パンチアウト Wii

機種…Wii

懐かしいあの面々とまた殴り合える!


3Dポリゴンの最新ゲームになって、懐かしのパンチアウトが帰ってきた!
中年ユーザーとしてはそれだけでもうれしい。

まず驚いたのは、主人公のマックはファミコン時代の色の白い少年から、黒人(アジア人?)の少年に変更されている点だ。
思えば、プロボクシングの重量級で定期的に登場してきたホワイトホープも長く登場していない。
もしかしたら貧しいミンダナオ島からスーパースターに登り詰めたパッキャオの存在なども影響したのかもしれない。(個人的にマックの風貌はドネアに似ているなぁと思う)


ゲームの内容はファミコン版と同じで、対戦相手の隙を探してそこにタイミングよく叩き込めるか、もしくは防御できるか、が勝負の分かれ目となる。
反射神経に自信のないプレイヤーは、相手のアクションパターンの順番をメモすることで対応できるのだが、勝利するまでは何度も叩き込む&防御する必要があるので、攻略メモの作成にはかなりの根気が必要となる。

ただし、ゲーム後半は相手の動きが一部ランダム化するので、メモ作戦も通用しなくなる。
相手のちょっとした初動を見逃さずに反射していかないと真のチャンピオンにはなれないだろう。


個人的にグラフィックの進化は素晴らしいと思ったのだが、ゲーム自体の進化はそうでもないと感じた。

もっと緩いタイミングを許してあげた上で、ランダムに動くCPUキャラと対戦しながらランキングを上っていくキャリアモードは、ほんの少しの手間で追加できたはず。
ノスタルジックな気持ちになれる本編だけでは、あまりにモードが少ない。

延々と本編を攻略していく中、CPUキャラのパターンをメモに書きとって、それを見ながら戦っていると(うーん、今の俺の気持ちはボクシングをやっている時の「熱い」気持ちではないな…)と冷めてしまった。

ただし、この閉塞感に辿り着く前、思いっきり楽しめた時間も確かにあった。それだけはここに書き残しておきたい。

もう僅かの追加で、永遠に楽しめる傑作になれた可能性を感じるだけに残念だ。
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