ICPC World Final進出日本人中最弱

(※本記事はネガティブ成分を多く含みますので、そういうのが嫌いな方は読まないことをお勧めします。)

荒木と申します。20161210日のCompetitive Advent Calendarの記事を書かせて頂きます。

簡単に自己紹介しますと、「ICPC World Finalに出た日本人の中でほぼ間違いなく歴代最弱の人」です。

謙遜とかではなく本当にそうです。ちなみに出たのは2007年東京大会です。

もうちょっと自己紹介します。私は東京大学の理学部情報科学科出身です。2004年進学です。俗に言うIS2004です。

学部3年生になった時に競技プログラミングの存在を知り、それ以来色々手を出して来ました。

ICPC2004年、2005年の国内予選で落ちました。

2006年はチームメイトにxhl_kogitsune氏とpascal_jp氏という化物二人が居たので、アジア地区予選を抜けることが出来ました。

kitsune-」が私のチームです。

http://icpc.iisf.or.jp/regional/2006r/

しかし、当時の私のSRMの成績はDiv2にしょっちゅう落ちるような酷いものでした。当然、チーム内での貢献度も推して知るべしという感じです。

https://www.topcoder.com/members/superark/details/?track=DATA_SCIENCE&subTrack=SRM

また、ICFPにも何度か参加しました。

最初は学科のチームで、それ以降は一人で出ていましたが、一人で唯一まともな成績を残せたのは2012年のコンテストだけでした。

それでも40-50位あたりだったと思います。あ、今Webページ見たら最終結果が消えてますね。嘘じゃないです。信じて!

https://icfpcontest2012.wordpress.com/

さらに、卒論から囲碁AIの研究を始め、UEC杯という囲碁AIの大会には第1回から全部出ています。次回の最終回も出る予定です。

http://www.computer-go.jp/uec/public_html/index.shtml

CGFオープン、Computer OlympiadGPW杯にも何度も出ました。

なお私は4年前に、囲碁AIの道を極めたくて、5年勤めた会社を辞めて電通大博士課程に来ました。全力で研究しました。

しかし、本当の上位陣との差は埋まることはなく、後輩にもあっさり抜かされました。

そして、皆さんご存知AlphaGoが登場して、私の夢も潰えました。

余談ですが、私は博士課程に来る時に「Deep Learningを囲碁AIに使いたい」と主張したんですよね。

でも、周囲の反対が強く、結局本気でDeep Learningに取り組みませんでした。

AlphaGoの論文が発表された時はそのことに対して激しく後悔しました。

話を戻しますが、博士課程に来てしばらくしてから、CodeforcesAtCoderに出るようになりました。しかし、酷い有様です。

http://codeforces.com/profile/superark

https://atcoder.jp/user/superark

ここまで、自己紹介として私のダメ競技プログラマぶりをお見せしてきましたが、いかがでしょうか。

インターネットを見ていると、あっさりRed Coderになった人ばかり目立ちますが、

こういうダメな人も居るんだということを知ってもらいたかったのです。

おそらく私は努力も才能も足りないのでしょうね。メインの趣味は(人間プレイヤーとしての)囲碁ですからね。

まあそれもネットの東洋囲碁で4-5段と、中途半端な実力ですが。

なお、私の半分近い年齢で、東洋囲碁9(最高段位)Codeforces Div1の人も知っています。

いわゆる「優秀な人」というのは、「やれば出来る」とか「努力」って言葉が好きですよね。

私も東大入る前くらいは「努力すれば何でも出来る」と思っていました。

でも、人にはそれぞれ、出来る事と出来ない事があるんだと思います。

それが分からない人に傷つけられたこともありますし、私自身も、それが分かっていなかった頃に人を傷つけたことがあるかもしれません。

どうか、この記事を読んだ皆さんが、出来ない人を見ても優しくしてあげられる人であることを祈ります。

 

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