田中正也ピアノリサイタル <個と民族>ロシアとアルメニアの神秘と幻想

当日の演奏がYoutubeでご覧になれます。
14時30分開場、15時開演
プログラム
スクリャービン  ピアノソナタ第5番Op.53
プロコフィエフ  ピアノソナタ第9番Op.103
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アルチュニャン  3つの音楽的絵画 
    風は山脈を吹き抜けた
    アララト平地の夕べ
    戦士の踊り
ババジャニャン  ポエム
ハチャトゥリャン ピアノソナタ1976年版

<個と民族> ロシアとアルメニアの神秘と幻想

ロシアとアルメニアはともに「神秘と幻想あふれるおとぎの国」である。ロシアとアルメニアはソ連邦時代には一つの国であった。アルメニア出身の作曲家、演奏家は数おおく、優れた音楽的風土があることが容易に想像される。

一方、ロシアも優れた作曲家、演奏家を排出している。しかしこの二つの国は風土が著しく異なる。それゆえに音楽の成り立ちそのものが異なった様相を示している。ロシアは厳しい気候に閉ざされる期間が長く、そして閉ざされた社会が未だに続いている。一方、アルメニアは温暖な気候に恵まれ、社会の開放化も進んでいる。

風土と音楽は決して無関係でない。人が「神秘と幻想」を音にしようとした時に、二つの国では化学反応の場が異なる。ロシアは気候の厳しさと社会的制約ゆえに、内的な創造性をバネにして「神秘と幻想」を音にした。一方アルメニアには、聖なる山、アララート崇拝を始めとする自然崇拝、そして”祈り”が土着にある。そこではコーカサス地方のオリエンタリズムが土に染み込み、「神秘と幻想」には血の煮えたぎる激情的な民俗音楽のリズムが織り交ざる。

ロシアの厳しい自然と社会的制約から生まれた「神秘と幻想」には音楽家の個としての複雑な精神構造が見て取れる、アルメニアの「神秘と幻想」からは、自然そのものが発する素朴で温かみのある民族性が感じられるのである。

田中正也
福岡市生まれ。15 歳で単身モスクワへ。繊細かつ大胆な感性をもつピアニストとして内外で演奏活動を展開。
宗次ホールで始めた田中正也「魔法のピアノ」は楽しいおしゃべりと独創的な選曲で人気となり、全国に拡大中。2008年開始したプロジェクト「プロコフィエフピアノ曲全曲演奏シリーズ“エクスクールスィャ”」はモスクワでも高評を得て、プロコフィエフのスペシャリストとして期待されている。モスクワ音楽院卒業後、ローム・ミュージック・ファンデーションより奨学金を得てモスクワ音楽院大学院修了。ネルセシアン、ヴォスクレセンスキーの両氏に師事。カントゥ国際ピアノコンチェルトコンクール(伊)第1位・リスト特別賞,スクリャービン国際ピアノコンクール(仏)第1位・審査員特別賞等、受賞多数。国立サンクトペテルブルグ カペラ交響楽団・サマーラ国立交響楽団・九州交響楽団等と協演。2017都民芸術フェスティバル オーケストラ・シリーズNo.48に於いて東京フィルハーモニー交響楽団と協演予定。音楽誌への執筆を手掛け、レクチャーコンサート、録音活動も精力的に行う。日本・ロシア音楽家協会会員。日本演奏連盟会員。大阪芸術大学演奏学科講師。

[田中正也 HP] http://www.ac.auone-net.jp/~pianino/ 

12月公演はクリスマスプレゼントつきです!写真は参考です。















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