2013年頃に公開 2023年3月更新
デノン DENON DCD-SA10はデノンが2002年に発売したその当時のフラッグシップのSACDプレーヤーでした。
価格は¥367,500.
SACDマルチチャンネル対応。CD部とSACD部をそれぞれに完全に分離・独立した専用回路で構成。
当時はDAコンバーターの贅沢な使い方で驚いたものでした。
音は解像度とか細かいことを考えなくても安心して聞ける様でとても良かったです。
あとマルチチャンネルのアナログ出力があり,同じデノンのAVアンプの当時のフラッグシップモデルAVC-A1SRに接続すると
SACDのマルチチャンネル録音を聞いていました。
大変に良いプレーヤーでした。
しかし、2013年現在はピックアップの交換がメーカーできない状態です。
メーカーの部品保持期間の8年が過ぎたからもうピックアップの交換修理はしませんとサービスセンターは言っており、
まったく話にならない状態です。
ピックアップはソニーのピックアップはKHM-230AAAです。修理用ピックアップ KHM-230AAAを取り寄せてみました。
これはマランツのSACDプレーヤのSA8260やソニー SCD-XA777ESなどの当時のプレーヤーに多く使われていました。
しかし、定価が¥367,500.のプレーヤーが8年足らずで故障したら使えなくなるなんて考えていませんでした。
ソニーのピックアップKHM-230AAAは現在ebayなどの海外のサイトで購入可能です、価格は¥4000くらいです。
しかし、交換しても正しく動くかはやってみないとわからないと思います。
なぜなら、デノン、マランツの修理サービスでは海外のKHM-230AAAを取り付けて
修理してみたがあまり良くなかったという事を電話で言っていました。
しかし、これでは納得がいきません。
デノンは個人で修理をがんばる人向けにサービスマンマニュアルの一部でもいいので公開してくれれば非常に助かると思います。
まず、無理だと思います、マニュアルは会社の物ですから。
しかし、調べて分かった事はピックアップの回路を保護しているショートさている半田を取り除く作業をして
ピックアップを注意深く取り付ける事だけが解りました。 参考図1.2
ご自身で修理された方がYou tubeにその様子をアップロードされています。
You tubeで SACDプレイヤーDCD-SA10の修理(KHM-230AAAの交換)で検索すると出てきます。
2023年現在YouTubeでは動画がなくなっています。
ポイントはピックアップ本体修理用ピックアップ KHM-230AAAの部分だけを交換する事、台座が特別製でCDを固定するための磁石がデノンの物にはついています。
それと、レーザー出力の調整をする事です。下の2番目写真の上側のボリュームを小さなドライバーで2度くらい時計回りに動かす、ほんのわずかに接触不良を直すように繊細に動かすと良いとの事です。
図1 半田加工後
図2 半田加工前
参考でソニーのSCD-XA9000ESのサービスマンマニュアルを載せます。