・武久 源造 「ピアノの発見」第一章

 
当日の演奏がYoutubeで公開されています.あの感動をもう一度!

トッカータ ニ長調 BWV915 パルティータ  第四番 BWV828 パルティータ 第六番 BWV830  J.S. バッハ=武久 シャコンヌ  <アンコール>パーセル グラウンド ホ短調 J.S. バッハ  Aria

14時30分開場 15時開演

古楽鍵盤楽器からモダンピアノまで自在に弾きこなす武久源造さんをお迎えしての、前半はジャーマンチェンバロ:クリスティアン・ツェル、後半はゴットフリート・ジルバーマン・ピアノを用いてのオールバッハプログラムです.

プログラム
第一部:ジャーマン・チェンバロによる演奏
-J.S. バッハ 
トッカータ ニ長調 BWV915
パルティータ  第四番BWV828

第二部:ジルバーマン・ピアノによる演奏
-J.S. バッハ=武久 シャコンヌ
-J.S. バッハ パルティータ 第六番BWV830
その他

プログラムには変更があることがございます.あらかじめご了解ください.






翌日8月31日(月)に武久氏によるマスタークラスをおなじ大阪大学会館ホールで開催します.受講生・聴講生募集集です.マスタークラスのチラシのダウンロードはこのページの最下段の⇩をクリックしてください.マスタークラスの詳細ページはこちらへ⇒

武久源造 Genzoh TAKEHISA

1957年生まれ。1984年東京芸術大学大学院音楽研究科修了。研究テーマは、主にバッハ以前の音楽におけるDispositioについて。

チェンバロ、ピアノ、オルガンを中心に各種鍵盤楽器を駆使して中世から現代まで幅広いジャンルにわたり様々なレパートリーを持つ。特にブクステフーデ、バッハなどのドイツ鍵盤作品では、その独特で的確な解釈に内外から支持が寄せられている。また、作曲、編曲作品を発表し好評を得ている。音楽的解釈とともに、楽器製作の過程についても造詣が深く、楽器の構造的特色を最大限に引き出す演奏が、楽器製作家たちからも高く評価されている。

91年「国際チェンバロ製作家コンテスト」(アメリカ・アトランタ)、また97年および01年、第7回および第11回「古楽コンクール」(山梨)、ほか多数のコンクールに審査員として招かれる。ソロでの活動とともに、00年に器楽・声楽アンサンブル「コンヴェルスム・ムジクム」を結成し、指揮・編曲活動にも力を注ぎ、常に新しく、また充実した音楽を追求し続けている。02年から毎年、韓国からの招請による「コンヴェルスム・ムジクム韓国公演」を行い、両国の音楽文化の交流に大きな役割を果たした。91年よりプロデュースも含め35作品以上のCDALMRECORDSよりリリース。中でも「鍵盤音楽の領域」(Vol.1~9)、チェンバロによる「ゴールトベルク変奏曲」、「J.S.バッハオルガン作品集Vol.1」、オルガン作品集「最愛のイエスよ」、ほか多数の作品が、「レコード芸術」誌の特選盤となる快挙を成し遂げている。

02年、著書「新しい人は新しい音楽をする」(アルク出版企画)を出版。各方面から注目を集め、好評を得ている。05年より鍵盤楽器の新領域とも言えるシンフォニーのピアノ連弾版に取り組み多方面から注目を集めている。06NHK第一ラジオ「ときめきカルチャー」コーナーに年間を通して出演。1998~20103月フェリス女学院大学音楽学部及び同大学院講師。2013年、ラモーの抒情喜劇『レ・パラダン』の日本人による初演を指揮して、絶賛を博する。また、近年、毎年、ヨーロッパ各国(ドイツ、リトアニア、アイスランド、スウェーデン等)で、即興演奏を含む多彩なプログラムによって、オルガン、チェンバロ、ピアノその他の楽器を使った・コンサートを行い、注目を集めている。

2015年、ジルバーマン・ピアノによるJ. S. バッハ「パルティータ」の世界初の全曲録音をリリースという快挙を成し遂げた.ジルバーマン・ピアノは日本ではよく知られていないが,今回の録音でジルバーマン・ピアノを用いた理由を、武久氏は明解に述べる.「チェンバロ、クラヴィコード,ピアノフォルテの三つの楽器の特質を備えたジルバーマン・ピアノは、バッハの「パルティータ」を演奏するのに最も相応しい.」

現代の聴衆のための表現芸術的な視点を重んじつつ、武久氏は、パルティータが創作された1730年前後の激動の音楽史にフラッシュバックする。

実はバッハがバルトロメオ・クリストフォリ以降の様々な打弦様式のフォルテピアノ、特にゴットフリート・ジルバーマンの発明になるジルバーマン・ピアノの存在を既に知っており、演奏もしていたという可能性を指摘する.すなわち、六つのパルティータは様々な楽曲様式と同時に様々な鍵盤楽器的特性を備えたジルバーマン・ピアノでの演奏を前提に作曲された可能性である.

ある資料では、バッハはジルバーマン・ピアノに1732年に初めて触れた、と伝えられ、現在それが定説になっている。一方、パルティータの全曲本は1731年に出版されている。従って、定説によれば、パルティータ作曲時に、バッハはピアノを知らなかったことになる。それにも関わらず、現代の多くの演奏家、音楽学者、愛好家は、チェンバロやモダン・ピアノで弾かれるパルティータに、いわく言い難い違和感を感じてきた。武久氏は楽曲の細部を綿密、かつ、多角的に分析することで、六つのパルティータとジルバーマン・ピアノとの結びつきを、強い説得力を持って確証している。

オフィシャルサイト
http://www.genzoh.jp/index.html
サブページ (1): Silbermann Piano Sound Sample
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Satoshi Ogihara,
2015/06/12 0:20