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創小説サークル『でこぼ工房』のサイトです。
  • オリジナル小説を中心に執筆活動を行っています。
    主に文学フリマ、コミケにて頒布活動を行っています。



    ★News
  • 第十七回文学フリマ終了致しました。
  • 手に取って下さった方、立ち読みして下さった方、展示撮影して下さった方。
  • その他全ての方々に、感謝致します。有難うございました!!

 次 回 告 知


コミックマーケット85参加決定しました!!
火曜日 西地区 "よ" ブロック 15b
「幻想小説サークル でこぼ工房」
宜しくお願い致します!!

新刊、既刊を含め以下を頒布予定です。
・動物の国の姫★Rabbit!! 前篇
・動物の国の姫★Rabbit!! 中篇
・動物の国の姫★Rabbit!! 後篇
→動物擬人化ラブコメ。全3作

・パルカエの方舟と星間飛行士の夢
→SFサスペンス短編読み切り

・キホーテ卿のしあわせ
・お菓子の家の誘惑
→童話モチーフ、テーマ小説

小説置き場

  • 『Rainny』 ※挿絵DOLL有  雨音に気づいて私は本を読む手を止めた。 どれだけ読みふけっていたんだろうと時計を見ると、すっかり陽が落ちている時間だった。 下がり始めた室温は寒いと感じるほどではなかったけれど、まだ帰ってきていない弥生は、きっと体を冷やして帰ってくるに違いない。 私は暖炉に火をくべると、紅茶を煎れる用意をして、本の続きを読み始めた。 湿気を僅かに含んだ空気が暖炉の熱に当てられて、窓は真っ白に曇っている。そういえば昨日から随分と冷え込んでいるから、もしかすると明日は雪になるかもしれないな。 そんなことを考えていると玄関でドタバタと音がした。弥生が家に帰ってきたようだ。「寒いよう……」 広間に弥生がやってきた。手袋を外してソファに投げ捨てると ...
    投稿: 2013/08/08 7:19、Zumi
  • 『トイレの神様』 「うっ……ぬはああぁぁあぁッ!! やっちまったッ! どうするんだよこれ……」 紺色のタイルが敷き詰められた小部屋の中、白亜の陶器で出来たそれは見事な曲を描いていた。真新しいノートのページすら滲んで見える白、それの奥深くには澄んだ黄色の水を湛えていて、微かながら鼻につく異臭は事後であることを物語っている。 つまるところ、ここはトイレであり、それは便器だった。 便器の底にはつい先日買ったばかりの携帯電話が、ぶくぶくと泡を立てながら沈んでいる。湧き出る気泡が何よりも「もう取り返しがつかない」ことを物語っていた。「まだ一月も使ってないのに……早速買い換えかよ。もう無理だろうなぁ、これは」 便器の中に買ったばかりの携帯電話を落としてしまった彼は ...
    投稿: 2013/08/08 7:18、Zumi
  • 『千日紅』  寝台のスプリングが鈍い金属音をあげ、部屋中に響いている。 興奮のあまりに恥や外見など気にもできなくなってしまったのだろう。その荒々しさは発情期を迎えた獣以上に荒々しく、聞いていて滑稽だった。 所々に染みが出来たシーツに波を打たせながら、肉と肉がぶつかり合う音がする。「ああなっちゃうと、お仕事なんて関係無いものね」 エリーは誰に語るまでもなく呟いた。 隣部屋で腰を振っているであろう彼は、確か銀行マンだったはずだ。債権回収のために、この娼館の資産を品定めに来たのだ。 ハードワックスで固められた髪は逆立てられ、黒縁眼鏡の向こうにある瞳は瞬き一つせずに淡々と事務処理を行う。そんな印象を得ていた。「やっぱり男ってことよね ...
    投稿: 2013/08/08 7:18、Zumi
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