パリ国際アマチュアピアノコンクールの優勝者とニューヨーク国際アマチュアピアノコンクールの優勝者をお迎えしてのジョイントリサイタルです.職業を持ちながらピアニストとしての活動を続けて行く事で見えてくる世界,プロのピアニストと、アマチュアのピアニストの違いは何なんだろうと考える機会になるように.
プログラム
吾妻壮
ノクターン第8番作品27-2 F. ショパン
スケルツォ第2番作品31 F. ショパン
即興曲第3番作品51 F. ショパン
バラード第4番作品52 F. ショパン
村上将規
”15の即興曲”より第1番、第2番、第15番 F.プーランク
舟歌 作品60 F.ショパン
ピアノソナタ第2番 作品36(ホロビッツ版) S.ラフマニノフ
吾妻壮.6歳よりピアノを始める。東京大学文学部独文科卒業、大阪大学医学部医学科卒業。学生時代、東大ピアノの会、阪大ピアノの会に所属し、演奏活動を行う。医学部卒業後は、精神科医師として仕事をする傍ら、アマチュアピアニストとして演奏活動を行う。2004年ニューヨーク市国際アマチュアピアノコンペティション第三位、2005年同第一位。これまで、工藤純子、松尾英美、生駒彰子、加藤比呂美、リズ・フアン、清水せりな、井上麻紀の各氏らに師事。精神科医としての専門は精神分析。医学博士。2000年より2009年までニューヨークに在住し、コロンビア大学およびウィリアム・アランソン・ホワイト研究所にて精神分析の訓練を受けた。現在大阪大学精神医学教室に所属し、診療・教育活動に携わっている。
村上将規.1984 年 大阪府高槻市生まれ。6歳でヤマハ幼児科にてエレクトーンを習い、7 歳よりピアノを始める。小学生の時より水泳やその他スポーツも多く行っており、音楽と並行して学んでいた。大学進学の際に音大を目指したこともあるが、バイオサイエンスにも興味があったため、大学はその道を選択。立命館大学化学生物工学科で学びつつ、音楽についてはアマチュアとしての道を歩むことになる。大学入学後は水泳を捨て、音楽と勉学の両立を本格化。研究に没頭する傍ら、国内での様々なコンクールでの優賞をはじめ、各種コンサート活動も行う。これまでの主な受賞歴として次のようなものがある。2005年、PTNA グランミューズ部門Yカテゴリー全国大会、優勝。ノーヴイ国際音楽コンクール学生ピアノ部門、優勝。2007年、KOBE 国際音楽コンクールB部門、優勝。同年春には、フランス・パリで行われた第18 回国際グランドアマチュアピアノコンクールで日本人史上3人目として優勝し、CHOPIN (株式会社ショパン)、音楽現代(株式会社 芸術現代社)、ピアノの本(草思社クリエイティブ)、NHK ラジオ大阪に取り上げられる。その後、パリのSorbonne大学で、Orchestre de la Garde Republicaine (指揮:Francois Boulanger )とプロコフィエフのピアノ協奏曲第3番を共演し好評を得る。2008年3月に、イギリス・ケンブリッジ大学・Darwin collage でコンサート、4月にはアメリカ・ワシントンD.C. メキシコ大使館にて、Washington International Piano Arts Council (WIPAC)主催のリサイタルを行い、その模様がWashington Post に取り挙げられる。 2008年、PTNAデュオ2 台部門 全国大会、優勝。2010年、2011 年はそれぞれ上海、ドイツ・ベルリンでコンサートを行っており、どちらも好評を得ている。ピアノを宮脇貴司、長谷正一の各氏に師事。 立命館大学大学院 理工学研究科を修了後、現在は臨床開発職で新薬開発の仕事に携わる傍ら、国内外を問わず、特に国内においては"アマチュア"という既成概念を覆すことを目標に、アマチュアピアニストとして活躍中。新発売のCD情報はこちら. 村上さんのYouTubeとHP & Blogをお楽しみください.