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編集、印刷に関わる基本的な知識から裏ワザまで、マニュアル本だけでは身につかない実践上のノウハウを、第一線で活躍するプロの講師陣から学べる創元社編集セミナー。第5回は、装丁家・デザイナー濱崎実幸氏を講師に迎え、装丁・ブックデザインの基礎知識を学びます。
セミナー概要
装丁家の濱崎実幸氏を講師に迎え、クオリティの高いブックデザインを進めるうえで必須の知識を座学形式で学べるセミナーです。第5回目は、並製本から函入り豪華本まで、さまざまな本のかたちを実例付きで紹介しながら、装丁デザインを手がける上で必要な印刷・加工・製本・用紙などへの基礎知識を解説します。
〔講師からのメッセージ〕
本には一冊一冊、その内容や成り立ちに似合った姿かたちがあります。軽やかな装いが相応しい本、静かな佇まいの中に強いメッセージを込める本……。仕事の依頼からイメージを固着させて本として具象化させるまでのプロセスを、今まで手掛けた幾つかの実例を挙げてご説明します。私の発想のしかた、素材の選びかた、印刷や加工のアイディア等、楽しんでご覧いただけたら幸いです。
〔このセミナーで取りあげる本(予定)〕
・初めての装丁 ――『美女365日』(東方出版)
・自分で楽しみながら作ると面白い装丁になる ――『大阪の橋ものがたり』(創元社)
・コストの制約をアイディアに変える ――『大阪名物』(創元社)
・装丁上手はやりくり上手 ――『たのしい回文』『鉄道手帳』(創元社)、『浦西和彦 著述と書誌』(和泉書院)
・「渾身の仕事を」という編集者の無茶な注文にどう応えるか ――『母系』(青磁社)
・贅沢できるときはする! ――『世界で一番美しい樹皮図鑑』(創元社)
・淡々と作っているといい本ができるときがある ――『galley』(青磁社)
・タイプフェイス一発勝負 ――『上方落語 寄席囃子の世界』(創元社)
・実物を手に取ってもらいながらご説明――『追憶のほんやら洞』(風媒社) ……等々
開催概要
◎日 時 2016年9月10日(土) 14:00~16:00 (開場・受付は13:30から)終了
◎定 員 40名(定員になり次第申込み締切)
◎受講料 3,000円 ※受講料は当日、受付にてお支払いください。(要事前申込み)
◎会 場 創元社4階セミナールーム(大阪市中央区淡路町4-3-6)
〈最寄駅〉地下鉄御堂筋線・本町駅/2番出口より徒歩4分
御霊神社南側のセブンイレブン南向かい、6階建てビルの4階です。
★お申込みフォームはこちら
講師紹介
講師 濱崎実幸(装丁家)
1964年生まれ。1989年より広告制作会社に勤務、1996年に独立し装丁を専業とする。書籍のカバー・表紙デザインだけでなく、本文デザイン・組版、画像編集も手がけ、卓抜な技術とディレクションで本を美麗に仕上げ、世に送り出す。2009年、2011年、2012年、2014年、2015年の造本装幀コンクールで立て続けに受賞。受賞作に『母系』『galley』(以上、青磁社)、『赤の書』『明朝活字の美しさ』(以上、創元社)など。日本図書設計家協会会員。