・高橋悠治+青柳いづみこ デュオ・コンサート ”喪なわれた風景”    サティ、ラヴェル、ドビュッシー、そして高橋悠治


5月15日(日)15時開演 
ワンコイン市民コンサート4周年特別企画です。今回も青柳いづみこさんのシックな企画!なんと高橋悠治さんを大阪に連れて来てくださり、お二人での演奏です。ピアノが一台足らない!B-tech Japanにお願いして、もう一台のベーゼンドルファー(タイプ225)をステージに並べます。

後援:B-tech Japan

                  プログラム

サティ 『梨の形をした3つの小品』(1903)
高橋悠治 『花簂』(2008)
 1 カケリ 2 夕顔 3 三絃 4 水 5 顧み 6 影媛
ラヴェル 『マ・メール・ロア』(語りつき)(1910) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ラヴェル  『耳で聴く風景』(1897) 1.ハバネラ  2.鐘の鳴る中で
ドビュッシー  リンダラハ(1901) 
           白と黒で(1915)

「喪なわれた風景」 高橋悠治

音は過ぎ去るもの。音楽は記憶のなかに響きの余韻からかたちづくられる風景。
『マ・メール・ロア』はこどもたちが弾くために書かれた。おとなたちが失って、二度と見つけ出せない魔法の道。
『耳で聴く風景』は記憶のなかのスペイン、妖しい鐘の乱打。
『リンダラハ』はラヴェルの『ハバネラ』を聞いてドビュッシーが想像したグラナダのアルハンブラ宮殿のバルコニー。
作曲者の死後発表された。その頃サティは図書館で中世音楽を研究し、夜はカフェでピアノを弾いていた。
第1次世界大戦のなかで、かれらのヨーロッパは滅びていった。『白と黒で」はその時代に生まれた音楽。
『花筐』は三味線奏者・高田和子を追悼するために、彼女のために書いた曲の断片から作られた。原曲の大半も死者
を悼む音楽。

高橋悠治 TAKAHASHI, Yūji composer-pianist 
1960年草月アートセンター
1974-76年季刊誌「トランソニック」
1978-85年「水牛楽団」「月刊・水牛通信」
以来は作曲・演奏・即興で少数の協力者と活動を続ける
著書: 「高橋悠治/コレクション1970年 代」(平凡社) 「音の静寂静寂の音」
(平凡社) 「きっかけの音楽」「カフカノート」(みすず書房)他多数
オフィシャルサイト:http://www.suigyu.com/yuji/

青柳いづみこ  AOYAGI, Izumiko  pianist-writer
安川加壽子、ピエール・バルビゼの各氏に師事
演奏と執筆を両立させる希有な存在として注目を集めており、9枚のCDが『レコード芸術』
誌で特選盤となるほか、師安川加壽子の評伝『翼のはえた指』 (白水Uブックス)で第9回吉田
秀和賞、祖父の評伝『青柳瑞穂の生涯』(平凡社ライブラリー)で第49回日本エッセイストクラ
ブ賞、『6本指のゴルトベルク』(中公文庫)で第25回講談社エッセイ賞、CD『ロマンティック・
ドビュッシー』(カメラータ)でミュージックペンクラブ音楽賞を受賞。近著に『ドビュッシーと
の散歩』(中公文庫)。大阪音楽大学教授、神戸女学院大学講師。日本ショパン協会理事。
オフィシャルサイト:http://ondine-i.net

高橋悠治さんは作曲をし、ピアノを弾き,著作活動も活発にされる音楽家.武満徹「ピアノ・ディスタンス」、クセナキス「ヘルマ」の初演者。青柳いづみこさんもピアニスト業と執筆業,評論で大活躍。日本社会にメッセージを発信するお二人が二台のピアノであるいは連弾でどのような世界を見せて下さるのか?興味津々ですね.サティ、ラヴェル、ドビュッシーに加えて、高橋さんの自作自演とお二人のトークがあります。どうぞお楽しみに。