Blenderをはじめる



一回目じゃない方はこちら

「先生、Blenderがやりたいです」

はい、まずは http://www.blender.org/download へ。
「Blender ダウンロード」で検索した時に出てくる、ダウンロードサイトではなく、blender.orgのサイトからダウンロードします。
(Windowsの最新リリース版インストーラーは窓の杜ライブラリのページからダウンロードできます)

えっ、Steam? http://store.steampowered.com/app/365670/ 多分違わないと思いますよ?

「自分のハードウェアが要求を満たしているか」を知りたい場合はRequirements(システム要求)をあらかじめ確認しておきます。

自分が使っているマシンのOSの種類(とビット数)がわかっているなら、インストーラー、またはZIPファイル、Tarball.bz2 を適宜ダウンロードしてインストール、またはファイル展開して配置します。

Blenderはじめました。

「Blenderはじめました。でも何からはじめたらいいの?」

3DCGそのものが始めての方に

3DCGを作るには、あらかじめ用語・概念をある程度覚えておくほうが直接ソフトに向かうよりもスムーズな習得が出来るような気がします。ただ、用語については3DCGソフトウェア毎に共通しているもの、異なるものがありますので、そのあたりはご留意ください。時間があったら見てみるといいですよ。
「3DCG空間のものがどのように画面に表示されるか、処理されるか」ということに興味がある方は、こちらをご覧になるといいかと思います。スライド(?)中に用語を説明する形となっています。
3DCG初挑戦、という方はこちらの記事が大いに参考になるでしょう。3DsMaxを対象とした記事ですけど。
また、3DCGを始めるに当たって、様々なことをたくさん覚えなければならなかったり、問題が起きた時に解決し手前に進まなければならなかったりします。そういった事柄の連続を学んでいくのですが、もし今の時点で「学ぶ」ということについて不安がある方はこちらもどうぞ。



基本的な画面操作についてどのくらいの時間を費やせばいいか、どのような順番で習得するか、そういう部分で見通しを立てることは必要です。

この2つのblogエントリは英語ですが一読されることをおすすめします。


他に役立つリソースは?

BlenderリファレンスマニュアルのePub版、およびBlenderの書籍やチュートリアル等の情報をまとめたページを用意しています。ポインタとしてご活用ください。
「Blenderのショートカットキーがわからない」場合には、キーマップの一覧をまとめたチートシートを印刷して手元に置いて参照するといいでしょう。他の情報は以下にまとめています。

BlenderFAQ

Blender 2.7でよく質問されることやBad Habitsなど
古いバージョン(2.4/2.5)については blender.jp にある BlenderFAQが役に立つかもしれません。

どこか質問できるところある?

これまで日本のBlenderポータルである blender.jp にはフォーラムがあり、そこで質問出来たのですが、2016年7月にフォーラムの停止を決定されたとのこと。

英語でも!!という方には blenderartists.org をおすすめします(「ほぼ公式」のフォーラムサイト)。もしくはblender.stackexchange.com

reddit(CG_jaかな?)や2chも場合によっては。

TwitterでBlenderを知っていそうなアカウントに質問…あまりお勧めしません。質問した内容が他の人に有益であったとしても、「あとで見つける」ことが困難になるためです。また、文字数も限られているため、正確さを要する回答が難しい部分もあります。

質問の場合にはこちらが参考になるとおもいます。


Where do you come from?


あなたはどこからやってきましたか?他のソフトから、連携させて使うことが多い、という場合は、連携する対象のソフトウェアのサポートサイトやコミュニティ、ページを探しておくといいです。

BlenderBootstrap

自分のやりたいことを確かめよう

自分がBlenderを使って何をやりたいか、整理してみましょう。例えば「キャラクターを作りたい」のか「キャラクターを動かしたい」のか。
  • モデル制作
  • 3DCGイラスト
  • 3DCGアニメーション
  • 映像制作(実写合成/VFX)
  • 他システムからのインポート・他システムへのエクスポート
  • 3Dプリンティング
  • Add-onの作成(!)
  • Blenderの開発(!!)

Blenderでなにが出来るの?

ドキュメントとかそういう資料ってあるの?

情報を収集するには?

Blender Foundation メーリングリスト

Blender開発者(またはAdd-on作成者)になりたい、挑戦してみたい方、開発者でなくても状況を追いたい方は、メーリングリストに登録して、全世界のBlender開発者とのコミュニケーション手段を確立しましょう。
  • lists.blender.org Mailing Lists
    • Bf-animsys アニメーションシステム(依存グラフなど)
    • Bf-blender-npr Non Photorealistic Render プロジェクト
    • Bf-committers 開発者ML
    • Bf-compositor コンポジッター(ノード)
    • Bf-cycles Cyclesレンダラ
    • Bf-docboard ドキュメント(Wiki等)
    • Bf-funboard 機能拡張の要望等
    • Bf-gamedev ゲーム開発
    • Bf-modeling モデリング
    • Bf-python Pythonスクリプト開発者向け
    • Bf-scripts-user スクリプト利用ユーザー

最新のBlenderを追いかけたい

「最新のBlender」を追いかけたい場合は、デイリービルド(buildbot)、または最適化バージョンやカスタマイズバージョンをお探しの場合は graphicall.org へ。ガンガン開発されてます。

開発者向け情報

Blenderはオープンソースであり、実際に動作するプログラムの元となるソースコードをGitリポジトリとして公開しています。これらを自身の手で変更することも可能ですし、あなたが開発したBlenderの機能追加や改良を取り込んでもらう、ということも可能です。
blender.org のDevelopmentページに他ページへのリンクがまとめてありますのでそちらもご参照ください。
BlenderはPythonスクリプトを使った拡張が可能です。数多くのAdd-onが作られています。
BlenderPythonページもよろしくどうぞ!

「ポジティブメンバー」になろう

Blenderを継続して使いたい場合には「ポジティブメンバー」になってみましょう。Blenderは使う人、開発する人によって支えられています。それぞれが「出来ること」からはじめてみませんか。http://www.blender.org/get-involved/

ライセンス

ソフトウェアプログラムは(GPLライセンスのもと)フリーで配布されており、また自身でBlenderを使って作成したモデルデータは原則商用利用OKです。

Blenderのイライラ

そのイライラした時に「◯◯だと△△で出来たのになあ」って思わず思ってしまうことも。

まあわからなくは無いですが、こういう場合は大事な前提を忘れていることが多いです。

  • これは他のアプリじゃない、Blenderだ。

ごくごく基本的な、普段意識せずに操作しているものほど、「えっ、これなんで違う操作なの?納得できない」っていう風に考えがちです。

「選択」の操作にしても。その、「他のソフトだったら普段意識しなくて出来る操作」も「注意しながら操作しなければならない」という部分で最初の最初につまづくこととなります。

ちょうどここが本やチュートリアルでうまく言及できない(というか先にクリアすべき)ところであり、「ハードルが高い」と思わせる部分でもあります。

最初のうちは、これまでのアプリケーションを使っている延長ではなく、少しだけ意識して操作する、少しだけ時間をかけることを心がけてみてはどうでしょうか。

さらに進めるには以下のように。

  • 選択、視点移動等のごく基本的な操作は「意識せずに実行できる」まで繰り返し行い「習得」する
    • これまでの他のアプリを使った経験が「Blenderは直感的ではない」と思わせ、自身で勝手にハードルを高くしていないでしょうか?
    • 操作に「納得」とか「腑に落ちる」とかその辺を考え始めると手が止まってしまうので、一度だけは指示された手順通りのことを行いましょう。もちろん手順自体が正しいことが前提ですが。
    • この段階で複数人で教え合いながら進める、というのは効果的です。操作を知っている人がいるともちろん、全員操作を知らなくてもそこそこ。「自分の視点」以外のものがあると、思いもしなかった進展があるかもしれません。
  • 3Dビュー上の編集時、コマンド実行から変更の確定まで、キーを押す、マウスボタンをクリックする、という動作のバリエーションをきちんと把握する
    • コマンド実行時にツールシェルフの下、または[F6]キーで出てくるパラメーターの出現タイミング
    • Extrude と Inset の違い
    • Knife と Bisect の違い
  • 操作の感覚が自身にある程度定着するまでの時間を考慮に入れておく。

少し時間をかけて使ってみて、どうしても合わないようであれば設定を変えてみるのもいいですし、それで前に進めないと感じるならば、一旦離れてみるのもいいかと。(少し期間をおいて再度Blenderに挑戦してみたらすんなり操作出来るようになった、という方もいらっしゃるようですので)

まあ、本格的に「合わない」のであれば別のアプリを。作りたいものがあるのなら、操作ごときで詰まって前に進めないのはもったいないので。

それでも使い続け文句を言われるようであれば、「正しいルート」で、「正しい文句」を「正しい相手」に伝えてください。