本コースについて

本コースの特徴

・教育方針

 本コースが所属する環境科学院は、学部を持たない独立大学院です。本コースに所属する学生の多くは、学部のときには地球科学を学ぶ機会が無かった人です。本コースでは、雪氷・寒冷圏の科学の基礎から専門的な最前線の内容まで学ぶカリキュラムを提供しています。


・雪氷・寒冷圏の総合科学

 本コースは、雪氷・寒冷圏での自然現象(気象学、雲科学、大気-海氷相互作用、大気-植生-雪氷の3圏相互作用、積雪水文学、氷河力学、周氷河地形学、雪氷コアからの古環境復元、雪氷災害、雪氷圏物質循環など)を専門に研究し

ます。


・野外学習

 本コースでは、地球雪氷学実習として、北海道北部にある母子里にて気象と雪氷の総合的な実習、野外観測の行動技術習得実習、スイスでの氷河観測実習(国際南極大学との連携プログラム)を開催しています。







雪氷・寒冷圏科学コースの目的と理
本コースは、赤道・熱帯圏と対をなして、地球環境の調節・維持に重要な役割を果たしている南極や北極を含む地球雪氷圏現象の謎と驚異 、そして人間生活と雪との関わり(利雪・克雪) について、野外実習、体験学習をも併用しながら総合的に理解することを目的としています。

 地球環境は、主に太陽からの入射エネルギーによって維持されているが、その入射エネルギーは、地球表層を覆う白い物体、即ち雲と雪氷によって絶妙に調節されています。しかし、過去に何度も繰り返し起こった氷期のように、地球の自己調節の結果として気候が自然変動しているにもかかわらず、未だそのメカニズムが解明されていません。

 一方、人為起源による近年の地球温暖化に伴って、一番変化するのが雪氷圏です。この変化しつつある雪氷圏の最前線に立って、雪氷圏の現状を実感することが地球環境を学ぶ我々にとって必要なことのひとつであると私たちは考えています。

 雪氷・寒冷圏科学コースでは、北海道に代表される日本の寒冷積雪地域、南極・北極、世界の山岳地域を舞台として、雪氷寒冷圏特有の自然現象を研究教育します。