1.スリムタイプ抱きまくら本体の作り方

 等身大で人型に近い着せ替えタイプの抱きまくら・本体の作り方です。
用意するものは、裁断された本体用生地、足の補強に入れる保温材(LTV13*2SC )、ホール補強用保温材(LTV-30*2SC 、
またはLTV-25*2SC )、長さ40cm以上のロングファスナー、刺繍用綿など。刺繍用の綿を除いて、下記のA~Cの3種類を用
意していますので、「洋裁道楽の工房」で洋服や電子部品などで、一度お取引をさせていただいたお客様は、直接メールでご
連絡下さい。また時々Yahooオークションにて格安にて出品しますので、こちらもご利用ください

 A:裁断したニット生地のみ
 B:セット
 C:ミシン処理済み

  他にまち針の代わりに、下の写真で使っているような小さなクリップがあると便利です。針を使うと、後で大量に使うことになる
ため、置き忘れや外れて下に落ちたりして面倒なので、100円ショップなどで、小型のクリップを探しましょう。写真04のものは
近くの100円ショップで見つけて300個ほど購入したのですが、最近は置いてなくて買えません。
また、使う生地はニット生地のため、できるだけクリップをお勧めします。

  それでは、写真を参考に進めます。
01. 前生地の胸の開いた部分をクリップで止めます。
02. 後ろ生地のヒップの開いた部分をクリップで止めます。
03. 後で中に綿を詰め込みますので、ミシン縫いは強度を保つため、多重縫い(三重縫いなど)にセットします。
04. 内側からクリップを外しながら、ミシンで布端約5mmの所を縫っていきます。
 01.
 02.
 03.
 04.
 05.
 06.
 07.
 
05. 縫い終わった胸の部分です。
06. 縫い終わったヒップ部分です。
07. 縫い終わった前生地と後ろ生地です。

  次は、後で刺繍用の綿や、いらなくなった軽くて弾力のある物(ふわふわのショールや毛糸のマフラーや、フリースのマフラー等)
をきつく詰め込みますので、その詰め込み用の背面の穴にファスナーを取り付けます。
このファスナーは長いほど、後で綿などを入れやすくなります。安物ではなく、しっかりとしたファスナー(長さ50cm以上、)が必要です。
 (キットには54cmのファスナーが含まれています

08.背中の大きな穴の部分にファスナーを付けます。まず、準備として、表側から裏側へ5mm~7mm程度を折り曲げて、まち針で)
止めます。ここでは、クリップはずれてしまうため、止むなくまち針を使用します。全体に折り曲げて針をさしたのが、08の図です。

09. この折り曲げた部分にファスナーをまち針を抜いてファスナーと一緒に再度差し込んでいきます。ファスナーの取り付け方向は、
ヒップから背中にかけて開くような方向に取り付けます。ファスナーの位置が、腰のあたりまで来ることが、必要です。(解説は後で)
面倒な作業ですが、根気よくやりましょう。提供している生地は中厚地のニット生地ですが、縦方向には伸びが少ないものです。
初心者のかたは、曲げた部分にアイロンをかけたり、伸び止めテープや接着糸等を使って、折り曲げ部分を固定化したり、縫う前
にしつけ糸でファスナーを固定化するなど、一手間かかりますが、こうするとミシン処理がやりやすくなります。

10~11. ミシンで縫うとき、ファスナーの両側を同じ方向に縫うことが大切です。ウエストの部分から背中にかけてファスナーを取り
付け用押えで、順次縫っていきます。(ミシン取説のファスナー取付の項等を参照してください)
 08.
 09.
 10.
 11.

 12.
 13.
 14.
 
12. ファスナーを取り付けた状態です。
13. 強度を保つために、ファスナーの両側から端1~2mmの所をファスナーの裏面から、ブラインドステッチ押さえなどを使って、ミ
シンで縫いつけます。(写真はミシン照明の接写のため、色が黄色くなっています)
14. 縫い終わった状態です。一番面倒な処理が終わりました。 小休憩です。
    
  それでは続けて、本体の前の部分と後ろの部分の生地を合わせてクリップで止めて、ミシン処理の準備をします。
注意事項は、取り付けたファスナーを必ず開いておくことです。開いておかないと、全てが閉じてしまうため、縫い合わせたあとで、
表に返せません。要注意です。

15. 生地の合わせ方は、足の部分と肩の部分の両側から順次クリップで止めていきます。写真の上側が止め始めで、下側が止め
終わりです。全体に止めて、様子を見ます。
16. ニット生地のため、若干の伸びや、胸の膨らみ部分とヒップの膨らみ部分のミシン処理などで、若干ズレが生じると思いますの
で、ヒップラインの付け根あたりで合わせを調整します。
17. 全体を止め終えた状態です。
18. 前の生地と後ろの生地を足の付け根から順次止め合わせてくると、2cm程度の差が出るように裁断されています。
これはホールを取り付けるための穴を開けるためです。
 15.
 16.
 17.
 18.
 19.
 20.
 21.
 22.
19. まず表生地のT1の部分からX1の部分まで定規で測って5.5cmとなるとようにまち針を刺します。Y1点も同じくT1から5.5cmです。
  背面の生地は、T2からX2までが3.5cmです。同じくT2からY2までも3.5cmの所にまち針を刺します。
20. 生地の若干のズレや伸びで、X1とX2、及びY1とY2が一致しない場合が生じたときは、X1とX2の中間点(Z1)にまち針を刺します。
  同じく、Y1とY2も一致しない場合は、中間点(Z2)にまち針を刺します。
21. 写真のようにX1,X2,Y1,Y2点のまち針を抜き取ります。  (縦方向に5.5cm+3.5cmで9cmの穴が開く形になります)
22. Z1かZ2のいずれからか、ミシンで布端5mmの所を縫っていきます。Z2から縫い始めれば、一周してZ1まで縫う形になります。
  これで、ホール取り付け部分が出来ました。

 ホールの取付けについては、別途メールでご連絡ください。



 

次はいよいよ本体に刺繍用綿などを入れて完成させます。
34. 写真に写っている綿は、100円ショップで入手したもので、100g入で100円です。安くてかさばるのと、近くのショップではたくさ
ん置いてないので、 本体キットに刺繍用の綿は付属しませんので、お近くのショップで綿を入手してください。
手芸店などでは、100g入で350円程度します。300g入り800円なんていうものありました。
綿以外にも軽くて弾力のあるものなど、使わなくなったマフラーや毛糸製品などを綿の中に含ませて使うことができます。
綿だけで作る場合は、100g入りの綿が8個程度必要です。
また足とホールの補強材は、軽くて柔らかいもので、エアコンの工事などで管の保温材として使うものが最適です。これを足とホー
ルの補強材に使います。
35~38. 足の補強材を組み合わせます。柔らかいので2本組み合わせて強度を少し上げます。割れ目にそって写真のように組み
合わせてください。すこし丈夫になります。これ以外にも色々と探しましたが、軽さの点と柔らかくて折れない点で、最適と思います。
硬い発泡スチロールは、擦れると摩擦音がしますので、不向きです。
 34.
 35.
 36.
 37.
 38.
 39.
 40.
 41.
39. 100g入りの綿です。
40. これを袋から取り出すと、3倍以上と書いてありますが、それ以上に膨らみます。袋の大きさと取り出した綿を比較してみてくだ
さい。
41. まず綿を補強材の組み合わせた割れ目にそって両側から包むように縦に巻きます。

42. 両側に縦に巻いた状態です。
43. 今度は残りの綿を横に巻き上げていきます。
44. 巻き上げた状態です。(巻きあげると写真のように少しゴツゴツした感じになるため、42項で両側に縦に巻いた綿をそのまま
また、縦に丁度1回半縦巻きにして、横巻をやめるとすっきりした感じになります)
45. 44項で巻き上げた綿の足を本体の足の部分に差し込みます。補強材が入っていますので、割りと容易に入れることができる
と思ます。
 42.
 43.
44. 
 45.
 46.
 47.
 48.
 49.
46. 片足に巻き上げた綿の足を入れた状態です。残った綿はまだそのままです。
47. 同じように巻き上げた綿の足をもう片方の足に差し込みます。
48. 残った綿をヒップの部分に詰め込みます。斜めにカットされたホール補強材を本体に入れますが、補強材の割れ目が前にな
るようにします。
49. ヒップの綿の間から、本体のホール布をこのホール補強材の中に入れます。

50. 後ろ側から見た場合の写真です。
51. 後でホール角度を調整できますので、取り敢えず、おしりの部分の両側にもう100gづつ、追加して綿を入れ、両側から綿でし
っかりとホールを固定します。
52. ここの部分に綿がしっかり入っていないと、ホールが潰れてしまいます。
53. あとはヒップから上の部分に綿を詰めていきます。いらなくなったフリースの端切れなども一緒に埋め込み出来ます。
 50.
 51.
 52.
 53.
 54.
 55.
 56.
 57.
54. 綿を全体に詰め込んだ様子で、100gの綿7個分が入っています。肩口にあと100g追加すると、ちようど良い具合になります。
55. ファスナーを閉じたり開いたりするときに、綿が絡まってしまうのを防ぐために、白い生地などの切れ端をファスナーの下にセット
して。
56. 上から順にファスナーを閉じていきます。後でまたカバーを掛けるときに開けたり、ホールの角度を調整するときにまた少し開
きます。
57. 取り敢えず、本体の完成です。綿がまだ馴染んでいないので、少しゴツゴツした感じですが、カバーを掛けたりしているうちに、
馴染んできます。次は汚れ防止のため、カバーを作ってあげましょう