毎日キッチンで使用する各種調味料を一つにまとめた入れ物として「調味料入れ」があります。
今回は機能的で見た目にも清潔感のあるものを手作りします。
準備
【 材料 】
左写真の様に講座のために既にカット、穴開けされた木材、及び蝶番4個、扉つまみ2個、マグネット1個、7mm各ナット2個、その他釘、化粧釘、タボ 木工ボンド、塗料若干
【 道具 】
差金、カナヅチ、ピンポンチ、キリ、ドライバー、サンドペーパー、鉛 筆、 塗装用布切れ
本講座では差金の使い方、蝶番取付のコツ、ダボの使い方、ボンド、塗料のぬり方等に付いて学習します。
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組立1
1.組立に先立って左右側板の内側(穴一つの側)に、下から5ミリと145ミリの位置に差金をあて正確に横線を鉛筆で引きます。 これを正確にやらないと、最後に扉が閉まらなかったり、全体の座りが悪くなる原因にもなります。
2.次に片面の側板に今付けた線に沿って、底板の下端を揃えてボンドと側板外側穴から釘で正確に取り付けます。 最初の取付は不安定ですから、線と底板下端がずれないように二人でお互いに手伝いながら進めます。
3.以下同様に14.5mm の位置に上板を取付けます。
4.次に棚ストッパの丸棒を側面内側の穴にボンドを付けて差込まんだ後、反対側の側板を取付けます。 先ず丸棒を固定し、底板、上板を上記2,3と同様に取り付けます。
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組立2
5.裏板をボンドと化粧釘で取付けます。 歪まないように、先ず底板に固定し、次に左右側板、最後に上板に固定します。
一辺の釘は3ヶ所程度で等間隔にすると仕上がりが綺麗になります。
6. 側板を取付けた釘の頭をピンポンチで打ち込み固定します。
7.扉ストッパの取付は半円棒材を扉の厚み(15mm)を残すようにして内側にボンドと化粧釘(2本)で取付けます。
8.マグネットの取付は上板下面中央にマグネット面が16mm程内側になる位置に付属木ネジで取付ます。 最後に扉を付けた状態で必要なら微調整が出来ます。
扉の取付
9.左右扉の内側上コーナーにマグネットキャッチ(角ナット)を木ネジで取付けます。 扉の大きさに対し、市販マグネット付属の鉄片では吸着が強すぎるので代わりに角ナットを付けます。
10.扉表側につまみを付属ネジで取りつけます。
11.扉の蝶番取付場所に、蝶番の向きと位置に注意してキリでガイド穴をあけ木ネジで固定します。 両扉4ヵ所に蝶番を付けます。
12.本体側に扉についた蝶番をキリでガイドを付けて木ネジで取付ます。 全体の作業の中で一番難しいところですが、スムースに扉が開き、しめるとカチッとマグネットに吸い付けば喜びもひとしおです。
仕上・完成
13.左右側板の釘穴に薄くボンドを入れ、ダボを打ち込み頭を
切断してサンドペーパーを掛け薄く塗装をします。
アドバイザーメモ
側板、上下棚板、扉は15mm厚のシナ・ランバーコア、
裏板は4mm厚のラワン合板です。
塗装はオイルステインを布で摺り込みます。