じま~ん

その1


今年も来ました、じー様。一緒に行ったのは、言わずと知れた「ラスベガス」


今回は、ものすごー自慢できる出来事があったんよー。ま、聞いて聞いて!自慢てゆっても、自分がエライわけでも何でもないんやけどな。


今までの人生で自慢できることてゆったら、明日閉店するとゆう高級ブティックで、既に75%引きになってたのんを、更に値切り倒して、タダ同然で買い物してことくらいかなあ。


ほれって自慢とゆえるんか?


その2


今回は、ラスベガス到着が夕方6時過ぎの航空券しか取れんかった。ランスバートンのマジックショーチケットを買うてあったんやが、ショーは7時開始。行けやんとあきらめていた。



大*麗子が「麗子、急いでって一生懸命お祈りしたら、飛行機のスピードがちょっと速くなったみたいなの~」てゆったとゆう話を思い出し、「早よ着け~、早よ着け~」て思てたら、ほんまに早よ着いた。ホテルのチェックインすませたら。7時5分やった。


その3


チェックインカウンターで聞く。「遅れても劇場、入れてくれますか?」「劇場のことは分かりません。直接あちらで聞いて下さい」おんなじホテル内やんか、ほれくらい知っとけよ。


3000室以上ある巨大ホテル。チェックインカウンターはこっちの端っこ、ランスバートン劇場はあっちの端っこ。その間には、巨大カジノがある。


大きなスーツケースごろごろゆわせて、カジノ内を全力で走る私達。ギャンブルしてる人ら、しばし手ー休めて、こっち見てた。


ランスバートン劇場に着き、重たいスーツケースを、階段ごっとんごっとんゆわせながら運び、まだまだ走る我ら。10分ほど遅刻やったが、劇場に入れてもらえた。ほんでもって案内された席は、何とまあ一番前、しかも中央やった。


舞台のまん前。ほんで舞台の中央には、客席に下りる階段がある。我々の座席は、階段から一番近いとこ。ランス君にかぶりつきである。


その4

ランス君、マジックの合間合間に子供達を舞台に呼んで、楽しませてくれる。


舞台いっぱいに集まった子供達みんなにさわらせた鳥かごを一瞬で消したり


子供の耳の後ろやらシャツの裾やら、さっきまで空っぽやったポケットからコインよーさん出したり


子供をスポーツカーに乗せて、車ごと子供消したり


いやあああ~ん、私もわ~た~し~も~、子供になりたあ~い


そーこーしてるうちにランス君、こんだら客席に下りてきて、じー様と握手してゆってる。「どこから来ましたか?」


「ににに日本、日本、日本です!!」て叫んだのは、私です。「おお、コンバンワー」「はははいコンバンワー」もー呂律が回れへん。


じー様の手からランス君の手をむしりとるようにして、むちゃむちゃ強引に握手する私。目はハート型、口からはヨダレ。韓流スターのおっかけしてるおばちゃんたちの気持ちが0.1秒で理解できた。


その5

握手した手ーをいっこも離せへん私。このバカ女の手ー離すには、こうするしかないと思たかして、ランス君がゆった。


「ステージへどうぞ」


「は?」


ららランス君が、ランス君がああ~


おばちゃんの手ー取って、ステージへ連れてってくれてるうう


その6

ステージへの階段を上る私。勿論、頭にはたっぷり血ーが上ってた。


ステージで何か話をしたような気がせんでもない。が、気ーついたら胴体切りの箱に寝てた。後にじー様に聞いたら、このときの私は、いわゆる喜色満面、顔半分が口になってたって。


私ゃ化けモンか


チェーンソー「ういーん」てゆわせて箱切り始めるランス君。うわあ、痛いんかなあってちょびっと思た。


ランス君の動作は、目の前で見ても、切っているように見えた。が、体はまっすぐ寝たままで、しかも切れてない。切れてどーする。何がどーなってるのか、一ミリも分かれへん。


その7

ランス君に手ーとられて、ま一回(もう一回)ステージ中央に立った私。「今日の記念に」てランス君が手にしていたのは、自分のポスター。くるくるって巻いちゃあって、輪ゴムで止めてあった。その輪ゴムを外して私の手に乗せる。


「はい、輪ゴム」おもしゃいことするやんかー。


すかさずいつものくせで「違うでしょ」てツッコミ入れたんやけど、だんねんながら日本語でゆってしもたもんで、無視された。


無事ポスターと、体が切られてるみたいに見えるポラロイド写真もろた。ほんで、米搗きバッタみたいに客席向かってお辞儀して、自分の席に戻った。


「彼女にもう一度拍手!」てゆってはくれたが、皆さんの視線も拍手もランス君に向けられていることくらいネコでも分かってる。しかし、完璧に勘違い女化していた私は...


すっくと立ち上がって、客席の皆様に向いて、両手ぶんぶん振って声援に応えた。観客も、ほしてランス君も、あ然としてただろうことは、想像に難くない。


その8

もろたポラロイド写真やが、ほんまに胴体が切れてるみたいに見える。大喜びしてるバカ女の下半身が入っているはずの箱の、腰の部分が1メートルほど上がって、ナナメ45度に傾いている。ほんでもって、箱の上がった部分から、向こう側にあるランプが光ってるのが見える。おもしゃいわー、よーできてるわー


あとで気づいた、私、ランス君のメールアドレス聞くん忘れたあ!


ほやかて


出演料もらうん、忘れたんよー


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