例会

武道東アジア武術論研究会
✔︎2018年11月24日(土曜)

武道東アジア武術論研究会<11月>記録

 

時間:20181124日 14:3017:00

場所:早稲田大学東伏見キャンパス 体育棟202

参加者(敬称略):

大保木輝雄,藤堂良明,永木耕介,塩澤祐也,池本淳一,野田昭彦,内藤常男,小田佳子,呉鼎毅,工藤龍太,湯浅有希子,佐藤晧也,劉暢,謝勁文志々田文明.

 

今回は特に永木耕介教授をお招きして、「嘉納が求めた武術性という課題」のテーマで講演頂いた。また、池本淳一氏からは、「中国兵器博物館所蔵の武器と実演」について台湾でのフィールドワークの成果を発表頂いた。討論は長時間に及び、有意義な会であった。以下概要を紹介する。

 

 

演者:池本淳一氏(松山大学) 14:30

演題:

発表1:「『柔道対拳闘:投げるか,殴るか』著者解題:「二人の嘉納」にとっての柔道の武術性を中心に」

発表2:その二「中国武器の武術性に関する一考察:道生中国兵器博物館所蔵の武器と実演を例に」

内容:

池本先生による著書『柔道対拳闘:投げるか,殴るか』の紹介

道生中国兵器博物館(台湾・新北)フィールドワークの報告.

 

質疑

大保木:中国の武器の素材は何か.

池本:

工業製品であって粗製濫造.
中国では軍隊は工業製品.鋳鉄で製造.
鍛造品は身分の高い者のために作られた.

宋の時代.武器よりも戦う戦士の数が問題だった.
・隊列の関係上,同じ長さの武器を同じように皆が使う.

工藤:科学技術の革新と武器の関係はどのようなものか.
池本:
戦術によって武器も更新される.

 

劉:道生中国兵器博物館所蔵の兵器の年代.

池本:多くは国民党が台湾に撤退し,民間に散らばった武器であり,清末の武器であると思われる.

 

演者:永木耕介氏(法政大学) 15:30

演題:「嘉納治五郎による柔道の海外普及」

 

内容:

・嘉納の欧州調査から明らかにしたこと.

ハワイでの他流対抗試合.(ハワイ報知,1916923日)

岡部平太が役二年半アメリカスポーツ界,体育界を研究すた結果「柔道とプロレスとの試合は成り立たない」.
嘉納の他流試合に対する見解(読売新聞,192131日)

国民体育は唐手がヒントに,大衆ができるものとして国民体育を作ったのでは.

結論
欧米に対して日本の良さを示す.
「武術の修練を通した生き方の追究」が「武道」である限り,「武術性」を抜きにして「武道」は存在しない.


質疑
劉:
岡部は1940年では「中国武術には武術性がない」と批判しているが.でも一方でスポーツ柔道に賛同しているのか.

永木:岡部の中国武術に対する評論は知らないが,スポーツ柔道を賛同したことは確かだ.

 

野田:1908年,帝国尚武会の道場が中国最初の柔道場で,それにかかわるアジアにおける柔道の国際化はいかなるものだったのか.
永木:
中国武術のことはこれまで勉強していない.

池本:
嘉納治五郎の思想と言うよりは嘉納とその側近の人々のユニットがあったのではないか.
嘉納は以下の三側面を持っていたのでは.武術,教育,組織人
組織人としての嘉納が海外普及をした.
一方で武術家としては武術性に対する問題意識があったのでは.
嘉納はスポーツ柔道が駄目だから,武術だったら寝技なんかしてたら槍で突かれるというロジックだった.そこから,柔道として当身をどう対処するか,という問題が出てくる.

藤堂:
嘉永年間の他流試合を見ると絞め技,関節技がほとんどである.当身はなかった.
嘉納は当身を追求したかった.「人に制せられざるの術」.

 


武道東アジア武術論研究会
✔︎2018年10月13日(土曜)


・開会:2時20分〜5時頃まで。


・発表時間は原則として30分程度、質疑20分、合計50分程度で行います。しかし質疑はゆったりと行いますので必要に応じて変動します。


 


・2:10―3:10:志々田文明


「武術性」再考


 


・3:20―4:20:大保木輝雄


なぜ佚斎樗山は天狗芸術論・猫の妙術を書いたのか?


ー 関宿藩(野田市)関係資料から ー


連休が終わりました。いかがお過ごしでしたか。小生は嘉納治五郎の自他共栄に関わる永木耕介先生と坂上康博先生の論文を感心しながら楽しみ、プラトン読みで時を過ごしました。西欧の古典の凄さに書く意欲も失われますが、気を取り直して仕事復帰です。

さて各位の協力で、珍しく6月の例会が早い段階で整いました。宜しくご参集下さい。(F.S.


・研究会の様子



✔︎2018年6月9日(土曜)



みなさま



開会:2時20分~5時頃まで。

発表時間は原則として30分程度、質疑20分、合計50分程度で行います。しかし質疑はゆったりと行いますので必要に応じて時間は変動します。

 

220310:中嶋哲也『型を内側から知る:新陰流の参与観察を中心に』

 

31040

 野田昭彦 『少林拳術秘訣』の三原高氏とその武術について(仮)



105:00:藤堂良明『戦後の学校武道のあゆみ格技から武道へ

 

 

<お知らせ:丸屋武士氏講演会>

・『嘉納治五郎と安部磯雄』の著者である歴史作家・丸屋武士氏の講演と質疑の会が下記の日程(添付資料参照)であります。入場無料ですので関心のあるご来遊下さい。この本もそうですが、丸屋氏のサイト「https://www.ishiryoku.co.jp/user/takuwa/takuwa01/ser15_p02.htmlの卓話室の論考は圧巻です。

・日時場所:518日金曜日。東伏見、早稲田大学79号館(ステップ22302教室。駅から生協の前の道を通って、生協の奥の出入り口からお入りできます。添付を参照下さい


・研究会の様子

 

 



✔︎2017年1月7日(土曜)
1月7日(土曜)の例会は、兼ねて予告の通り、寒川恒夫教授(スポーツ人類学)の高著『日本武道と東洋思想』(平凡社)の合評会を行います。
評者は、民俗学者として高名な斉藤修平先生と、気鋭の近代武道史研究家の中嶋哲也先生にお願い致しました。斉藤先生は寒川先生の先輩に当たる方で、一方、中嶋先生はお弟子さんにあたります。
開始時間は2時開始に戻しましたので、ゆっくりとお出まし下さい。また本を読まれていない方も遠慮されずにお出まし下さい。

開会:2時00分

形式は、お二人の評者に、それぞれ30分から40分程度お話しいただき、その後、自由討論をしたいと思います。

・中嶋哲也氏:

・斉藤修平氏:

・参加者近況報告(軽い懇親会を行います:500円お願いいたします。酒類と茶菓を用意します。ご寄付歓迎です)


✔︎2017年5月13日(土曜) 
開会:2時00分
(通常発表: 発表30分、質疑20分程度)
・横地浩紀氏: 午後2 : 00−2 : 30 「武道マーケットの縮小とその背景と対策」
 質疑 2:30—3:00
・中村民雄氏: 午後3:10−4:00 「日本の武術・武道」
 質疑4:00−4:30
・情報交換会

✔︎今後の予定
7月1日、11月4日(いずれも土曜日)
*9月10日(日曜)東アジア武術国際会議(詳しくはホームページを参照)於早稲田大学・東伏見キャンパス


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