矢ヶ崎克彦氏:移入ホタル対策は無視のまま

矢ヶ崎氏は,結局,任期中全く,松尾峡の外来(移入)ゲンジボタル問題を検討することさえなく,それどころか,この問題を公表することもなく,町長選挙に5選出馬せずに(長野日報,2013-8-20)退任した。

辰野町では,矢ケ崎町長を始め,議員全員,そして町役場も,外来ゲンジボタル移入の負の歴史も,生態的悪影響も,全て観光客に隠したまま,辰野ほたる祭りを続けてきた。そのため,ホタルに関しては,国内最大級の在来生態系破壊の町となっている。辰野町松尾峡は,生物多様性基本法の観点から見ると,町役場によって,違法で悪質な外来種ホタル養殖が続けられている観光地なのである。

このような生態破壊を容認してきた原因は,町長に問題がありそうだというTwitterがあったが,果たして町長が変われば,ここの議会や行政も変われるのだろうか?

2013年10月22日,矢ヶ崎町長や共産党が支持する加島範久氏が,次期町長に無投票当選した。

結局,矢ヶ崎氏は,外来ホタル対策の無視したまま任期を終えた。町おこし観光資源としてホタルを利用しただけで,生物多様性保全の観点からは汚点を残した町政であった.

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2014年11月6日追記

矢ヶ崎克彦・前辰野町長は,外来ホタル商法を始めた張本人である。平成26年秋の叙勲で,その矢ヶ崎氏が旭日双光章を受章したらしい。しかし,観光客に外来であることを隠して有料でホタルを見せるという,まるで詐欺まがいの外来ホタル商法は,彼が始めたものであり,辰野町の悪しき伝統として今も根付いている。また,天然記念物指定ホタル生息地のすぐ脇に,ヘイケボタル生息地を破壊して,数千万円にも及ぶ費用をかけ,ホタル童謡公園という名の金属製遊具を設置し,自然破壊を始めたのも彼である。その点は,将来に渡って,しっかりと銘記しておこう。


参考サイト

著者紹介

井口豊
生物科学研究所 長野県岡谷市
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