小豆島通信 No31 「司書教諭講習・デジタル教材拡大評価委員会」

「司書教諭講習・デジタル教材拡大評価委員会」


今回の『小豆島通信』は、東京学芸大学で行われた司書教諭講習とデジタル拡大評価委員会などの様子を紹介いたします。

 まず、「学校図書館司書教諭講習」(文部科学省委託)ですが、合同棟1階大教室で行われました。「学習指導と学校図書館」の講義で特命教授の對崎先生が司書教諭受講生にお話された後、バトンタッチして、北浦小学校と土庄小学校の「デジ読」の取り組みについて話をしました。内容は、北浦小学校で閉校式に行われた探究型学習における劇「藤原兵太郎物語」についてと、新しく統合された土庄小学校においての各教科におけるタブレットの活用や図書館ボランティアの活動についてです。土庄小学校で運動会の時に全職員が揃えて買った青色のポロシャツをせっかく購入していましたので、それを着て話しました。感想もいただきましたので、紹介いたします。





















 学校図書教諭講習感想(短く一部抜粋)

・授業を通して、ICT を活用することで子どもたちの学びが深まることに驚きました。

  ・デジタル教材を触れ、操作している子どもたちの顔が生き生きしているのが印象的でした。

   ・子どもたちのためにいまある情報ツールを最大限に活かしていかなければと思いました。

   ・司書教諭として、先生方や子どもたち、地域の方をつなげていらっしゃる姿に感動しました。

  ・子どもたちの読書を支える人がたくさんいてうらやましく思いました。

  ・本の読み聞かせなど、図書館サポートの皆様の活動は、すばらしいですね。

  ・具体的な事例を見せていただき、今までもやもやしていた部分が分かりすっきりしました。

  ・デジタル教材については、その使い方というより必要性が強く伝わってきました。

  ・教員が興味をもち、楽しむことが一番必要なのだと思いました。

  ・地域との連携、子どもたちの自主性、満足感が感じられました。

  ・「デジタル」「アナログ」の使い分けの楽しさが感じられました。

  ・必要な人に必要なコンテンツを届けることが司書教諭に求められていることだと思いました。

  ・読書活動の拠点としてだけなく、情報・学習センターとしての学びに驚きました。

  ・タブレットを子どもたちが使用し、使いこなしていたことに驚きました。

  ・使い方さえ分かれば、子どもたちは適切に活用し、学びを豊かにしていけると感じました。

  ・休み時間に本を借りようとずらっーと並ぶ子どもたちの意欲がすばらしかったです。

  ・ボランティアの方が、本をすぐに読める状態にしている姿に感動しました。


次に「デジタル教材拡大評価委員会」ですが、宿泊中の大学構内の小金井クラブで行われました。藤井副学長参加のもと、デジ読スタッフ・デジ読実践協力校の先生方などが参加しました。

 凸版印刷の教育ICT事業開発本部事業企画部の熊谷・村上・白木・一ノ宮氏による、学習支援サービス「やるKey」の紹介がありました。タブレット端末を活用した学習を通じ、児童の「努力する力」を高めることができる、小学校向けの新しい学習支援サービスを開発・推進しているとのことです。すでに5月より、産学官の共同事業として、茨城県古河市・東京都福生市と慶應義塾大学、凸版印刷で実証研究が行われているとのことです。(対象:小学校3年生、8校、約430名の児童)実証研究の結果を踏まえ、学習支援サービス「やるKey」として11月からサービスが提供される予定だそうです。2020年のタブレット一人一台時代を迎え、どのように活用するかが問われていますが、子ども達のやる気、その場を家庭学習(自主学習)に目を向けたところがいいと思いました。そして、「やるKey」紹介の後、「教員へのデジタル教材に関するニーズ調査について」の話し合いが行われました。東京学芸大学「デジ読プロジェクト」でも、教員のニーズ調査の実施など協力していく意向です。授業に役立つ映像・画像の活用方法などの調査結果を踏まえ、学校にとって本当に役立つデジタル教材の開発に取り組んでいくそうです。















昼食の際、中央大学附属中学校・高等学校司書教諭の平野先生が隣合わせでしたので、北浦小学校の閉校式で上演された、劇「藤原兵太郎物語」のDVDを図書館においていただけるよう贈呈いたしました。すでに、児童・保護者、関係者はもとより、土庄町立中央図書館にも寄贈し、デジタル教材としていつでも閲覧できるようにしていただいております。

















国立研究開発法人情報通信研究機構統合データシステム研究開発室の村田健史先生が、「ひまわり8号衛星のWEB」(http://himawari8.nict.go.jp)を紹介してくださいました。(公開後1か月で30万以上のアクセスがあった人気WEBです)一目見て、気に入りました。実際に製作・運用している村田先生とお会いできたことは、感動といえるものでした。村田先生のお考えに強く共感いたします。長くなりますが、紹介させていただきます。

 「若い世代の人たち(生徒・学生たち)に是非みてもらいたい。PCのみならず、スマートフォンやタブレットでの閲覧も可能です。教材といっても具体的に、どの科目の何に役に立つというものではありません。理科の「天気」の単元で利用できるかもしれませんが、そういう狭い用途だけを想定しているのではなく、「今、この瞬間の地球の姿を、いつでもコンピュータ上で観ることができる」「掌の上でこの瞬間の日本を観ることができる」事が、若いに人たちにとってどういう意味を持つのか。それは、私が決めることではなく、一人一人がその感性と感受性で「受け止める」ものだと思っています。『いつでも現在の地球を見ることができる』ということが実現すればよいと思っています。」(村田健史氏談)




















この会は、ほんとうに勉強になります。デジタル教材は、いろいろあっていいということが分かりました。「ひまわり8号衛星のWEB」のように、狭い用途でなく、広く感性に訴えるものがあっていいし、また、「やるKeyのようにピンポイントで学習支援を行うものがあっていいのです。どちらもニーズのある大切ですばらしいデジタル教材であると思いました。


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