福島原発被ばく労災 損害賠償裁判とは
あらかぶさんは、東京電力福島第一原発の事故収束作業や九州電力玄海原発の定期検査に従事し、急性骨髄性白血病を発症して2015年10月に労災認定を受けました。そして昨年11月、東電と九電を相手に損害賠償を求める裁判を起こしました。
安全管理に法的責任を負う東電は、労災認定が公表された際、「当社はコメントする立場にない」などと語り、今年2月2日に開かれた第1回口頭弁論でも、責任を認めず収束作業と白血病の因果関係を争うとしています。
今も10万人以上の原発事故被災者の生活を脅かしながら、刑事責任も問われず、多くの労働者を被曝を伴う収束作業に使いながら、国が認定した労災すら否定する東電の態度を許してはなりません。
このような東電を批判し、損害賠償請求に立ち上がったあらかぶさんを支援するため、私たちは「支える会」を設立します。
あらかぶさん動画メッセージ
鎌田 慧さん(ルポライター/さようなら原発呼びかけ人)
「この裁判は本当に重要な裁判です」海渡雄一弁護士(あらかぶ裁判弁護団)
「私も福島第一原発の収束作業現場で働いていました」池田 実(あらかぶさんを支える会共同代表)
「作業員の皆さんの命と健康、権利を守るためにこの裁判を闘っています」飯田勝泰(東京労働安全衛生センター/あらかぶさんを支える会共同代表)
【共同代表】
飯田勝泰(全国労働安全衛生センター)
池田 実(元福島第一原発収束作業員、元浪江町除染作業員)
石丸小四郎(フクシマ原発労働者相談センター・双葉地方原発反対同盟)
本村 真(全国一般労働組合ユニオン北九州)
原告と被告の準備書面(要旨)など