4月以降に博士学位を授与された論文は、原則として1年以内にインターネットで公表することになりました。この規則は、博士学位申請者自身と学位授与機関全体に関わるものであり、公表の際には機関リポジトリを活用することが想定されているため、図書館が機関全体の中である一定の役割を果たすことが予想されます。
 大きな規則改正や関連機関の連携体制が作り上げられた今、学内での様々な調整や運用などが各授与機関の課題になっていることでしょう。皆様の機関ではどのように対応されているでしょうか。悩みどころなども共有できればと考えています。6月の「オープンアクセス・サミット」  http://www.nii.ac.jp/irp/event/2013/OA_summit/#part2 に参加された方、当日の話題などもぜひご提供ください。

 後半は、研究データのオープンアクセスを取り上げます。研究プロセスの透明性を高め、研究データの再利用を促進する動きが進んでいます。
 始めに、科学技術振興機構(JST)の西(にし)亮(あきら)氏からご講演を頂き国内外の現状把握を図ります。
        演題: 「研究データのオープンアクセスについて 諸外国の状況と国内の動き」
        概要: 研究データのオープンアクセスについて、諸外国を中心に検討が進められているなか、先日のG8科学大臣及びアカデミー会長会合でも<科学研究のオープンデータ>を含む共同声明 https://www.gov.uk/government/uploads/system/uploads/attachment_data/file/206801/G8_Science_Meeting_Statement_12_June_2013.pdf が出されました。学術成果公表の定型である「論文」のオープンアクセスに加え、研究「データ」のオープン化についても着実に対応を求められる流れにあります。この流れについて、まずは諸外国の論文に関するオープンアクセスの状況から整理し、国内の状況や取り組みなどをご紹介するとともに、研究データのオープンアクセスについて、取り巻く現状をご紹介します。

 海外の大学図書館では、研究データの管理や共有に関する研究者支援に取り組み始めており、図書館の研究者支援のスコープは研究のライフサイクル全体に広がりつつあります。講演に続いて、これらの事例を参照しながら、日本の大学図書館では今後どのような取り組みを行っていけるか、またどのような課題があるかについて、みなさんと一緒に考えてみたいと思います。

 多くの方のご参加をお待ちしています。

「研究データのオープンアクセス(ディスカッション編)」(slideshare)

担当:土出郁子(大阪大学) tsuchide ■ library.osaka-u.ac.jp
    西薗由依(鹿児島大学) nish ■ lib.kagoshima-u.ac.jp


第10分科会 ソーシャルメディア~「伝える」広報から、「伝わる」コミュニケーションへ!~

 「図書館のfacebookを立ち上げようと思うけど、どうやって運営すればいいんだろう」
 「ウチはTwitterを始めたけれど、利用者にどう返事をしたらいいか、判らない」…そんな悩みをお持ちの図書館員は、多いのではないでしょうか?
 このソーシャルメディア分科会では、こんな皆さんの悩みをシェアし、参加者が一緒に考える場にしたいと思います。
 ソーシャルメディアが持つ双方向性に注目し、単に情報を載せるだけでなく、利用者とコミュニケーションを取る手段としてソーシャルメディアを活用する方法を検討します。
 どなたでも参加可能ですが、自分の図書館でソーシャルメディアをこれから始めていきたい方、始めたものの十分な活用ができずに悩んでいる方に、特にご参加頂きたいと思います。
 分科会は講演形式ではなく、グループ討議を中心とします。皆さんご自身が主体的に意見交換し、自ら考える場を提供するものです。
 積極的な姿勢で、ご参加ください。

【2013.09.01 update】
「ソーシャルメディアと炎上事件」 長坂和茂 (slideshare)
「図書館におけるソーシャルメディア活用のためのガイドライン/ポリシー」 井上昌彦  (slideshare)

担当:井上昌彦(関西学院聖和短期大学図書館) inoue ■ kwansei.ac.jp
     長坂和茂(京都大学工学研究科桂化学系図書室) kz.ngsk ■ gmail.com


※メールアドレスは、全て「@」を「■」に変更しています。
Comments