材料集め!(その1)

接着剤を集めるのだ!

ではそろりそろりと材料集めだ。
ステッチ&グルー工法はその名のとおり、接着剤(=グルー)が命の工法なのです。
使うのは接着剤の王様「エポキシ樹脂」!
プレポリマーを架橋重合することでザブングルの加藤歩も悔しがるほどのカッチンカッチンを実現するスゴイ奴だ。

↑悔しい方の加藤
(どこ行っちゃったんだろ??)

で、本の中でクリちゃんにオススメされているのがウェスト・システム社MAS社のエポキシ。

クリちゃんに勧められるとHP見てもなんだか良さそうに見えてくる。
ふ~ん。1.2ガロン(約4.5L)で$139.09か。大体1万円位か。円高様々やな。ところでコイツUSからShippingしてくれるのか?でもメンドクセーな~。

と、ディーラーを探してみると、なんだ日本にもあるじゃん代理店。

静岡のGHクラフトさんか・・・

なんだ?取り扱い商品みてると風車とかブリーフケースとか???
んと・・・・。色々作ってる会社なのね。

一通り見ていくと、お、素材も売ってる。
えーっとエポキシ樹脂4.5Lのセットはと・・・なになに??ギャー!セットで24,100円じゃないスカ!
倍やん!ま、為替レートの変動とかもあるし、手間賃もあるしで、こうなるのかっ!!

カヌーに使うおおよそのエポキシが2ガロンということなので、エポキシだけで5万円!
安いカヌーなら買えまっせ。スカヤックなら8台はイケル!
こうなってくると、とにかく気になるのがエポキシにかかるコスト。
これを何とか出来ないものか。

カヌー製作友の会の資料では木工ボンドも十分アリのようだが、クリちゃんの本で製造工程を見る限りステッチ&グルーでのエポキシの存在感ったらホント飛びぬけてる。
実際のところ合板よりも重要といっても過言はなさそうだ。

どうやらエポキシはシール材としても接着材としても塗装材としても構造材としても働きそうなので、コイツをケチるとバラバラになったり、水が侵入したり、耐久性が下がったり、強度が落ちたり、見た目が悪くなったりと様々な所に影響がでそうなことがシロートのワタシにも簡単に想像できる。

コチラのニーズとしては、見た目的にはそれほど気にせず木目調にしたい程度。

強度はさすがに空中分解・・・いや水上分解してもらっては困るが、遠距離を乗る訳でも、頻繁に使う訳でもないので、水漏れしなけりゃいい程度。もちろん頑丈に越したことはないけどね。

なので透明性は多少犠牲にしてもある程度強靭で安い方法ってないかいね。
・・・ということで検討したのです。


エポキシ以外の樹脂

ステッチ&グルーではエポキシはグラッシングといってFRPの積層のような使われ方もする。
FRPってのはアレだ、走り屋がバイクのカウルやクルマのスポイラーとかを作ったりするヤツだ。
つまりガラスファイバーとかを樹脂で固めて作るんだが、カヤックでも擦過に対する強度をまし、剛性も高めるため船体をガラスクロスでラップして、その上からエポキシを侵潤させる工程があるのだ。

ちなみにこのFRPにつかわれる樹脂はエポキシ樹脂とポリスチレン樹脂のようだ。

となるとポリスチレンはどうやら使えそう・・・かも。

水槽周りのFRPにも使うようだし、耐水性の問題もないだろう。
加えて、価格も滅法安く、キロ千円。エポキシの約半分だ。・・・ということで取りあえず候補ね。


エポキシ樹脂

樹脂そのものを変更するのはやっぱり抵抗あるので、エポキシはエポキシでも安いエポキシはないかと探してみる。

やっぱりエポキシっていやぁ接着剤だよな?
じゃ、接着剤屋さんのHPで調べりゃヨカンベ?的に、関西のヨシミでコニシボンドのカタログ見るとあるわあるわスゲー数の接着剤。
エポキシだけでも結構ある。へー目的によって粘度や硬度とか使い分けてるのね。
でも、結局のトコ、どれをつかやぁイインダ??

エエィ。
分からん時はメーカーに聞くのが一番。

~コニシボンドお客様専用ダイヤル~


↑対応してくれた男の人(妄想)

「ハイ。コニシボンドです。」

「あの~。船を作りたいんですが、FRPとかグラスファイバーの積層などに適したエポキシの品番ってわかります?出来るだけクリアーな仕上がりだと、よりいいのですが。」

電話なので顔は見られない・・・とは分かっているものの、実は「船を作ろうと思っている」と言うのが正直かなりハズカシかったです!
絶対に「オタク船作るンかいな!」と突っ込まれると思ってたので。

・・・が!

「そうですか。しばらくお待ち下さい。」

アレ?そこは突っ込むトコとちゃうのん?アンタほんまに大阪人?

「積層用としての用途ではないんですが、クリアーなエポキシ樹脂となると「ホニャホニャ(忘れたw)」位かと思います。量が少ないのでお役に立つかどうかわかりませんが」

「出来ればクリアーが良いという程度なので、それほどクリアーでなくてもいいのです。どちらかというと量がまとまっていて経済的な方がいいんですが・・・」

「そうですねぇ。弊社では接着剤を積層用として提供してないもので、どれ位の粘度のものをおススメしたらよいのかと言うのは分かりかねます。お役に立てず申し訳ありません。」

「そうですか~。」

基本的な技術は同じだと思うんだがな~。ま、しゃあねぇわな。
最後に念のための確認として、どれかのエポキシは積層用として使えますよね?と聞いたら、出来ると思うがなにぶん不明なため、そのあたりはお客様の自己責任で。と、言われた。

分かってます。大丈夫です。

リスクテイキングのないDIYなんてありえない。ドゥーイットマイセルフアットオウンリスクこそわが信条!

最近はそれも分からん輩が多すぎて、その対処のために安全な発言をしないとイケないんだろな。
バカな消費者を許せば許すほど、消費者はもっとバカになっていくのにな。
出来れば日本をバカな国にしたくない・・・。


電話を切ったところで、「さあテキトーにエポキシを選ぼうかい」と思っていたのだが、ハタと粘度はめっちゃ重要じゃないかと言うことに気が付く。

粘度が大きく違うと、塗膜の厚さが変わり作業性に大きく影響して来そうだ。
さらにはステッチ&グルーの特徴は樹脂を木に染み込ませて木材を半プラスチック化するWEST工法にある。粘度が高すぎると木材に染み込んでいかずしっかりとした強度が得られないかもしれない。

というわけでウェスト・システムのエポキシをもっかいチェック。
なになに?1000cP(センチポアズ)か。結構柔かいんだなぁ。

コニシのカタログに載ってる中で比較的近い粘度のエポキシ、コニシボンドのE206があった。当然積層用などではなく、コンクリートのヒビの補修用。
よっしゃ。値段も3kgで6300円じゃ。ちょっと柔かいかもしれんが何とかなるだろう。

結局、ちょこっと検討したエポキシ以外の樹脂「ポリスチレン」はやや樹脂の耐久性が悪そうだということと、インパラ・ノンパラの意味を全く理解できず、結局おクラ入りになったのでした。ちゃんちゃん。

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