投稿日: 2017/10/12 4:48:07
2017年9月18日、前日までの台風が過ぎ去り、快晴となった東京・代々木公園で「ともに生きる未来を!さようなら原発・さようなら戦争全国集会」が開かれ、9500人が参加しました。
集会では約40団体がブースを出展して賑いました。あらかぶさんを支える会では、署名、カンパ、缶バッジの販売をおこないました。
サブステージとメインステージでは、古今亭菊千代さん(落語家)、山城博治さん(沖縄平和運動センター議長)、落合恵子さん(作家)、澤地久枝さん(作家)、趙博(チョウ・パギ)さんらが登壇し、「原発再稼働や原子力政策を推進し、憲法を改正して戦争ができる国づくりを進める安倍政権を終わらせよう」などと訴えました。
福島からは、佐藤知良さん(福島原発刑事訴訟支援団団長)が、「福島原発事故で東京電力の罪を問うために告訴団は闘う」と力強く訴えました。自主避難者の森松明希子さん(原発賠償関西訴訟原告団代表)は、「2人の子どもと福島から大阪に避難した。平和に生きる権利を奪われている」と避難者の現状や思いを報告。玄海原発について徳光清孝さん(原水爆禁止佐賀県協議会会長)が、「再稼働を容認する動きが進んでいるが、県民は納得していない」と再稼働阻止に向けて闘う決意を述べました。鎌田慧さん(ルポライター)は、「この集会をきっかけに、安倍政治に終わりを告げるために行進をしよう」と呼びかけました。
集会後、参加者はデモ行進をおこない、渋谷コースと、原宿コースに分かれ、道行く人たちにアピールをしました。あらかぶさんを支える会のメンバーは、手作りの横断幕を掲げて渋谷のスクランブル交差点をデモ行進し、沿道の市民に被ばく労働問題や裁判への支援を訴えました。
(文・写真:原子力資料情報室 片岡遼平)