2011 原宿個展
イベント
チャリテイいけばな 2011年 6月3日(金)・4日(土)
東北太平洋沖地震では、津波、原発の事故など想像以上の被害をもたらしました。
被災地域の皆様に心よりお見舞い申し上げます。被災地域の皆さまの落胆、ご家族ご友人が被災地にいらしゃる方のご心配、想像を絶する出来事に言葉もございません。
一日も早い復興を願わずにはいられませんが、その規模はとてつもなく広範囲に広がっております。関東に住む都内の私達の心にも大きなショックをもたらし、毎日涙しない日はありません。日本全体の元気がなくなっています。しょんぼりして何も手がつかない私を見て夫が、とにかくやれる事をやってみようよ、と私の背中を押してくれました。チャリテイいけばなをやってみよう。まだ会ったことのない人に出会いお互い励まし合って、明日の日本の元気につながって行ってくれたら、色々な人の”思い”が集まりつながっていければ、素晴らしいと思います。本当に微力ですが、お役に立ちたいと思っております。どうそ宜しくお願いします。
コンセプト:参加型チャリテイいけばな
いけばなの起源は仏教の伝来の仏前の供花に始まり、室町時代くらいから文献や資料が残っており時代と共に変化して今に至っています。あなたは「いけばな」というと何を想像しますか?着物を着た婦人が床の間に向かい正座をしている姿?それを重視する流派も健在であります。
草月流いけばなは、1927年に、勅使河原蒼風が創始、自由に自己表現する個性を重視する芸術として発達しています。
蒼風は、軽快でモダンな花、TPOに応じて製作する現代芸術として、50-70年代にかけ欧米で個展やデモストレーションを精力的に行い、いけばなを世界的な文化に高めました。60年にフランスの芸術文化勲章、61年レジオン・ドヌール勲章、62年芸術選奨を受賞しました。世界に広まったIKEBANAは自己表現の芸術であります。では、いけばなとフラワーアレンジの違いは何でしょうか?いけばなは、線と空間を大切にします。魂が宿っています。いけ手の精神が作品の中にそそぎ込まれるのです。ただ美しい植物が器に形よく入れられるだけではないのです。その植物の線や色や形を、いけ手が魂を込めて形創るのです。私もまだまだ魂の込った力強い作品を創れるほどの力量があるわけではないのですが、挑戦し、このような素晴らしいお花の世界がある事を色々な方に知っていただきたいと思います。
このチャリテイいけばなは、私の作品の好きな部分の花を取っていただき、義援金箱に献金いただきます。選んでいただいたお花はご自宅や会社でいけて下さい。植物で皆がつながって共感し合う、というコンセプトです。義援金は日本赤十字社に献金させていただきます。
このコンセプトに同意いただける方で、一緒に何かをやってみたい方、お花や材料を提供していただけるお花屋さんや企業さまがいらしゃいましたら、どうぞ宜しくお願いいたします。
色々な人々の”思い”をつなげていければ、素晴らしいと思います。
hitomi@roussel-net.comまで、ご連絡下さい。
*日時:2011年6月3日4日 11:00〜20:00
*場所:デザイン・フェスタ・ギャラリー 原宿: イースト1F
*東京都渋谷区神宮前3-20-2
*アクセス:(ここをクリック)明治神宮前駅5番口より徒歩5分原宿駅竹下口より9分表参道駅A2より徒歩9分
*入場無料
<繋がり>
人と人のつながり
目に見えない 何かでつながっている
親子 兄弟 祖父母 親戚 友人 夫婦
道ですれ違う知らない人
本や雑誌で知った人 T.V.で見た人
会ったことのない人 これから会う人
すべての人は繋がっている
自分が体験したことがない事は
想像するしかないが、わかろうとする
知ろうとするその行為が(重要だ)人間だ
そして 世界中はつながろうとしている
わかり合おうとしている
この目に見えないつながりを大切にする
あのつなみをT.V.で世界中の人々が見て共感した
実際に苦しんだ人もそうでない人も
それを分かち合う
それは不可能であろうとも。。。
この悲しい出来事を
私達はどうすればいいのか
前に進んで行かなくては
その為に このつながりを
芸術で表現し分かち合いたい
未来に進んで行く為に
イベントのチラシ
<インフォメーション>
①草月流家元継承10年記念 KOKOROのかたち 勅使河原茜の花
2011年5月31日(火)〜6月5日(日) 11:00ー20:00 5/31は18:00閉場
スパイラルガーデン(スパイラル1F/東京メトロ銀座線・半蔵門線・千代田線[表参道}駅B1B3出口すぐ)入場無料
②祝10年 歴代家元とともに IEMOTO AKANE TESHIGAHARA 10th year Celebration
歴代家元の作品と草月代表作家によるいけばな展
2011年5月31日〜6月5日 草月会館1F・2F・5F 入場無料
詳細は、草月のホームページをご参照ください