治験担当モニターとCRCに必要な医学・薬学的・カルテ・医学用語知識

治験担当モニターとCRCに必要な医学・薬学的・カルテ・医学用語知識 by ホーライ



■5.カルテ用語

aged「a〉老齢の、老いた」


■6.臨床検査

●インスリン抗体

インスリン抗体には、糖尿病患者のインスリン投与により産生される外因性のインスリン抗体と、内因性のインスリン自己抗体(IAA)がある。

IAAはIDDM(インスリン依存型糖尿病)などでみられる自己免疫機序に関わっているとされている。

本検査は外因性および内因性のインスリン抗体の検出に有用である。 


■7.基礎生理学的知識

●代謝(metabolism )

生体内のあらゆる物質変化の総称で、物質代謝、新陳代謝ともいう。

また、生体がその生命活動を維持するための最小必要量のエネルギー量を基礎代謝という。

代謝は、比較的簡単な分子から複雑な化合物を合成する反応(同化)と、高分子や巨大分子など複雑な化合物から簡単な分子に分解する反応(異化)に大別できる。


■5.カルテ用語

age-specific「a〉年齢特異的な」


■6.臨床検査

●インスリン

血中インスリンの測定は,膵β(ベータ)細胞機能検査として重要であり,糖代謝異常を示す疾患(糖尿病,低血糖)の診断,鑑別,病態の解明などに広く用いられる。

血中のインスリン濃度は,インスリン分泌消失速度が種々の生理的条件により鋭敏に影響されるため一定条件での測定が困難であり,故に通常は糖質負荷によるインスリン分泌刺激試験時に測定される.


 
■7.基礎生理学的知識

●体温  

生物の身体内部の温度をいう。

体温の測定には水銀温度計(水銀体温計)、熱電対温度計、サーミスター温度計(電子体温計)などが用いられる。

通常の体温測定は腋窩で行われる。

欧米では通常、口腔温が測定されるが、この場合はさらに直腸温に近く、その差は約0.5℃である。 

■5.カルテ用語

age「年齢」


■6.臨床検査

●抗胃壁細胞抗体
  
抗胃壁細胞抗体は胃壁細胞の細胞質に対する自己抗体であり,抗内因子抗体(intrinsic factor antibody)とともに抗胃抗体と総称される。

抗胃壁細胞抗体は,悪性貧血患者血清で高率に陽性となるが,抗内因子抗体より悪性貧血に対する特異性は低く,萎縮性胃炎を含む種々の胃疾患や甲状腺疾患,SLEやSjogren症候群などで陽性となるほか,健常人でも5~10%は陽性となるといわれている。 


■7.基礎生理学的知識

●造血作用

血球を新生する作用をいう。ヒトの場合、血球の生成場所は発育に応じて変化する。

出生後の造血はもっぱら骨髄で行われる。


■5.カルテ用語

agar「寒天」


■6.臨床検査

●イヌリン定量

糸球体濾過量(glomerular filtration rate:GFR)は腎機能の中で最も基本的なものである。

糸球体病変により意図球体濾過機能が破壊されGFRが低下すると、特にそれが30mL/分以下になると十分に生態代謝産物が排泄できなくなる。

このような病態が腎不全であり、尿毒症症状を呈するようになる。

このことからGFRが腎機能を代表する指標とされており、臨床的にGFRを測定することはきわめて意義が深い。 

GFRの測定物質として理想的なものはイヌリンとされているが、その腎クリアランスはGFRと等しい。  


■7.基礎生理学的知識

●咀嚼(そしゃく)

口腔内で食物をかみ砕き、唾液と混ぜ合わせること。

この運動は、上顎(じょうがく)に対して、下顎を上下・前後・左右に動かし、歯によって食物をかみ砕き、すり合わせることによって行われるが、舌、口唇、頬などもこの運動を助けている。



■5.カルテ用語

agammaglobulinemia「無ガンマグロブリン血[症]」


■6.臨床検査

●一般細胞診

悪性細胞の検出を主目的とするが,良性異型細胞等の判定も行う。

それにより臨床的には,腫瘍の良悪の判定,肉眼的に検知不可能な早期癌の発見に寄与する。

また,治療効果,再発の有無についても判定する。 



■7.基礎生理学的知識

●全か無かの法則(ぜんかむかのほうそく)

生物の細胞や器官などには、刺激の強さがある限界値(閾値(いきち))以下では反応がなく、それ以上では刺激の強さに関係なくつねに最大の反応を示すものがある。

そのような刺激反応系における反応の現れ方を全か無かの法則と言い表し、悉無律(しつむりつ)ともよぶ。


■5.カルテ用語

afterbirth「後産、あと産」


■6.臨床検査

●尿中一般検査(2)

尿中一般検査は末梢血液一般検査と同様,健康診断や外来診療の場で侵襲なく簡便に行われる検査であるが,非常に重要な意義を持つ検査でもある。

尿はタンパク・核酸代謝の終末産物や中間代謝物,諸種の有機及び無機塩類,電解質,解毒物質,微量のビタミン,ホルモン,酵素等を含有する。

それらの物質の量的または質的変化,また異常物質の出現状況をみることで腎,尿路系の疾患や心,肝,内分泌その他諸器官の機能や病態を把握することができる。 


■7.基礎生理学的知識

●生物時計

生物の体内に備わった時計機構をいう。

体内時計ともいう。

広義には、冬眠動物などの約1年周期のリズムを発生する時計、潮間帯の生物の潮汐(ちょうせき)周期に同調した活動を支配する時計なども含まれるが、一般には概日(がいじつ)リズムを発生する約1日周期の時計をいう。

■5.カルテ用語

afibrinogenemia「無線維素原血[症]、無ヒトフィブリノゲン血[症]」


■6.臨床検査

●尿中一般検査(1)

pH、タンパク、糖、ウロビリノーゲン、ビリルビン、ケトン体、潜血、比重を測定する。

 
■7.基礎生理学的知識

●随意運動(ずいいうんどう)  

自分の思いどおりにできる運動動作をいう。

随意運動を行うためにはまず運動の意欲をおこし(脳幹網様体と辺縁系が担当する)、この意欲に沿って運動指令のプログラムが組まれ(大脳皮質連合野、大脳基底核、小脳などが担当する)、さらに、これに従ってそれぞれの筋肉へ運動の指令が送られることが必要である。

■5.カルテ用語

afebrile「a〉無熱の、発熱症状のない」


■6.臨床検査

●胃癌HER2遺伝子

HER2遺伝子増幅を認める胃癌症例において、ハーセプチンによる生存期間延長効果が示されており、治療に先立ちその状況を確認することは必要不可欠である。

本検査はハーセプチン治療対象者を選別するスクリーニング検査として、対象者を選別すると共に、無用な副作用の危険性を回避する。 


■7.基礎生理学的知識

●ストレス(stress)

警告反応と訳される医学、生物学用語。

生体に有害刺激が加わると、脳の特定部位や下垂体前葉の分泌細胞の活動が高まり、それによって副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)の分泌が増加し、その結果、血中の糖質コルチコイド濃度が上昇する。

この下垂体前葉―副腎皮質系の機能上昇は、有害刺激から生命を守り、生命を維持するためには不可欠なものである。

■5.カルテ用語

*aerophagia/*aerophagy「空気嚥下[症]、呑気[症]」


■6.臨床検査

●イオン化カルシウム

血液中に含まれるCaは,血清中の総Ca(イオン化Ca48~55% 蛋白結合形40~50%,有機酸または無機酸との結合形数%)と赤血球内Caに分けることができる。

総CaはPと対応させ副甲状腺機能異常や骨疾患に欠かせない臨床検査である。



■7.基礎生理学的知識

●睡眠

一般には周期的に繰り返す生理的な意識喪失の状態をいうが、完全に定義することはむずかしい。

睡眠の場合、外観的には周囲の変化に対して反応しなくなり、感覚や反射機能が低下しているが、覚醒することができるし、特有な眠りの姿勢がみられる。

これらの特徴によって、睡眠は病的な意識喪失の状態である昏睡や麻酔状態などとは区別することができる。