ロードバイクが欲しい!…その思いが高まった、とある女子ローディ…意を決してショップを訪ねてみました。さて、そこからどうやって相棒と出会うことになるのでしょうか?

 ロードバイクに乗りたい!と恋焦がれたわたしは、意を決してサイクルショップの門を叩いた。
そこは、これまでまったく知らなかった世界で、なにがいいのか、どうすればいいのか戸惑うことばかりだった。
そして、自分が納得する1台にめぐり会いたかったから、すぐに決めてしまわずにじっくりと腰を据えて考えようと、最初のロードバイクを選ぶことにとても慎重になっていた。
それでも、最初に訪ねたショップでとても親身にしてもらったことで、そこに最初の1台を委ねてみようとわたしは決意した。



第二章 ロードバイクってどうやって決める?
わたしのロードバイクはこうしてやってきた。

もらってきたカタログを眺めるうちに、ショップで測ってもらった自分のサイズに合うものは数が限られているんだってことが判った。そもそも、国際ロードレースの舞台であるヨーロッパの男子がユーザーの中心であるこの世界、背丈が大きくない女子に合うようなサイズのロードバイクは多くは用意されていないのだ。

カタログを見ていくうちに、ANCHORになら女子向けといえる小さなサイズ展開があるのだと知った。ANCHORならフレーム色もオーダーできるから、モデルにごとに決まったカラーリングしか用意されていない他のブランドと違って、自由に色を選ぶことで自分らしい自転車ができるかもと思えた。そういえばショップでも、ANCHORは日本のブリジストンサイクルのスポーツ車ブランドだから、割りとすんなり入荷すると言われたような記憶があった。これが、海外のブランドだと、半年待たされるなんてこともあるらしい。わたしには、そんなに持つ時間はなかった。

ANCHORならカーボンフレームにも自分に合うサイズがあったけれど、それはかなり高額で、自分の身の丈には合わないだろうなと感じた。その点アルミフレームのものなら、同じグレードのパーツを使っていても、当初考えていた予算の倍ほどしたとはいえ、かなり求めやすいような気がした。
ブランドによる良し悪しとかはまったく判らなかったし、なにより一日も早くロードバイクに乗りたい、軽やかに駆けまわりたいって気持が自分の中で高まっていたのだ。

そういったことがあって、もうANCHORでいいかなと思った。

翌々週にショップを訪ね、ご主人にこれに決めましたと告げると、彼は少し驚いていたようだった。それはきっと、迷いがないわたしの表情を見て感じたことなんだろう。

ペダルをどうするかという話になって、他の仲間が当たり前のようにビンディングペダルにしているのを見ていて、ロードバイクにするならビンディングだろうと思っていたから、臆することなくそれを選択した。生憎ショップに在庫がなかったから、同じメーカーのもので試し履きして、ロードバイクの納品と同時に使えるようにオーダーを入れた。

これが10月半ばのことで、すぐにメーカーに確認してもらうと、年末の納車になるだろうということだった。二月半待ちかぁ…すぐには手に入らないと知ってはいたけど、やっぱり随分かかるんだなあ…でも、自分へのクリスマスプレゼントがロードバイク、それも悪くないよね!と思って、その日を心待ちにすることにした。

…そう思っていたら、11月に入って間もなく、ショップから連絡があった。
以下は、当時のWeb上の日記である。

 
今日、自転車屋さんから電話がありました。 
「ご注文いただいていた自転車、クリスマスプレゼント頃とお伝えしていましたが、入荷しましたよ!」 
やったー! 
嬉しい! 
とりあえず一回合わせてみてからだから、手元に来るのはさ来週かな。 
 


実際にはそんなに待たされることはなく、数日後にはロードバイクが仕上がったとの連絡があり、晴れて納車の手筈となった。
ショップの奥のシューズコーナーの前に、真新しい白いロードバイクが置かれていた。
折角カラーオーダーができたのに、わたしが選んだフレームの色は白で、ANCHORのロゴは黒だった。下手に色を使うより、モノクロにした方がウェアなどにどんな色を持ってきても合うだろうし、色づけをするなら、バーテープやサドル、その他のアクセサリーで、その時々の気分に応じて気ままにやればいい…そう考えた上で、シンプルな白黒を選んだのだ。
でも、その時のわたしの目には、自分のものになったロードバイクの、少しパールカラーが混じった白いフレームが輝いて見えていた。

改めて変速機などの操作方法をレクチャーされ、クリートを調整してもらったビンディングシューズを履いて、台に固定された状態でクリートのキャッチ・アンド・リリースと、足の着き方の練習をした。ショップの近辺で試し乗りしないかと勧められたけど、同行者を待たせていたのと、転けでもしたら恥ずかしくて、ビンディングに慣れるのはひとり密かに練習してからと思い、それは丁重に断った。

 
ついに念願のロードがきました!
ANCHOR RA5 Equipeです。
色々悩んだけど、今はロードに乗れる事だけで大満足。
さっきSPDのシューズを履いて、さっそく近場をポタリングしてきました。
MTBよりもペダルがクルクル回って走りやすい!
もっと遠くまで走ってみたい。
これで私もやっとみんなの仲間入り。
早く週末よこーい!
 


こうやって、わたしの元にロードバイクがやってきたのだった。

 
ロードが欲しい。。 
2008年モデルのカタログを眺めては、恋焦がれている。 
男性に比べて、女性はフレームサイズが小さいので、色々と限定されてしまう。 
先日お店で2009年モデルのカタログを見てきた。 行くから、なおさら欲しくなるのだ…
先日相談した友人は、MTBにスリックタイヤで、あちこちの大会に参加しているツワモノさん。 
あえてMTBにこだわる理由を聞いてみると、「人と同じは嫌だから」。 
うーん…。 
考え方は人それぞれ。。 
でも、誰と話しても共通するのは、楽しむ事が大事だという事。 
いつかここに、ロードお披露目できる日がきますように… 
 


こう日記に書いたのが10月のはじめ頃、それからわずかひと月でロードバイクはわたしのところへやってきた。

あれにしよう、これにしようと迷う間すらなく、とにかくすぐ乗れるのください!ってかんじで超特急でやってきたこのロードバイク…それから2年半に亘ってわたしのかけがいのない相棒になった。そして、カーボンバイクに乗り換えた今も、通勤の足として毎日活躍してくれている。

カーボンみたいにはスムーズじゃなかったけど、この最初のアルミバイクは、わたしにたくさんの楽しみを教えてくれた。きつくて泣きながら登った雲仙岳、雨に打たれ時間外でゴールに戻ってきた国東の160km、凍えながら走って走り終えたあとも震えが止まらなかったミルクロード…たくさんの思い出をこの最初の相棒と紡いできた。


 
あなたは、どんな風にロードバイクと出会いましたか?
そして、これから、どんな出会いをするのですか?