分科会

   9:00 - 11:30  午前
 【 第1分科会 利用者支援A 】
  今回の分科会は、大阪芸術大学図書館の多賀谷津也子様と同図書館の学生の方々を講師に
 お招きすることができました。
  新しい図書館のスタイルを生み出すきっかけとしての「学生との協働」「図書館と学生
 (利用者)との双方向性」について事例報告やブレーンストーミングを通して考えて
 みたいと思います。
  利用者支援の現状をブレークスルーしてみたいたい方、自由な発想でサービスを考えてみた
 い方、ぜひご参加下さい。
  なお、参加される方は事前に下記の文献に目を通して頂ければと思います。

 ①図書館で、できること。図書館が、できること。 : 図書館と学生の協働によるコミュニ
  ケーションのかたち,多賀谷 津也子,
  専門図書館 NO253(2012),P27-31
 ②図書館を演出する 今,求められるアイデアと実践, 人と情報を結ぶWEプロデュース発行,
  メディアイランド発売, 2010.8,
   担当:菅原 聡(鶴見大学)  野村 健(東京支部)    

 【 第2分科会 ディスカバリーサービス 】
  大学図書館を取り巻く情勢はここ数年激しい変化があります。海外の雑誌や書籍の多くは電子化され、
国内においても割合的には少ないまでも、電子化の動きは活発化しています。また、それらコンテンツを利
用できるようにと、大学図書館として多くの費用を投入せざるを得ない状況にもなっています。
しかし、これまでの蔵書検索を中心としたOPAC検索システムでは、これら多くのコンテンツを検索すること
が困難になっていることと、Googleを代表とする検索エンジンで、ある程度のコンテンツが見つかる現状から、
高額な投資をしているe-Jornal、e-Bookがフルに活用できていない問題を抱えています。その上、「大学
図書館の整備について(審議のまとめ)」(平成22年12月 文部科学省 科学技術・学術審議会 学術分科
会 研究環境基盤部会 学術情報基盤作業部会)においても、「大学図書館には、多様な学術情報への的
確で効率的なアクセスを確保することが求められており、例えばディスカバリーサービスのような、より適切で
効果的なナビゲーションの在り方を検討することが重要」と記述されているように、それらの課題を解決する
一つの手法としてディスカバリーサービスが注目されています。
国内においても、ディスカバリーサービスの導入事例がいくつか報告されるとともに、導入検討の大学も増え
つつあります。一方でNIIは日本における学術分野のe-リソースを幅広く集約し、CiNii ArticleとCiNii Books
を柱とした、統合的なコンテンツサービスを提供しています。そのような状況の中で、国内で初めてこのサービ
スを導入した佛教大学図書館の飯野氏から、ディスカバリーサービス導入にかかわる基礎的な知識について
基調講演をしていただいた後、この間の国内コンテンツサービスを先導してきたNIIのコンテンツサービスが、
どうなっていくのか、どうして行くべきなのかを関係者を交えてパネルディスカッションを行います。

日 時:8月5日(日) 9時~11時半
全体司会:矢崎 美香 氏(九州女子大学図書館)

9:00~10:30
第1部    基調講演:佛教大学図書館 飯野 勝則 氏
 ディスカバリーサービスとは ~なぜディスカバリーサービスを求めるのか~
(ディスカバリーサービスの基礎知識編)
http://www.daitoken.com/research/annual_conference/2012/02/DS_1.pdf

10:40~11:35
第2部    パネルディスカッション:
ディスカバリーサービスの広がりを考える ~CiNiiに未来はあるか~
http://www.slideshare.net/ikki.ohmukai/120805-daitoken
http://www.daitoken.com/research/annual_conference/2012/02/DS_2.pdf
 コメンテーター 飯野 勝則 氏(佛教大学図書館)
 パネラー
・    大向 一輝 氏(NII 准教授/学術コンテンツ課コンテンツシステム開発室長)
・ 原 健治 氏(同志社大学図書館)
http://www.daitoken.com/research/annual_conference/2012/02/DS_3.pdf

・    児玉 閲 氏(東邦大学医学メディアセンター)
・    坂本 祐一 氏(大阪大学附属図書館)  
         
11:40~12:00
第3部 番外編 パネルディスカッション:質疑応答


 【 第3分科会 図書館経営  】 
   図書館経営では避けて通れない「実績評価」について、意見交換をします。今、大学では、
  どこの部署でも業務実績を具体的な数値で示し、アピールしていくことが求められていま
  す。でも、何をどのように示したらいいのか、悩んだことはありませんか?分科会では、図
  書館活動を具体的にアピールする数字について、みんなで考えていきたいと思います。数
  字が苦手な人も、アピールに苦労している人もぜひどうぞ。「みんなで考えよう! 図書
  館評価」です。なお、事前に目を通していただく文献をいくつか指定する予定です。

 ■1.事前に目を通していただく文献

 ・議案書号でご案内しておりました、事前に目を通していただく文献ですが、

 Elsevier 「図書館の電子リソースをさらに有効活用するためのマーケティング」
 を指定いたします。

 ■2.当日の分科会の進行予定

 ・次のように進行していくことを考えていますが、当日の参加人数等によって適
 宜変更する場合がありますので、あらかじめご承知おきください。

 1)事前に目を通していただく文献を復習
 2)参加者を各自の希望に応じて次のグループに分ける。
  (1)図書館で購入する図書資料の必要性を説明するグループ
  (2)図書館で購入する電子ジャーナルの必要性を説明するグループ
  (3)図書館でおこなう利用者教育の必要性を説明するグループ
  (4)ラーニングコモンズを図書館に設置する必要性を説明するグループ
  (5)学習する場所として図書館が必要であることを説明するグループ
 3)上記(1)~(5)をあまり図書館のことをご存知ない大学の理事に納得し
 て(予算を出して)もらうために、グループ毎に説明をする。

 4)他のグループは適度につっこみをいれる。このことでよりよい説明方法・根
 拠の示し方を模索する。

  担当:村上健治(滋賀医科大学)  菊池美紀(聖学院大学総合図書館)

 【 第4分科会 リカレント教育  】 
    2009 年に「リカレント教育」の分科会を再開してから4 年目を迎えます。
    2009 年と2010 年は、特定のテーマを設定せず、リカレント教育全般に対する意見交換
  をしましたが、意見交換の中で、大学院のコースの受講の話題が中心となったため、2011
  年は、大学院進学をテーマとして、大学院進学が大学図書館員の技術・知識の向上や研究
  テーマの追求、キャリア形成に及ぼす効果について、大学院制度の説明、経験談を交えた
  報告を受けた後、参加者で議論をしました。
    2011 年の分科会での議論の中で、大学院進学と関連して、「図書館員として必要な教
  育・研修」、「認定制度、検定試験」に関した話題が出されました。
  本年の「リカレント教育」分科会は、「認定資格制度、検定試験」をテーマとします。
  大学図書館員を対象とした資格認定や検定の種類や内容について説明を受けるために、認
  定資格制度、検定試験を実施している団体の関係者に講師を依頼する予定です。説明を受
  けた後、資格取得、検定受験の効果について講師への質問も含めてディスカッションする
  時間を設けます。
    資格や検定を取得されている方、認定資格制度、検定試験に興味をもたれている方、ぜ
  ひとも本分科会へ参加して、「リカレント教育」のための認定制度、検定試験の活用につ
  いてお考えをお聞かせください。
  担当:井ノ口 雄久(高崎健康福祉大学)  北川 正路(東京慈恵会医科大学学術情報センター) 

 【 第5分科会 類縁機関との連携  】 
  MLA 連携という言葉を耳にしたことがある方は多いと思います。図書館法第三条第九項において
 「学校、博物館、公民館、研究所等と緊密に連絡し、協力すること」と有るとおり、図書館業務を
 行うに当たって類縁の他機関と協力して利用者に情報を提供する必要がある、という意識は
 ある程度合意を得たものではないかと思います。一方で、博物館・文書館を持つ大学の場合には、
 同じ大学の組織という視点で連携・役割分担する事も必要になってきます。本分科会では内外
 双方の視点から、大学図書館・大学博物館・大学文書館が相互に連携することの意義を議論します。
  図書館・博物館・文書館、そして大学そのものにとってどのような利点があるのか、どのような
 障壁があるのか、どのように大学構成員に資していくのか、などなど、多様な視点から
 議論が出来ればと思います。

 プログラム
 9:00-9:10 挨拶
 9:10-9:40         野田智子「大学の管理運営から見るMLA」
 9:40-10:10 福島幸宏「大学の文化資源を使い尽くす-MALUI連携という提案-」
 10:10-10:20 休憩
 10:20-11:30 発表者と会場を交えたディスカッション

 講師紹介
 野田智子(京都大学 総務部企画課)
  京都大学職員。平成16年の就職以来、主に本部で企画業務に携わる。名古屋大学大学院
 教育発達科学研究科博士前期課程に在籍する社会人大学院生としての顔も持つ。学生時代、
 京都大学人文科学研究所図書室でのアルバイト経験あり。

 福島幸宏(京都府立総合資料館 歴史資料課)
  図書館と文書館の複合施設である京都府立総合資料館で京都府の公文書である京都府行政文書の
 管理・運用を担当。近年は『京都市明細図』のデジタル化・公開に立命館大学文学部地理学教室と
 協力して携わる一方、全国歴史資料保存利用機関連絡協議会東日本大震災臨時委員会の事務局として
 岩手県陸前高田市の公文書レスキューを担当。
主な著作
 ・「特集 図書館と文書館の連携: 連携から融合へ」『大学の図書館』2009, 28(8), p. 176-178, 
 ・「地域拠点の形成と意義―デジタル文化資源の「資源」はどう調達されるのか?」『デジタル文化資源の活用』
    NPO知的資源イニシアティブ編, 勉誠出版, 2011

  担当:大石博昭(新潟大学)  長坂和茂(京都大学工学研究科桂化学系図書室)


 【 第6分科会 大学図書館史  】 
 図書館史は図書館情報学の一分野であると同時に、歴史学とも密接に関わる分野でもあります。
とくに日本の図書館史は、日本の近現代史における政治・経済・思想・文化の諸分野の文脈と
切り離して考えることはできません。
 今回、大学図書館史分科会では関西圏の図書館関係者(国立国会図書館関西館・大学図書館・
公共図書館の職員および図書館情報学研究者)を中心に京都で活動している「関西文脈の会」という
図書館史勉強会のメンバーと合同で、近代日本の図書館を作り上げた人 物に焦点を当てます。
具体的には初代東京帝国大学附属図書館長である和田万吉を取り上げ、彼を中心に、明治大正期の
日本における、黎明期の大学図書館のすがたにスポットをあてます。
 テキストとして石井敦編『図書館を育てた人々  日本編1』に収録されている和田万吉に関する
記事を用います。議論がより深まると思われますので、可能であれば、事前にご一読の上、ご参加
いただければと思います。

関西文脈の会とは
 2010年3月、関西圏の図書館関係者(国立国会図書館関西館・大学図書館・公共図書館の職員
および図書館情報学研究者)を中心に発足しました。以後2か月に一度の頻度で、図書館史に関する
文献の輪読や、関連テーマについての発表会を行なっています。
 関西文脈の会については公式ブログ(http://toshokanshi-w.blogspot.jp/)公式ツイッター
アカウント(https://twitter.com/#!/k_context)もあわせてご覧ください。

プログラム
9:00-9:15 司会挨拶・関西文脈の会の紹介
9:15-10:45 長尾宗典(国立国会図書館関西館)
          「和田万吉の事績と大学図書館(仮題)」(途中10分程度の休憩を挟む)
10:45-11:30 会場を交えてのディスカッション

テキスト
森崎震二「国際感覚で指摘した図書館発展への道  和田萬吉」『図書館を育てた人々  日本編1』
                                 石井敦編, 日本図書館協会, 1983, p. 59-69

  担当:加藤晃一(京都大学) 長坂和茂(京都大学工学研究科桂化学系図書室)

  13:00 - 15:30 午後
    
 【 第7分科会 利用者支援B  】
 本分科会のテーマは「協働する図書館:図書館活動における図書館の新たな役割につい
て考える」です。
 図書館活動は、これまでサービスを提供する側(=図書館)と享受する側(=利用者)
という二元論で語られてきました。しかし、近年、図書館業務サポート、学生選書、学習
支援、学生サークル・その他等の協働(*1)により、その関係は微妙な変化を示しつつある
ように思います。
 1992 年、ローマンによって「コモンズ」というコンセプトが提唱されました(*2)。この
コンセプトの原点である古代ギリシャの「Kinonia」は、次のように定義されるとされて
います(*3)。(1)参加の自由が認められ、(2)共通の関心/目的を持ち、(3)人材、資金、知恵
などの資源を共有し、それをもとに協働する、(4)相互扶助し、(5)フェアネスを基本とする。
図書館活動は今まさに、この「Kinonia」の定義が示すような共同体へ移行しようとし
ているのでしょうか。サービスを提供する側とされる側という固定的な関係を超えた、自
由意志による対等な協働関係へ移行しようとしているのでしょうか。
 ランガナタンは「図書館学の五法則」において、次のように述べています。(1)図書は利
用するためのものである、(2)いずれの読者にもすべて、その人の図書を、(3)いずれの図書
にもすべて、その読者を、(4)図書館利用者の時間を節約せよ、(5)図書館は成長する有機体
である。
 この法則に、(6)人と人をつなげる、が付け加わろうとしているのでしょうか。
 本分科会では、講演と事例報告、ディスカッションにより、「図書館は、人と人とのつながりを
創造する場となりうるか」その可能性と図書館の新たな役割について考えたいと思います。
なお、タイムテーブルは、次の予定です。
1.はじめに ( 5 分):分科会の趣旨説明
   http://www.daitoken.com/research/annual_conference/2012/07/kagami.pdf
2.講 演(60 分):長澤多代先生(三重大学附属図書館研究開発室、*4)
  協働する図書館:図書館員による教員とのつながり方の開拓
  http://www.daitoken.com/research/annual_conference/2012/07/nagasawa.pdf
3.事例報告(40 分):小畑佳弘氏 (神戸学院大学図書館、*5)
  図書館留学:教職協働の学習支援への取組み~語学力の向上に向けて~
  http://www.daitoken.com/research/annual_conference/2012/07/kobata.pdf
4.休憩 (15 分)
5.ディスカッション(30 分)
(*1)「学生協働まっぷ:ku-librarians 勉強会」 
  http://dl.dropbox.com/u/15665405/map/index.html
(*2)コモンズ:人類の共働行為:NPO と自発的行為の新しいパースペクティヴ / Roger A.
Lohmann 著;溝端剛訳.-- 西日本法規出版, 2001
(*3)「NPO」幻想と現実:それは本当に人々を幸福にしているのだろうか? / 田中弥生著.
-- 同友館, 1999
(*4) 教員と図書館員が連携する 学術情報リテラシー教育
  http://www.nii.ac.jp/hrd/ja/literacy/h23/5.pdf
(*5)「図書館留学:教職協働の学習支援への取り組み~語学力の向上に向けて~」
  http://lib.kobe-u.ac.jp/AULH/katsudo/23/kenkyu2/kobata.pdf
担当:渡邊さよ(広島経済大学図書館)、大綱浩一(京都大学附属図書館) 

【 第8 分科会 学習のハブとしての大学図書館 】
    近年、大学における教育の質保証という観点から、教室外学習環境の重要性が高まって
  います。また、情報通信技術の発展、教授・学習法の変化、デジタルネイティブ学生の割
  合の増加などを背景に、ラーニング・コモンズなどの学習支援をワンストップで提供する
  大学が増えつつあります。
  言うまでもなく、学習支援は大学図書館の主要な役割のひとつです。そして、学習資源
  を数多く提供するとともにそのノウハウに長けていること、中立的な立場であることなど
  の観点から大学図書館が学習のハブとして機能することは自然な流れだと考えられます。
  今回、新しく提案させていただいたこの分科会では、学習のハブとして大学図書館が機
  能するために不可欠である「教員との連携」に焦点をあてたいと思います。具体的には、
  教員と連携することで効果的な学習支援を実現されている事例をとりあげ、講師をお呼び
  してお話をおうかがいするとともに、分科会参加者のみなさまと情報交換をする機会を提
  供させていただきたいと考えています。
  実り多い分科会にしたいと思いますので、教員と連携した大学図書館の学習支援機能に
  興味をお持ちの方はぜひ、ご参加ください。
講師:赤井規晃氏(大阪大学附属図書館)
   堀一成先生(大阪大学全学教育推進機構)
担当:坂本拓(京都大学附属図書館)
    呑海沙織(筑波大学図書館情報メディア系)
当日発表資料
■呑海沙織(筑波大学図書館情報メディア系) 
http://www.daitoken.com/research/annual_conference/2012/08/donkai.pdf
■堀一成先生(大阪大学全学教育推進機構)
http://www.daitoken.com/research/annual_conference/2012/08/hori.pdf
■赤井規晃氏(大阪大学附属図書館)
http://www.daitoken.com/research/annual_conference/2012/08/akai.pdf
【 第9 分科会 出版・流通 】
  「出版不況」と言われ始めて久しく、2010年は何度目かの「電子書籍元年」とも言われましたが、
 本や雑誌の出版・流通の状況はあまり改善せず、電子書籍も普及しているとは言えません。
  そのような状況の中で、2012 年4 月には「出版デジタル機構」が発足しました。政府系ファンドと
 大手出版社などが共同出資し、書籍のデジタル化に巨額の資金が投入されるようです
  (http://www.pubridge.jp/)。今年の6月に成立した、オンライン資料の収集等に関する、
 国立国会図書館法の一部を改正する法律もこれからの方向性に影響を与えることになりそうです
 (http://www.ndl.go.jp/jp/news/fy2012/1195083_1827.html)。アマゾンも今年、
 「キンドル」による電子書籍事業を日本で開始すると正式に表明しました。日本でも電子書籍の
 流通は本格化するのでしょうか。
  本分科会では、立命館大学の湯浅俊彦先生をお迎えし、電子書籍をめぐる最近の動向に
 ついてお話いただき、議論していきたいと考えています。
  一方、書店数減少、リアル(紙の本)とバーチャル(電子書籍)の狭間において、セレクトショップ
 のような個性的な書店は人気を集めているようです。
  この分科会では、リアルとバーチャルの両面に焦点を当てて考えてみたいと思います。

湯浅 俊彦(ゆあさ としひこ)先生のご紹介:
 【プロフィール】
  1955年、大阪府生まれ。大阪市立大学大学院・創造都市研究科・都市情報環境研究領域・
 博士(後期)課程修了。博士(創造都市)。1978年~2007年、旭屋書店勤務。
  2007年~2011年3月、夙川学院短期大学准教授。2011年4月より立命館大学文学部准教授、
 2012年4月より立命館大学文学部教授。日本出版学会・理事、日本ペンクラブ言論表現委員会・副委員長、
 日本図書館協会・出版流通委員。国立国会図書館・納本制度審議会委員、図書館振興財団
 「図書館を使った調べる学習コンクール」審査委員。
 【著書(単著)】
 ●『書店論ノート~本・読者・書店を考える』(新文化通信社、1990年)
 ●『「言葉狩り」と出版の自由~出版流通の現場から』(明石書店、1994年)
 ●『デジタル時代の出版メディア』(ポット出版、2000年8月)
 ●『デジタル時代の出版メディア 電子・ドットブック版』(ボイジャー、2000年10月)
 ●『出版流通合理化構想の検証』(ポット出版、2005年)
 ●『日本の出版流通における書誌情報・物流情報のデジタル化とその歴史的意義 』(ポット出版、2007年)
 ●『電子出版学入門―出版コンテンツのデジタル化と紙の本のゆくえ』
                  (出版メディアパル、2009年、改訂2版2010年9月刊)

担当:大田原章雄(東京藝術大学附属図書館)
   中島慶子(豊橋創造大学附属図書館)

【 第10 分科会 研究支援・文献管理ツール 】

 文献管理ツールは、研究者の文献管理と論文作成を支援するためのソフトウェアです。各種

データベースを検索したり、その結果等を利用しながら参考文献や関連ファイルを管理するこ

とができたり、書誌情報や図表の一覧を、各種の投稿規定に応じて作成することができます。

 図書館が行う研究支援には様々な方法がありますが、この分科会では、EndNote RefWorksMendeley といった文献管理ツールの提供に関連した研究支援と、そういったツールの使い方に

とどまらず、図書館がどんな研究支援をしていけるのかを考えていきたいと思います。

 

話題提供者(五十音順):

 天野 絵里子(九州大学附属図書館)

 林 賢紀(農林水産研究情報総合センター)

 坂東 慶太(MyOpen Archive

 三角 太郎(山形大学工学部プロジェクト支援室)

 

構成:

 導入:文献管理ツールとは                      10分)

 事例報告                                                    (各15分)

  ・天野:RefWorksの紹介と、これからの研究支援
  ・三角:大学における研究支援業務について
  ・林:Mendeley個人版と機関版の紹介と導入事例
  ・坂東:研究を取り巻く環境

 座談会                                                   40分)
 質疑応答:意見交換                               25分)

担当:

 山下 ユミ(京都府立医科大学附属図書館)

 三角 太郎(山形大学工学部プロジェクト支援室)

 米田 寿宏(京都大学工学研究科)


【 第11 分科会 オープンアクセス& 機関リポジトリ 】 
  この分科会では、オープンアクセスと機関リポジトリに関わる3 つの話題を取り上げま
 す。オープンアクセスという流れの中で、学術情報の流通と図書館が担う役割について、
 一緒に考えてみませんか? ご参加お待ちしております。
・ 科学技術政策のなかのオープンアクセス 「第4 期科学技術基本計画」の中に登場す
 る、オープンアクセスや機関リポジトリの位置づけなどをみてみましょう。
話題提供:加藤晃一(常任委員)
http://www.daitoken.com/research/annual_conference/2012/11/oair_kato.pdf
・ JAIRO Cloud
 国立情報学研究所(NII)が今年から開始した共用リポジトリサービス、JAIRO
 Cloud. 兵庫支部からの事例報告をうけて、その実態に迫ります。
話題提供:谷本千栄(兵庫支部)
http://www.daitoken.com/research/annual_conference/2012/11/oair_tanimoto.pdf
・ オープンアクセスウィーク
 毎年10 月の最終週は、オープンアクセスを考える週間、オープンアクセスウィーク.
 昨年やったこと、今年やりたいこと.手軽にできることから、図書館全体を巻き込むイベ
 ントまで、アイディアを出し合う時間になればと思います。
話題提供:土出郁子(大阪支部)
http://www.daitoken.com/research/annual_conference/2012/11/oair_tsuchide.pdf
 担当:井上昌彦(関西学院 聖和短期大学図書館)
    土出郁子(大阪大学生命科学図書館)
    加藤晃一(京都大学)

【 第12 分科会 危機管理・施設 】
  2011 年3 月の東北大震災で多くの図書館も被災しました。このことで図書館の危機管
 理体制の見直しの必要性を改めて痛感させられたと思います。この分科会では、災害の場
 合だけでなく、業務中の非常事態への対応も見直しも含めた危機管理・施設の情報交換・
 議論を行います。危機管理体制、マニュアルの作成・周知、時間外勤務(委託先)との連
 携等内容は多岐に渡りますが、各大学の事例を基に議論を深めます。他の図書館との情報
 を共有することで、見落としていることの発見があると思います。
 事前にアンケートを行い、数名の方には事例報告をお願いします。独自の事例等あれば
 どんどんお寄せください。詳細については今後大会web サイトで随時更新していきます
 のでこちらもご覧下さい。
 もはや、危険は常に私たちの周囲に潜んでおり、何時発生するかわからないという意識
 が必要です。この分科会で利用者を、図書館の資料を守るための理解を一緒に深めましょ
 う。
 担当:菅原光(一橋大学)
    磯本善男(北見工業大学図書館)
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