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mplayer


MPlayer は、Linux 用のマルチメディアプレイヤーです。ここでは、ザウルスで最適なパフォーマンスが得られるように改良を行なった MPlayer を公開しています。

Download

 Package Version
SD/CF
 bvdd  0.4.0-1  NG
 mplayer-bvdd-iwmmxt  1.1.5-1  OK
 mplayer-bvdd  1.1.5-1  OK
 mencoder  1.1.0-1
 OK
 source  1.1.5  -
以下は、お使いの機種で必要なパッケージの対応表です。

 Machine  bvdd
 mplayer-bvdd-iwmmxt  mplayer-bvdd
 SL-C3200(Special Kernel)
 SL-C3100(Special Kernel)
 SL-C3000(Special Kernel)
 O  O  X
 SL-C3200
 SL-C3100
 SL-C3000
 SL-C1000
 O  X  O
 SL-C860
 SL-C760
 SL-C750
 SL-C700
 SL-B500
 SL-A300
 X  X O

How to use

MPlayerそのものはGUIを持たないアプリケーションです。そのままでは使いづらいと思いますので、各種フロントエンドと併用されることをお勧めします。

 - [ZPlayer](http://atty.skr.jp/zplayer/)
 - [Kino2](http://www.piro.hopto.org/~piro/pukiwiki/pukiwiki.php?%5B%5BKino2%5D%5D)

基本的には本家MPlayerと変わらないので、詳細は公式マニュアルを参照してください。

FAQ

WMV ファイルが再生できません

ひとくちに WMV ファイルといっても、映像の圧縮方式(コーデック)には WMV7, WMV8, WMV9 の 3 種類があります。このうち、最新の WMV9 コーデックで圧縮されている WMV ファイルは再生できません。WMV ファイルのコーデックは、真空波動研 などで確認できます。

ZPlayer/Kino2 を使っていると、画面表示が常に縦になってしまい、元に戻らなくなってしまいました

原因は分かりませんが、そのような症状になることがあるようです。ZEditor などで /home/zaurus/Settings/qpe.conf ファイルを開き、[Rotation] と書いてある行を探してください。その次の行に HReverse = 1 と追加して再起動すれば症状は直ります。

Failed to open /dev/rtc: Device or resource busyというエラーが出ます

エラーでは無いので、まったく気にする必要はありません。詳しく述べると、標準の Qtopia 環境で MPlayer を実行した場合は、atdデーモンが/dev/rtcを握っているために必ず出る警告です。-no-rtcオプションを使えばエラーが出なくなりますが、メッセージが出なくなるだけで動作自体は通常の場合となんら変わりません。

Manual

New video output devices

このMPlayerで新たに追加した、`-vo`オプションで利用することの出来るビデオ出力ドライバの説明です。

bvdd

PXA270に内蔵されている色空間変換機能をbvddモジュールを通して利用するドライバです。色空間変換がハードウェアで処理されます。PXA270を搭載している機種で利用できます。
映像の向きが横長(Landscape)の場合は、Zaurusの液晶に合わせて自動的に回転処理を行ないます。-vf rotate=1と同等の処理ですが、そちらを使うより高速です。

w100

ATI Imageon 100 (w100)を利用するビデオ出力ドライバです。色空間変換と2/4/8倍拡大がハードウェアで処理されます。以下の機種で利用できます。
映像の向きが横長(Landscape)の場合は、Zaurusの液晶に合わせて自動的に回転処理を行ないます。-vf rotate=1と同等の処理ですが、そちらを使うより高速です。

Fullscreen playback

-fs

ビデオ出力にw100を利用している場合:
  映像のアスペクト比を保持したまま最大限まで拡大表示します。任意倍表示が出来るわけではないので、全ての映像がフルスクリーン表示になるわけではありません。

ビデオ出力にbvddを利用している場合:
  何も影響しません。

 -vm

ビデオ出力に`w100`を利用している場合:
  何も影響しません。

ビデオ出力に`bvdd`を利用している場合:
  映像の解像度がQVGA以下の場合に、液晶解像度をQVGAモードに変更します。

音声のサンプリングレート

音声のサンプリングレートは44.1KHzを推奨します。22.1KHzなどの低レート音声も再生できますが、Linux Kernelのほうで44.1KHzにアップサンプリングする処理が非常に遅いので注意してください。一応、mplayerのほうでアップサンプリングを行なう(-af lavcresample=44100:0:0)ことで、大幅なパフォーマンスの低下は免れることができます。

既知の問題

  • [bvdd] デバイスのopen中にVGAとQVGAを切り換えると、たぶん大変なことになる
  • [bvdd] 動画再生中のサスペンドにはまだ対応していません

更新履歴

[2005-06-05] 1.1.5

  • MPlayerの起動時に、ザウルス版固有のバージョン情報とiWMMXtの有無を出力するようにしました
  • [w100] 動画そのもののアスペクト比と再生時アスペクト比が違う動画(4:3に設定された352x240の動画など)が正しく再生できない問題を修正しました
  • [bvdd] bvdd-0.4.0に対応させました
  • [bvdd] 動画の再生中はベースフレームを4BPPモードに変更するようにしました。使用メモリ帯域が減ったので、少し高速になっていると思います。
  • [iWMMXt bvdd] 縦幅が16の倍数でない動画(640x360等)に遅い描画方法が使われていたのを修正しました

[2005-05-08] 1.1.4

  • コンパイラのオプションを変更して、より最適化しました。他にも最適化を行なったので、全体的に速くなっていると思います
  • [iWMMXt] MPEG-1/2の動画を再生したときに落ちる問題を修正しました
  • [iWMMXt bvdd] 動画の縦方向サイズが16の倍数でなかった場合(640x360など)に落ちる問題を修正しました

[2005-04-30] 1.1.3

  • Video outドライバにローテートオプションを実装しました。-vf rotate=xを使うより2~3倍高速です
    • -vo bvdd:rotate=(-1~3)のように使います。0~3は-vf rotateの引数と同じです(ただし1,2は未実装です)。-1の場合は動画のサイズに応じて自動的にローテート方向を決定します。rotateオプションを指定しなかった場合は-1になります。
  • コンパイラオプションを変更して少し高速になりました

[2005-04-28] 1.1.2

  • [bvdd] 動画のサイズによっては再生時にフリーズする問題を修正しました

[2005-04-27] 1.1.1

  • ビデオ出力ドライバ(-vo)のbvddとw100のどちらも組み込むようにしました。3種類のパッケージは、iWMMXt有り無しの2種類になります
  • AMR音声デコーダを有効にしました
  • ASF(WMV)再生のバグを修正しました(ぴろさん、ありがとうございます)
  • オーディオフィルタオプション(-af)を指定した場合に落ちていた問題を修正しました
  • [bvdd] 複数の動画ファイルを連続再生した場合、最初の動画を再生した後に落ちる問題を修正しました
  • [bvdd] -vmオプションが指定された場合、動画サイズがQVGA以下であれば画面モードをQVGAに変更してから再生するようになりました(フルスクリーン再生みたいなものです)
    • ぴろさんのコードを参考にさせていただきました。ありがとうございます。

[2005-04-24] 1.1.0

  • ベースのMPlayerを1.0pre7に更新しました
  • 映像のデコードのバグを修正しました
    • dsputilsの最適化の際に混入したバグです。iWMMXt版は修正しまたが、ARM版(w100版およびiWMMXt無し版で使われている)は最適化前のdsputilsに戻すことで対処しました。
  • [bvdd] bvddモジュールが安定して動作するよう改良しました (ぴろさんの情報が元になっています。ありがとうございます)
  • [bvdd] bvddのipkパッケージをインストールする際に機種チェックを行なわいよう変更し、SL-C1000に対応しました

[2005-02-07] 1.0.1

  • CBRモードでエンコードされたMP3が再生出来ないバグを修正しました
  • [bvdd] iWMMXtの有効/無効で2種類のビルドを用意するようにしました

[2005-01-31] 1.0.0

  • mplayer-w100からMPlayer for Zaurusに名称を変更し、バージョン番号の振り方も変更しました(ベースのMPlayerとは関係の無いバージョン番号になります)
  • ベースのMPlayerを2005-01-18のCVS版に更新しました
  • IPPをバージョン4.1に更新しました
  • コンパイラをsoft-float版に変更しました。バイナリサイズは大きくなりましたが、速度は速くなっていると思います
  • liba52(AC3デコーダ)をふたたび有効にしました
  • OSDの回転描画を実装しました(初期版)
  • libavcodecのdsputilをlibmpeg2と同様にARMアセンブラで最適化しました
  • libmpeg2のIDCTの仕様が変わったため、IPP版IDCTを一時的に使わないようにしました(libmpeg2のみ)
  • AAC再生に使われるlibfaad2を、1.0pre5.2-1では浮動少数演算でビルドしてしまっていたので、改めて固定少数演算でビルドしました
  • フロントエンドのために-slaveオプションなどに機能を追加しました
  • VBRでエンコードされたmp3の総再生時間を正しく計算するようにしました
  • ipkパッケージからmplayer.confを削除しました
  • [bvdd] SL-C3000用のvoドライバを新たに追加しました
  • [bvdd] IDCTや動き補償関数などをiWMMXtに最適化しました
  • [w100] VRAMを確保する際にメモリを破壊していたバグを修正しました
  • [w100] 352x240の動画と-fsオプションを併用した場合、右端32ドットを切り捨てて全画面表示するようにしました
  • [w100] サスペンドから復帰する際のスリープ時間を0.5秒から1秒に変更しました。SL-C700でも正常に復帰できるようになっていると思います
  • [w100] AtiCoreドライバをlibqteのものではなく、pdaXromのAtiCore-1.0.1を使うようにしました。外部ライブラリへの依存が全く無くなったので、pdaXromでも動くはずです

[2004-11-01] 1.0pre5.2-1

  • いろいろと最適化
    • add_pixels_clamped_cを最適化しました
    • libmpeg2でもIDCTにIPPを使うようにしました
    • libmpeg2の動き補償関数を最適化しました
  • VGA動画の再生に対応しました
  • 実行優先度を変更するオプションを追加しました
    • ルート権限がある状態でオプションに-rtprio <1-99>を追加するとリアルタイム優先度を取得します。パフォーマンスは上がりますが、とても危険です。mplayer-w100が全ての処理時間を奪うので、キー入力はおろか、電源を切ることもできません。正確なベンチマークを取りたいときなどにどうぞ
  • slaveモードのget_percent_posが正常に返ってこないファイル形式(mp3)があったので修正しました
  • 1.0pre5.1-1ではOSD Menuを無効にしていましたが、再び有効にしました
  • -fs-doubleを同時に使用してもノイズが出ないようにしました
  • 再生中にサスペンド/レジュームしても、正常に再生し続けるようにしました

[2004-10-11] 1.0pre5.1-1

  • MPlayerを1.0pre5へ追随
  • w100ドライバをvidixではなくvoで再実装。w100を使う場合のオプションは-vo w100となります
  • -geometryが使えるようになりました
  • 2,4,8倍拡大表示を実装。-fsオプションを追加すると、画面に収まる範囲内で可能なかぎり拡大表示します
  • 外部ライブラリをスタティックリンクするようにしました。以下のライブラリが不要になり、mplayer-w100のipkだけで利用できます
    • libmad_0.15.0b-1_arm.ipk
    • libvorbisdec_1.2.0-1_arm.ipk
    • zlib_1.2.1_arm.ipk
    • libgcc_3.2.2-1_arm.ipk
    • libstdc++-gcc3.2.2_3.2.2-1_arm.ipk
  • bswapのバグを修正。mkvやmp4が正常に再生できるようになりました