・ワンコイン市民コンサート5周年特別公演:高橋悠治+青柳いづみこ 「パリ1911-1913」

満席のご来場ありがとうございました。

ワンコイン市民コンサート五周年特別コンサート シリーズ第65回   5月14日(日) 三時開演

“パリ”1911-1913”
 <青柳いづみこ+高橋悠治の気になる連弾>

ペトルーシュカ(1911) Petrushka
ロシアの市場のカーニバルで、手品師が笛を吹くと、芝居小屋から3体のわら人形、ペトルーシュカとバレリーナとムーア人が出てきて、ロシア舞曲を踊る。ペトルーシュカはバレリーナに恋するが、冷たくあしらわれ、ムーア人に斬り殺される。死んだペトルーシュカは人形にもどる。手品師がそれを片付けるようとすると、ペトルーシュカの幽霊が屋根の上に現れる。
ロシア民謡などの断片を抽象化・並列・重ね合わせ・切断するキュビズムの技法、感情移入なくアイロニカルな距離をたもつストラヴィンスキーの作曲法を確立した作品。

春の祭典(1913) The Rite of Spring
ストラヴィンスキーの見た古代の祭の幻、長老たちが輪になって見まもるなかで死ぬまで踊る生贄の少女。リトアニアやロシアの民謡を抽象化し断片化したパターンを積み重ねたブロックが、不規則なリズムで入れ換わる。ピアノ4手版は初演以前に作曲者とドビュッシーの連弾で試演され、初演以前に出版された。一台のピアノでストラヴィンスキーの傑作「春の祭典」と「ペトルーシュカ」を演奏。バレエとして初演されたのは1911年と1913年。今日ではオーケストラで演奏されることが多いが、、ピアノ連弾版は作曲者自身の編曲によるもので、一台のピアノとは思えないような色彩に満ちた音が溢れ出す。<高橋悠治>

作曲家・ピアニスト・文筆家の高橋悠治さんと、ピアニスト・文筆家の青柳いづみこさんが、二台ピアノが主流の「春の祭典」と、ピアノソロがよく演奏される「ペトルーシュカ」を連弾で。連弾とは想像を超えて物理的な困難さが伴う。手の交差、衝突に始まりペダリングもソロ演奏とは異なった「配慮」が要求される。2つの異なった強烈な個性のぶつかり合いから生まれる壮大な「物語」。おまけに滅多にない20世紀の傑作二曲並べてのコンサート。これを聞き逃したら........................   後悔しますよ!