仲町台通信


(2016年4月8日)

はい「モネコ・ガーデン」は、大忙しです。


上から見たら、こんな具合。
いかにこの花壇は造型的に工夫されているか、よくわかりますね。

前回の「仲町台通信」では、まだ花の気配がなかったチューリップが、
このように見事に一人前になってくれました。
本当に季節の変化を感じます。
これからは自分の子どものように日々の成長が楽しみです。


前回は「ようこそ、モネコ・ガーデンに」というお招きの看板が登場しましたが、
まさにそれが実現したような写真です。

一緒にお庭の手入れをしているお仲間のお友だちの皆さんが訪ねて下さいました、はい、ご一緒に記念撮影です。

モネコ・ガーデンは、大小色んな形の花壇が、
合衆国のようにひとつにまとまってマンションの裏にお庭を形成しています。
そこで大事なのは各花壇の配色の妙ということになります。
今回のテーマは「赤」と「黄色」

この赤と黄色が主役になったふたつの区画が、ガーデン全体のまとまりを生み出しています。

お住まいの皆さん、ご近所の皆さん、そして「喜望峰」をご覧の皆さん、
これから盛りの季節を迎える「モネコ・ガーデン」を、よろしくお願いします。




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(2016年3月4日)


 



春はもうすぐそこ。「モネコ・ガーデン」から、皆さまへのご挨拶。
 



冬の間に一番の変化は、個人の「庭園(?)」ができたということ。
もちろん今まで通り、仲間で花を育てますが、
それとは別にいわば個人戦があってもということで、
ご覧の四角い花箱を造りました。

 



はい、これが私、有馬稲子さんの花箱です。
何が育つか、どんな美しい花を咲かせるか、ご期待下さい。

 



はい、これがもうすぐモネコガーデンの主役になるチューリップ・・・
なんですが、えっ、ニラ育ててるのなんて、憎まれ口をきく人も。
もうすこし・・・がんばれ。

 



そしてこれがこの前、植えたばかりの「ラナンキュラス」、
日本語では「ハナキンポウゲ」
西アジアの方で生まれたのを、
あの十字軍がヨーロッパに持ち帰ったという、
世界史的なエピソードを持つ花です。
たくさんの花びらが重なって色も豊富、
春のよろこびを伝えてくれる花です。

 



そしてこれがいま器用な人がいるのだと、
マンションの話題となっている新名物。
竹筒をきれいに切ってご覧のように花を植えました。
何が咲くか、これまたお楽しみに。



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(2014年5月25日)

花の便り・・・

こんな歌を覚えていますか?

 ♪ 七色の谷を越えて
 流れてゆく風のリボン
 輪になって輪になって
 かけていったよ
 春よ春よとかけていったよ

江間章子さんの優雅な詩、團伊玖麿さんの優しい曲、「花の街」です。
わがマンションを「花の街」にしようと、モネコ・ガーデンの仲間の皆さんが、一生 懸命頑張って下さっています。

今日の写真でご覧いただきたいのは、花壇の周辺の仕切り見事な仕切り。
ご近所の里 山の仕事もなさっている方が、竹を貰って下さり、
それを利用してこんなにきれいな 仕切りをつくって下さいました。

 
 




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(2014年3月24日)

モネコガーデンにも、春が。

帰りなんいざ、田園まさに蕪(あ)れなんとす


年が明けてからというもの、私の気持は、まさにこの陶淵明の詩そのものでした。

厳しく長い冬、深い雪、・・・植物たちはどうしているのか。
マンションの仲間と育てている花畑、モネコガーデンが気になって仕方なかったのです。

3月になっても、春は名のみの風の寒さや・・・の日々が続きます。
それがやっとこの3月の末に、日差しが和らぎ、誘い合わせて手入れをすることができたのです。
春の訪れをこんなに身近に嬉しく感じたことはありません。

さあ、いざスコップを手に勇んで花壇に出でよ、というわけです。
何より嬉しかったのは円形の花壇のまん中に植えたベルネチア・・・一名「真珠の木」、
春に小さな丸い花をつけるのでこんな名前が付いていますが・・・
あの大雪の日には、すっぽり雪に覆われていたのです。
雪は寒さを防ぐとは聞いていますが、やはりまっ白な花壇を見ると、心細くなるものです。
その「真珠の木」が周りのストックとともに、元気にすくすく春を迎えてくれていたではありませんか。
南米の高山植物なので、もともと寒さには強いと聞いていましたが、
この時ほど、花を育てる喜びを率直に感じたことはありません。

敷地の一隅に、格別日当たりのいい場所があります。
私たちはそこを密かに「別荘」と呼んでいるのですが、
その別荘に寒さを避けて植えてあった水仙を、ちゃんと本宅にもどしてやることもできました。
さあ、これからいよいよ春本番、
モネコガーデンは、今年はどんな作戦で行こうか、仲間と楽しい計画を練っています。
ご期待下さい。

 

 
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(2013年9月27日)

《名月や池をめぐりて夜もすがら》

 有名な芭蕉の句です。
私は長い間、この句はあまりに月が美しいので、感動で胸がいっぱいになり、何度も池の周りを散歩したという意味だろうと思っていました。ところが調べてみると、何とこのとき芭蕉さんはお弟子さんに誘われて舟遊びをしているんですね。
ギッチラギッチラ、舟を漕ぐ櫓の音が聞こえてくるような情景というわけです。

  9月19日、まさに中秋の名月のその日に、マンションの庭づくりの仲間と、お月見の会を開きました。
色んな人が集まって話題に花を咲かせる、そんな当マンションの雰囲気をお伝えできるかと思い、
その時の写真を掲載します・・・あれ? おや?
  それにしては・・・と不思議に思われる方がいらっしゃるかも。

  どうして室内? しかもお手製らしいお月さまがホワイトボードにくっついている?
 
 はい、ご明察。最初は外で盛り上がっていたのですが、あまりお庭で騒ぐのはよろしくないということで、
途中からマンションの集会室に移動した、その時の写真なのです。
  実は、去年のお月見は雨になることは事前に分かっていましたので、童心に返ってこのペーパームーンを作って
おいたのです。それの再利用、歳を取るともの持ちがよくなります、この月はまさに「去年の今月今夜のこの月・・・
(古いですねェ)」なんです。

  そうなるとたくさん写っている写真の方も、ちょっと淋しい・・・というわけで、いたずらをして、同じお月様をこちらの
空にもご登場いただきました。デジカメは、面白い遊びができるんですね。




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(2013年7月20日)

モネコガーデン、夏のフラワーフェスティバル (※写真をクリックすると大きくなります)


可憐な花たちが、猛暑と戦う私たちを、励ましてくれています。







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(2013年5月7日)

モネコガーデン、春のフラワー・フェスティバル  (※写真をクリックすると大きくなります)


皆さんの目を楽しませる、モネコガーデン、春の花たち。高橋郁夫さんの名アングルで、お届けします。

  

 
  
      



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(2013年4月18日)


   モネコガーデンに春が来ました!


    

   これはモネコガーデンの新しいお仲間、高橋郁夫さんが撮って下さった写真です。
チューリップの見事なこと、子どもに花の絵を描かせると必ずチューリップを描きますが、
それだけ形や色が素直で美しいんですね。
チューリップの語源は、トルコ語でイスラムの人たちが頭に巻いているターバンのことだとか。
そういえば、そんな形ですね。





   モネコガーデンも、いよいよ花の季節を迎えて、文字通り華やいできます。皆さま、お楽しみに。
高橋さん、これからもよろしくお願いします。



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(2013年3月26日)


   「ライフケア寄席」が、開かれました!

 大爆笑で大成功、皆さん、大よろこび!

 私がNHKの「演芸図鑑」に出していただいた時の司会が、三遊亭圓歌師匠。
5時15分からという早朝の番組ですが、たくさんの方がご覧下さいました。
 あの番組のご縁で、何と師匠が我がマンション「ライフケア横浜」に来て下さることとなったのです。
櫻も見頃の3月24日、「三遊亭圓歌一門会」が開かれました。
長寿健康に笑いほど適したものはないといわれますが、
25年のマンションの歴史でこうした催しが開催されたのは、初めてのことだとか。

 当日ケアホールには、ぎっしり椅子が並べられ、何と260人もの方が、おいで下さいました。
居住者の半分以上がお運び下さったことになります。
舞台には金屏風の前に、緋毛氈を引いた高座が作られ、わがケアホールも見事に寄席に早変わり。
何しろ圓歌さんといえば、かつて「山のアナアナ」で売った彼の歌奴さん、
多くの観客にとっては、自分の青春時代の思い出に繋がる方ですから、いやが上にも期待が高まります。

 午後2時、いよいよ開演です。
まずはお弟子さんの女性落語家、三遊亭多ぼうさん、
本名は「ひま」さんとおっしゃるので、師匠にこの芸名をいただいたとか。
若々しくフレッシュに、狸の落語を聞かせて下さいました。
かわいげのある芸というのでしょうか、早くも客席は湧いております。

 続いては女流で三味線漫談の三遊亭小圓歌さん、
最初圓歌師匠が、女優にしてやるといったという伝説がありますが、まさにその通りの美貌の持ち主の登場です。
 女性の三味線漫談は、玉川スミさんが亡き後彼女が第一人者。
お母さんは長唄のお師匠さんとかで、さすがその三味線の腕は確かなもの。
私としても「はなれ瞽女おりん」の頃の苦労をつい思い出してしまいました。
小粋な歌を次々聞かせて下さった後、立って「奴さん」のひと踊り、
これまた男性ならずとも、うっとり。
まさに花も香もある素晴らしい芸をご披露下さいました。

 そしていよいよ圓歌師匠のご登場、
どうしてこんなにと思うくらいに溌剌となさってお元気、お顔の色つやも見事なもの。
宮中で一席なさったお話しから、日蓮宗のお坊さんになったお話し、どんな話題も爆笑の連続、
客席からはいつもの静かなマンションとは思えないような元気な笑い声があがり、 時には客席とのユーモラスなやりとりまで。
笑うと元気になると改めて実感しました。

 そしていよいよ佳境にはいって、十八番の「中沢家の人々」に。
何しろ次から次へと、ご老人が登場するわけですから、観客のどなたにとっても他人事ではありません、
客席が波うつようにうけまくっています。

 師匠の落語を聞きながら感じたことですが、こうした名作を100%理解するには、聞き手にも年季が必要・・・
宮中のお話で、侍従長だった入江相政さんのお名前などがしばしば登場します。
これはやはりその当時のことを知っていて、そのお名前を知っている人が聞くと、
その面白さが何倍も違うなと思った次第で、今回の寄席の催しはまったく理想的な環境で行われたのかも知れません。

 この「三遊亭圓歌一門会」の様子、もしかすると連休のどこかでNHKで放送されるかも知れません。
ぜひご注目下さい。

圓歌師匠、小圓歌さん、多ぼうさん、おつかれさまでした。



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(2013年3月15日)


春の花は「黄色」に限る!

 「春の唄」という、素晴らしい歌があります。
戦前の昭和12年に作られたそうですが、これほど春の喜びを見事に表した歌は、ないかも知れません。
ある年代の女性にとっては、間違いなくわが青春の歌!
  ♪ ラララ紅い花束、車につんで、春が来た来た丘から町へ・・
 でも私は、この歌にひとつだけ異議があるのです。
それは「紅い花束・・・」の部分。春を象徴する花は紅い花ではないと思うのです。

なに色かって? 「黄色」だと思うのです。
 というわけで、とりわけ春の訪れが予想できなかった今年、
春を待ちわびる心をこめてわが「モネコ・ガーデン」は、黄色を主役にしてみました。
 これは「モネコ・ガーデン」の支部といっていい、マンションの裏口のすぐ脇の小さなお庭、
こに黄色いベコニアとジュリアンを植えてみました。

 いかがですか、黄色は春を告げているでしょう。
「春告魚」がニシンなら、これはまさに「春告花」、
住人のある方が「遠くからも見えるようになりましたね」と言って下さいました。
そうか、いままで花にも遠目がきくものがあるとは、考えてもみませんでした。
そういえば虫たちも、黄色の花に集まると聞きますよね。

      


   ところで春先の黄色といえば、まず水仙。
植えたんですよ、「モネコ・ガーデン」のまん中に。
ところがここにふしぎなことが起きました。下の写真をご覧下さい。
キチンと3列に並んでいます、これが水仙なんですが、
ホラ、右はしは元気にすくすく育っていて、まん中の列は、そこそこで、何と左はしの列は、あまり顔をのぞかせていない!
 おかしくないですか?


   これってどうしたことでしょう?
 なぜこの3つの列の成育に差が生じたのか、いまもってナゾです、どなたか教えて下さいませんか?
 養分や日当たりは、ほぼ同じはずなんですけどねえ。

 さて、いよいよ本格的な春を迎えて、わが「モネコ・ガーデン」も、大いに気合が入っています。
これからのこのページに、ご期待下さい。



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(2013年2月14日)


  近所の楽しい回転寿司屋さん、その名は「かいおう(都築インター店)」

 私のマンションから歩いて数分の回転寿司屋さんができました。
その名も「かいおう」。このお店、本店が富山県だとか。
「日本丸」「海王丸」といえば、かつて海国日本(いまや懐かしい言葉ですね)を象徴する、
海の貴婦人と呼ばれた美しい帆船の練習船で、
その初代「海王丸」は引退のあと富山県の「海王丸パーク」に係留されているそうですから、
恐らくお店の名前はそれにちなんだものでしょう。
 回転寿司やさんというと、若い人たち専門と思われがちですが、とんでもない、
マンションの住人の皆さんにも、結構人気があります。
皆さんがおっしゃる人気のヒミツは、ネタに工夫があって安くて、
何より職人さんに気を使わずマイペースで食べられるからだとか・・・
なるほど、現役時代、接待専用のお寿司屋さんに行って、
気難しい職人さんに気を使う体験をなさった方が少なくないわけですね。
 蛇口から出てくる熱湯で自分でいれるお茶も、値段によって色分けされたお皿も、
慣れると楽しいおなじみ回転寿司作法ですが、この店で面白いのが、カウンターの上に敷かれたレール。
流れてくる基本のネタ以外のものを注文すると、ピーッと汽笛を鳴らして超特急が運んできてくれます。
子どもづれはもちろん大よろこび、私もつい余計に頼んでしまいます。
 それと食べたお皿の数え方、従来はお店のスタッフが名人芸で数えていましたが、
このお店ではセンサーのついたカウターでお皿の山をサッとなでると、 瞬時にして枚数と種類をカウントしてしまいます。
意外なところで日本の最新技術に触れて感動できるわけです。

  お店に入る前、出てきたところ?はい、満足そうな表情から、出てきたところが、正解です


 マンションから道をはさんで向かい側にローソンができました。品揃いも豊富で、実に便利。
しかしそれは第三京浜の都築インターに向かう、交通量の多い片側2車線の道の向こう側なのです。
歩道橋もありますが、足が痛い時に階段を昇るのは、かなり辛いことになります。
さあそこでこの道路を渡る人が後を断ちません。
一気に渡るのに失敗すると、途中の中央分離帯で一休みということになります。
そんな時、その分離帯にポツンとつき出ている柱につかまって、クルマの列が通過するのを待つ人がよくいます。
写真をよく見て下さい、お守りのような柱が見えますね。
 横浜市が事故を未然に防ぐために横断歩道を作ってくれるか、
はたまた断固横断させないために分離帯にフェンスなどをつけるか、
この小さな柱は行政と住民のかかわりを、黙ってみつめているようです。

  分離帯の小さな柱に、ご注目


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(2012年4月6日)


  モネコ・ガーデンに、いよいよ春が

 「三寒四温」という言葉があります。
3日寒い日が続くと、4日暖かい日が続く、この7日がひとつの気候のサイクルを作るという、
もともとシベリアの高気圧の影響を受ける、中国の東北部や朝鮮半島のことわざだそうですね。  
 さあ、それが今年の日本はまさにこれ。暖かい日と寒い日が交互にやってきて、着るものや暖房器具に大あわて。
その上一日の昼間と日が暮れてからの気温の差の激しいこと。
私のマンションでも、ずいぶんたくさんの方がこれで体調をくずされました。
その上「爆弾低気圧」なんて新しい言葉が登場して、4月の3日4日は日本列島が大荒れ。
自然の神様が何かに怒っていらっしゃるのか、そうだとすると一体何にお怒りなのか・・・
ふり返るとこの国には、神様が立腹なさる原因は山ほどありますものね。

 とはいえ、ようやく本格的な春がやってきました。桜の便りもいきなり解禁になりました。
さあ今年のお花見は、どこにしようか、はやくもそわそわしている今日この頃です。

 さてモネコ・ガーデンも、春を迎えました。その新しい春の装いの写真を、一枚お目にかけます。
これからこの花園がまたたく間に美しい春の花に覆われます。
まずはその第一章「春のめざめ」ともいうべき写真を、お目にかけましょう。

モネコガーデン0406_1          
モネコガーデン0406_2
 


                                                                                                                                                                 



   恒例のお楽しみ、我がマンションのステキな劇場「ケアホール」での映画会、こんどは「彼岸花」が上映されました。
昭和33年に封切られた小津安二郎監督の、初のカラー作品として知られた名画です。

  小津監督は、この映画のために赤の発色がいいという理由で、ドイツのアグファカラーというフィルムを選びましたが、
確かに画面のそこかしこにさりげなく(当時としては実におシャレな)赤いヤカンが登場して、
監督のちょっとしたイタズラ心を感じることができます。
このヤカンは小津監督の自慢の一品で、私も監督から色や形がいいだろうと聞かされました。

  私、平山節子は佐分利信さんの娘。
父は旧友、中村伸郎さんの娘の結婚式に、もうひとりの親友である笠智衆さんが出席しなかったことを心配します。
聞けば笠さんの娘、久我美子さんが、家を出て、それを気にやんで出席しなかったのだとか。
父は親友の不安解消のために一肌脱ごうと、久我美子さんが勤める銀座のバーに出向き、
久我さんがしっかりと自分の結婚なども考えること知って、ひとまずホッとします。
  他人のためなら、こんなこともする父ですが、娘の私のこととなると、からしきダメになります。
私と結婚を考えている佐田啓二さんが「お嬢さんと結婚したいと」と、自分の会社に現われただけで、
おたおたしてしまいます。
つまりごく当たり前の父親になってしまうわけです。

  この映画の話題のひとつは、当時大映の大スターで、請われてこの映画に出演した山本富士子さん。
山本富士子さんは私の父がいきつけの京都の宿の女将、浪花千栄子さんの娘さん。
お医者さんとの結婚のために上京してきて、境遇が似ている私と親しくなります。
 佐田啓二さんが広島に転勤することになり、私の結婚ばなしはにわかに現実味を帯びます。
父の佐分利信さんは、「そんな結婚式なんか、出ない」と意地をはりますが、同窓生の菅原通済さんや
(私は、この方の大ファンでした!)や、江川宇礼雄さんに、親は子どもの後から静かに付いていくものと聞かされ、
自分のかたくなさにやっと気づきます。
最後は、任地の広島に向かう途中にこの宿にとまった娘の私たち夫婦が、
父が最後まで笑顔を見せてくれなかったことを心残りにしていたと、浪花千栄子さんから聞いて・・・
つまりこの「彼岸花」という映画は、娘を持った父親の悩みや迷いをどう解決するべきか、
そんな年配の男性に共通する大きいテーマを持った映画だったのです。

 撮影中はとにかく華やかな大スターが続々登場するし、小津監督の演出も実に興味深く、
当時26歳だった私は、そんな深い意味に触れることもなく毎日をスケジュールに追われていました。
やっと、今回の映画会で気づいたわけで・・・ちょっと遅すぎましたね。

  DVDも出ています、ぜひ皆さんも「彼岸花」をご覧になって下さい。
 とくに娘さんをお持ちのお父さまは、ぜひ。
  父親は、自分の娘となると、冷静な判断が不可能になるという、たいへん現代的なテーマでもあるのです。

彼岸花
「彼岸花」より

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(2011年11月28日)


  この秋「モネコ・ガーデン」に大異変が!

  そうなんです、いま「モネコ・ガーデン」の花壇があるのは、マンションの中庭ですが、
そこから裏口に出る通路の脇に、ちいさな「第2モネコ・ガーデン」が誕生しました。
この裏口を出ると、広々とした緑の美しい公園や野鳥の多い池に出ます。
より多くの住人の方に、お花を愛でていただけるかな、そう思っています。

 そしてもう一枚の写真は、何とこの季節に咲いている「奇跡の朝顔」です。


モナコガーデン1    
モナコガーデン2


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(2011年5月15日)


  ついに「モネコ・ガーデン」が素晴らしいパーティー会場に。

  そんな日当たりの悪い場所に花壇など無理だろう、多くの人がそう思ったマンションの裏庭ですが、
皆さんのたゆまぬ努力でようやく美しい花を咲かせることができるようになりました。

  一輪ずつの花に「よくぞ咲いてくれた」と
「よくぞ咲かせてくれました」と感謝の気持ちを伝えるために、
  花壇のそばで15日の午後、「カクテル・パーティー」が開かれました。
といってもカッコよくカクテルを飲むパーティーではありません、
バラの「カクテル」という種類が、見事に花を開いているので、それに因んでこう呼んだわけです。

  お仲間のひとりが、ワインを提供して下さいました、私も負けじとスパークリング・ワインを出しました、
チーズが、チョコレートが、お煎餅が続々、持ち込まれます。
 とうとう庭の四角いテーブルを囲む人の数は、25人を超えるほどに。
 通りがかった知り合いを呼び止めて、お入りなさいよ、呼び止められた方も、ではよろこんで・・・
このマンションの一番楽しいところは、こんなところにあるのではないでしょうか?

以下、花壇を埋めるさまざまな花を紹介いたします、ぜひ目をとめてやって下さい。

 かわいいカーネーションがあります、ノースポールが、香り茉莉花が、ペチュニアが、
どれも特別な花ではありません、
しかし通りがかりの人にほほえみかける力は、十分にもっているようです。


          
 

 

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(2011年4月18日) 


  発見、ものすごい圧巻の桜の名所が、わが家のすぐ近くに。

  それは仲町台近くの「江川(えがわ)せせらぎ緑道」、200本のソメイヨシノと
1万5千本のチューリップが咲き誇るその場にたった時の、
私の素直で口惜しい第一印象は「どうして今まで、ここを知らなかったのだろう!」

  まん中に鯉や小魚が泳ぐ小川が流れ、その両岸に色とりどりのチューリップ。
そしてその背景に、空を覆わんばかりの爛漫たる桜並木。

  聞いてみるとこの辺は、昔は農道だったそうな。
都築に横浜市の下水処理場ができて、そこで浄化された高度処理水が、この小川のせせらぎの水源となっている。
これはちょっと嬉しい話、私たちが汚した水も正しく処理するとこうして美しい自然を育む水となる。
いま改めて資源を大切に使うことが問われているが、この見事な春の眺めは、そのひとつの答えに違いない。

  それにしてもこの川岸に敷きつめたようなたくさんのチューリップは、何だろう? 
これまた嬉しい話、地元の「水辺愛護会」の皆さんが都田小学校の児童たちと、去年の12月に植えたのだという。
自分たちが土を掘って植えたチューリップが、春になってこんなに美しい花を咲かせたのを見た子どもたちは、何を感じただろう?

  せせらぎに花びらをうかべるを見て、改めて桜には水がよく似合うと思った。
おなじみ春のうららの隅田川、滝廉太郎の「花」も、隅田の流れがあればこそ、櫂のしずくも花と散るからこそ、春の風情。

  というわけで、ぜひ皆さんも、お訪ね下さい。え? もう桜は遅いだろう? 
いいえ、とんでもない、この「江川せせらぎ緑道」は花菖蒲の名所でもあるそうです。



私が感動のシャッターを押しました


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(2011年3月28日)  


 心が重くなるニュースが相次いでいます。

しかし花の便りほど人をなごませるものはないと聞きますので、今日は「モネコ・ガーデン」の最近の出来事を。 


 いままでちょっと淋しかったマンションの中庭、満を持して3月26日の土曜日に花を植え足そうと予定しましたが、

今年の春は気温の上下動が甚だしく、残念ながらこの日は寒くて流会、
翌27日に仲間が10人ほど集まって待望の花を植えました。

  

 この前ご登場いただいたYさん、いまや私たちの尊敬する「師匠」ですが、に手取り足とり指導をうけながら、
水仙、バラ、サイネリア、チューリップ、美女桜、色とりどりの花が、
いささかの美的な秩序を保って植え込まれ、庭を華やかにしました。
 いまやこの花壇は、このマンションの住む人たちの魅力的な個性のように多彩になってご愛嬌です。   

 ここで改めてYさんの仕事ぶりで感動したこと、植木屋さんから買ってきた苗の鉢、
横にもってポンと底を叩くと中身が見事が軽々ととびだすのです、
私たちが同じことをやってもなかなかすんなりは出てくれません。

慣れた手際のよさに改めて感動させていただきました。 


 「年年歳歳花相似たり、歳歳年年人同じからず」という唐の詩人の詩があります。
植えた花を見ながら、今年の春ほどこの詩の哀しさを痛感したことはありません。


→→

 この変化が私たちのマンションの春の訪れです。赤いコートは私です。

       ちょっと丈が短いけど、立派な水仙です。

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(2011年3月28日)


 うちのマンションに「ケアホール」と呼ばれる、マンション運営のための会議や雛祭り、

音楽会と色んなことに使える多目的ホールがあります。

 
 ここで3月21日に映画会が開催されました。

上映されたのは、何と私が主演した『東京暮色』、昭和32年の小津安二郎監督作品です。

大震災で国中が混乱の極みにあるときに、こんな催しにどれくらいの人が来て下さるか、

いささか心配でしたが、何と90人近くの皆さんがおいで下さいました。

会を運営する有志グループの皆さんには、このマンションならではのある目的があります。

高齢者の住まいというと、どうしても外出がおっくうになります、部屋に引きこもってしまいがちです、

こうした人たちをできるだけ引っ張りだそうという目的で開かれているのです。

おいでになったお客さまが、何と活気のあるマンションでしょうとよく驚かれますが、
こうした活動がその活気の原動力にもなっているのかも知れません。

 

 この会を開くにあたっては、主催者の皆さんとも悩んだのは、
こんな未曾有の災害の時期に映画会を開くことのよし悪しについてです。
 
 芸能というのはこうした一大事の時にはしばしば不要なものと考えられます。
平和な時のものだろうというわけです。
しかし連日の悲痛な災害の報道の中では、心を切り換えて、
すこし明るいものも大事ではないかという意見もありました。

 

 私たちが、未曾有の惨禍を経験したのは、今回が初めてではありません。
終戦の後も、日本全土が焦土と化しました。
そんな時、芸能はどうだったのか、ちょっと調べてみました。
 
 昭和20年8月15日、終戦の日から一週間、映画演劇は中止になりました。

ということは、逆にいうとあの終戦の日までは映画や演劇は行われていたわけです。

9月1日にはNHKの放送が娯楽中心に切り替わっています。

9月18日には「東京宝塚劇場」が、10月3日には「帝国劇場」が、そして11月22日には日劇が開場しています。

10月11日には映画「そよ風」が封切られています、
並木路子さん主演のおなじみ「リンゴの唄」を大ヒットさせた映画です。
 スポーツもあります、
10月28日には神宮球場で東京六大学のOBによる戦後初の野球の試合が行われています。
どの催しも押せや押せやの超満員だったそうです。
戦災から立ち上がるために、こうした娯楽がいかに求められていたかがわかります。
上映に先立って私もちょっとそんなお話しをさせていただきました。

 

 そういえば今月の23日にはセンバツ高校野球大会が始まりました。
あの高校球児たちの活躍は、計り知れないほどの勇気を、全国に届けたのではないでしょうか?

 

 『東京暮色』ですが、モノクロ時代のテンポのゆったりした映画を、皆さん楽しんで下さいました。

ひと昔前の平均的な日本の家庭、格子を開けると玄関の三畳の部屋があり、
茶の間があって狭い庭があって、笠智衆の父親がいる。
若いころ夫と子どもを捨てて満州に逃げた山田五十鈴がいる、
姉の原節子は夫とうまくいかず、子どもを連れて実家に戻っている、
私アキ子はつまらない男の子どもを宿してどうしていいか途方に暮れている。

どのエピソードも、日本のありきたりの家庭によくあった事件ばかり。

その途方にくれた様子が、小津監督独自の淡々とした会話で綴られます。

有馬稲子さんも、ふたりの大女優の間で負けずに頑張っています、
しかし何といってもすごいのは山田五十鈴さん。
メーキャップなしで、勝手なことをした女のとまどいを、実に複雑な表情で表現する・・・

山田五十鈴さんのこの表情は、ひとつの時代の表現なのだとつくづく感心しました。

 

 ご出席の皆さんは、とってもよかったとおっしゃって下さいました。
同じ世代の人が集まって、自分たちと同じ時代を描いた映画を見る、実はこんな映画会はめったにないでしょう、

高齢者専用のマンションの、これまた大きな存在理由なのです。

 

「東京暮色」より 

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(2011年2月26日)

私たちの「モネコ・ガーデン」に、ついに頼もしい助っ人が登場しました。
Yさんとおっしゃるその方は、もともと植物にはたいへんお詳しい方で、
昔は奥様とご一緒にお庭を作っていらっしゃったとか。
プロ同然の方ですから、私たちが見よう見まねでマンションの庭と格闘しているを、
前々からハラハラみていらっしゃったわけです。

そしてついに見るに見かねて今日、
マンションの会合に使う部屋で「特別教室」を開いて下さいました。
Yさんが初めて植物に親しんだのは小学校のころ。
先生がバラの苗木を生徒に配って、育てるように言われました。
芽が出るまではがまん、がまん、がまんが大事だと教わり、
それだけに芽が出た時はとっても嬉しかったと、いいお話しを聞かせて下さいました。


私たちへの注意もまず「がまん、がまん」 
というのもシロウトの悲しさで植物にはつい水をやりたくなってしまうのです。
しかしそれが植物をダメにする最大の原因なのです。
あげたい時にジッとがまん、それが植物に力をつける何よりの方法なのだと
まるで子どもを甘やかしがちの親をさとすように教えて下さいました。


私が買ってきた水仙、雨の日などかわいそうでつい軒下に入れたくなるのですが、
これまたがまん、水仙は冬の花、寒さには強いのだからそれに慣らさなきゃと言って下さいました。
Yさん、これからもよろしくお願いいたします。

 


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(2011年3月3日)

今日は「雛祭り」、とにかく女子が元気なこのマンションでは、
「雛祭り」はとっても大事なイベントなのです。
イベント用のホールは、たくさんの見物客が訪れました。

出し物はまずコーラス、
「朧月夜」「われは海の子」「故郷」など懐かしい歌を聞かせてくれました。
続いてフラダンス、
写真をご覧になって、メンバーの皆さんのこの日のために練習ぶりを想像なさって下さい。
そして5人の皆さんの「詩吟」、
久々に聞いた力強い吟詠で、お陰さまで心身ともにシャキッとなりました。
さらにハープの演奏、
これは最後の曲「浜辺の歌」を全員で大合唱するという趣向で、
いやが上にも雰囲気は盛り上がりました。

このマンションの住人の皆さんの、ただならないサービス精神満点の多芸ぶり、
お開きに甘酒とひなあられをもらって、
こんな楽しい一日が過ごせる高齢者向けのマンションはないだろうと、密かに自負した次第です。






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(2011年3月4日)


マンションのお仲間Kさん、この方はたいへんなお裁縫の名人で、
針が持てない私には羨ましいような存在です。
舞台の衣装のほつれなどを、見事に直して下さいました。
お礼に手作りの料理などをお持ちすると、お手紙を下さるのですが、これがまた素晴らしい。
包装紙などを工夫した手製の封筒に、ていねいなお手紙が入っています。
同じ屋根の下で文通ができる楽しさ、これは格別なものです。


3月6日、銀座の「吉水」で朗読する瀬戸内寂聴さんの『水仙』、
この時使う台本の装幀をお願いしたところ、
これまたため息が出るほと優雅な本に仕上げて下さいました。


そこに小さなかわいい手編みの袋がつけられていて
「当日、私はお伺いできないので、この袋を私の代理に連れていってやって下さい」、
何という優しい心ばえでしょう、私は涙ぐみそうになりました。


そして今日マンションの一室で、「吉水」の朗読のために通し稽古を、音楽を付けてやりました。
この音楽の面倒を見て下さっているの方も、同じマンションの住人のFさん、
なんという恵まれた環境なのでしょう、
この場にKさんのほかに、「おりん」や「源氏物語」の絵を描いて下さった方や
庭づくりの仲間など、都合が悪くて当日「吉水」においでいただけない方ばかり。
7、8人においでいただきました。
皆さんの確かな手応えを見て何なく安心することができました。ありがとうございました。


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 冬はうちの窓から見える木々の葉が散ってしまっているので、
西の方には、富士山の白い頂きが、それはそれは見事に見えます。
 今年もいい人と出会えますように、いい仕事がきますように、健康でいられますように、
思わずそんなお願いをしたくなる素晴らしい冬景色です。

 冬の「モネコ・ガーデン」は、今年の寒さもあって、ちょっと淋しいのです。

 葉牡丹やビオラの間に水仙が頑張って、寒気と戦う住民を応援してくれます。
しかし、気は抜けません。
もうすぐ春の花を植える支度をしなければなりません。
庭作りの仲間たちと、この春には、何を植えようか、
円形の花壇にしようかと楽しい相談を重ねています。
近くの園芸店にいくとはやくも色とりどりの花が「私を植えて下さい」と呼びかけています。
庭作りで大事なことは、長い視点で計画を立てること。
春を考えるときには、すでに夏も、秋も構想の中にはいっていないといけません。
折しも渋谷の「Bnukamuraザ・ミュージアム」では、
「モネとジベルニーの画家たち」という展覧会を開催中。
「モネコ・ガーデン」の名前の由来でもありますが、ちょっと行って、ヒントをもらってきましょうか。

 インフルエンザの流行で、私のマンションの玄関にも手の消毒の用意が整っています。
いつの間にか、出入りのたびに習慣で手を消毒するようになりました。
これなどは、こうした集団生活ならではの学習かも知れません。

 マンションには、ずらりと住人の皆さまのためのメール・ボックスが並んでいます。
そこに手製のかわいい封筒がはいっていたりします。
たいていは頂き物をさしあげたりした時のお礼ですが、
こんな文通はふつうのマンションにはきっとないことだろうなと、楽しくなってしまいます。





庭の写真 

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