aotoao 14


SHIBATA & ASUNA / EMPTY PARK


1. Popeye The Sleepwalker
2. Pom Pom Club
3. Endless Holiday Between Monday
4. One Pattern
5. Mitakadai Calling
6. Two Pattern
7. Karappo
8. Morning Yusurago
9. Color Pop Okinawa
10. Hiraya Galaxy - Happy Ten
11.
Hiraya Galaxy - Floor Sleep
12. Hiraya Galaxy - Before Zoster
13. Hiraya Galaxy - Last Paintings
14. China Smap
15. Our College Radio
16. Ris Tra Uma Neko
17. Rap Steel Synth
18. Dust Scrap Shit
19. Shiroganeeze
20. Moody Blue Three


MAKO HASEGAWA : percussion, bassoon (3,15,19)

TANAKA : humming (8)

JU MURAOKA : guitar (8)

SACHIKO MATSUO : casiotone, percussion (10,11,12,13)

MOON FACE BOYS : guitar (11,12,13)


recorded in 2007 - 2012

cover drawings by KENICHI TENMOTO





AOTOAO


www.aotoao.jp











シバタ・アンド・アスナ 『エンプティ・パーク』


電子音楽デュオ、Shibata & Asunaによるセカンド・アルバム'Empty Park'がついに完成!前作のデュオによるファースト・アルバム’Pocket Park’から早4年半。今回は多彩なゲスト・プレイヤーを交えながら、さらにシュールでへんてこりんな楽しさがパワーアップした全20曲21分の2nd.フルアルバムがaotoaoレーベルよりリリース!

鳥取を代表するポップソング・レーベルtori labelの看板ユニットであるボルゾイのサウンドメーカーであり、同レーベルよりソロ名義でヴィンテージのカシオトーンや各種エフェクターを駆使して完成させた、ドリーミーでキュートなエレクトロアルバム’20 tracks’を発表しているSHIBATAと、Lucky KitchenやAutumn Records、HEADZなど国内外問わず多数のCDをリリースし、元来のリードオルガンによるドローンだけでなく様々な生楽器や玩具楽器とエレクトロニクスによって牧歌的かつ異形な作品を発表しているASUNAのデュオ。

アルバム'Empty Park'ではゲスト・プレイヤーにマコメロジーやマヘル・シャラル・ハシュ・バズなどで活躍する長谷川真子がパーカッションやバスーンで参加。加えて、鳥取のtori labelやminoon softの生みの親であり最近はタナカ・ムービー・サウンド・アソシエーションとして映像作品でも話題のタナカと、岡山のrev-node records主催で日本のポスト・ロック・バンドのパイオニア、テスト・パターンを率いるギタリストの村岡充が参加。さらに、シバタとガレージ・パンク・バンドのフムフムで活動をともにするジェニー・オン・ザ・プラネットのドラマーの松尾さちこ、マイ・パル・フット・フットで現在はムーン・フェイス・ボーイズの竹下慶が参加。ジャケット絵は謎音楽集団tori-kouで画家の天本健一が担当。



FOR FANS


Moebius & Plank / Raymond Scott & Secret 7 / Sagor & Swing / Ralf & Florian / Sack und Blumm / Cluster & Eno / Lee Perry & The Upsetters / Stephan Mathieu & Ekkehard Ehlers / Les Paul & Mary Ford / Henry Flynt & Nova'Billy / Tara Jane O'Neil & Daniel Littleton / Blectum From Blechdom / Haruomi Hosono & Tadanori Yokoo / etc...



REVIEW


ボルゾイの電子音楽家=シバタと、以前本誌でもインタビューを掲載したAsunaによるユニット「Shibata & Asuna」のセカンド・アルバムが、Asunaの3inch CDレーベル「aotoao」よりリリースされた。多岐にわたる活動を地道に続ける二人が、前作からのコンセプトをきちんと継承したヴァリエーションとして生み出した新作であり、前作「Pocket Park」からは大分時間は経ってはいるが、この組み合わせをまた体験できるのが純粋に嬉しくて仕方ない。前作同様、3inch CDの容量に目一杯の20曲詰め込まれた楽曲は、楽曲というよりはアイディアスケッチのような荒々しさとオチの無さ、つまりはどこまでも心に少しの空白を残したままから騒ぎを続けるテーマパークのような印象を受ける。まさに「Empty Park」!音的には、ライブ(傑作DVDあり)などから受けるトイミュージック的な印象よりは、意外なほど律儀に「電子音楽」しているのだなと感じるが、その裏でどこか「無邪気」と「邪気」の間を行ったり来たりしている表情が窺い知れるようで面白い。旋風のように吹いては消える音あそび。Trevor Wishartとか好きな人にも。

■ mcatm / drawing4-5 - 『TRASH-UP!!』15号誌上より転載。



■ by CD JOURNAL



COMMENTARY by ASUNA


1. Popeye The Sleepwalker
金沢に引っ越してからはずっと沈黙状態だったが、久しぶりに東京に出た際にシバタさんの家でぼけっとしていた時に発作的に新しくなんか録ろうか、という話に急になってシバタさん所有のオンボロ古レコーダーを引っぱりだして録音した1曲目。結局これがセカンドの制作のきっかけとなった。

2. Pom Pom Club
そうして録音を初めてみるとシバタ&アスナのデュオとしては長らく活動をしてなかったせいかまったく二人ともノーアイデアでテレビとかぼんやり眺めつつシバタ家に転がってる機材でループを作ったりしてダラダラ録音することになった脱力感が現れ過ぎな曲がこれ。

3. Endless Holiday Between Monday
そんな脱力感満載の適当な電子音ループを作るだけで前に進めなかった我々の前にあらわれたのがマコメロジーの長谷川真子ちゃん。パーカッションで参加してもらったら不思議と曲が完成。

4. One Pattern
これはいつだか全く覚えてないライブ録音から。まったくのいつもどおりのからっぽ電子音で良い感じだと思います。たぶん。

5. Mitakadai Calling
これもシバタ家でのセッション録音を始めた頃のもの。カラ元気だけで三鷹台から一歩も出られなかったオレたちの哀パンク電子音。まったくの音遊びとその場のノリだけでギャハハーッと録音してただけで、なぜこんな曲になったかは記憶喪失。

6. Two Pattern
これも4曲目に続き、まったくいつだか覚えていないライブ録音から。ちゃんと歩けないひとたち。

7. Karappo
今回のアルバムの真髄とも言えるほどの空虚さを誇る曲。京都の喫茶ゆすらごでのライブの翌朝、なぜか録音しようと思い立ったは良いものの、何をすればいいか分からないままREC ON。現場にいたものなら誰もが感じたカラッポさ。しかも10年前の旧型PowerbookG4パソコンのパソコン内蔵のスピーカーマイクから録音したという…。

8. Morning Yusurago
続いても喫茶ゆすらごでの早朝録音から。一緒に来ていた鳥取のタナカさんと岡山の村岡充さんに参加してもらった。ゆすらごの畳に直置きしたノートブックのスピーカーに向かって腹這いに寝転がって(アザラシ録音)ハミングするタナカ氏の異形なる光景とは裏腹なモーニング感と空虚さ。

9. Color Pop Okinawa
ベーシックの電子音はいつ録音したかまったく覚えていないが、昔沖縄にツアーに行った時に毎日フィールドレコーディングをしていて、初めて聴いた沖縄のヒグラシ?の鳴き声が電子音かと思う高周波でびっくり。奥で鳴ってるのがそれ。

10. Hiraya Galaxy - Happy Ten
ここからの4曲は国立にあった「ヒラヤギャラリー」の閉廊記念に行われたライブ録音からの抜粋。シバタさんがギターを弾くバンドのフムフムのメンバーでもあるMoon Face Boysのけいさんとてくらがりのさちこさんらとセッションしつつ山口洋佑氏のライブドローイングが行われた。

11. Hiraya Galaxy - Floor Sleep
この時の東京滞在の少し前からずっと体調が悪く、シバタさんもいつも通り?酔っぱらい過ぎて、立っていられなくなり二人とも床に寝そべって演奏していたという。ギターは前述のMFB氏、電子ドラムにさちこさん。

12. Hiraya Galaxy - Before Zoster
タイトルにもあるように、なんとその体調不良の原因は帯状疱疹だった。だけどそんなことも分からずすぐに治るかとひたすら痛みに耐えていたら後遺症が残るほどの長引くものに。その感じが出てる気がする電子音。

13. Hiraya Galaxy - Last Paintings
そんな絶不調のshibata & asunaに快く(仕方なく)演奏に付き合ってくれたMoon Face Boysのけいさんとてくらがりのさちこさん。フムフムとしての結束力のようなものを感じた一夜。

14. China Smap
そんな録音期間からしばらくまた東京を離れ、また久しぶりに録音する機会が来たとき、前回以上にカラッポ状態な二人。シバタさんのトリガー発信で適当に音を鳴らしたりするだけでそれを眺めるようにただ録音してたぽっかりとした無の時間。曲名も不明。

15. Our College Radio
これはセカンド録音開始当初に二人ともギターを手に作った曲。カレッジラジオ時代のR.E.Mをイメージしてつくったはずがそんな要素が微塵も感じられない曲に…。長谷川真子さんにバスーンで音を加えてもらったらなんとか曲として落ち着いた。

16. Ris Tra Uma Neko
これも第二期空虚録音期のセッションから。謎の跳ねる動物的電子音たち。力技でねじ込み。

17. Rap Steel Synth
これも時期不明の昔のライブ録音から。シバタさんの鍵盤電子音にあわせつつ右手でポンプ空気を送ってドラムを叩く人形を操りつつさらに左手で鍵盤を弾きながらエフェクト操作してた忙しい曲。の、割にはぼんやりくだけたいつもの脱臼具合に着地。

18. Dust Scrap Shit
第三期記憶喪失録音。完全なスクラップ音源だが、タイトルにはもはや形骸化してしまって形式だけのポストロック/パンク/ハードコア/フォーク/エレクロニカ/ドローン/アンビエント/インディーバンドなどあらゆる物真似バンドたちの軟弱さにうんざりした怒りがこもってた。のかもしれない。

19. Shiroganeeze
昔、アリタンボウ氏におよばれした白金台の美容室でのライブ録音から。なんでもない弛緩しきったふにゃふにゃ電子音ゴミとして放置されてたところ、真子さんにバスーンを加えてもらったら、ふにゃふにゃした生き物が急に立ち上がった。のんき。

20. Moody Blue Three
一曲目の後に録音した謎曲。たぶんThe Upsettersへのオマージュだったはず。。空想空虚カンフーで〆。

曲解説というよりただの思い出話になってますが、ともかくこの音楽の全ての要素はCDのジャケット絵に集約されている気がしてます。気になった方はぜひ聞いてみてください。shibataかasunaのライブでも買えます。
RELEASE DATA


■ TITLE : Empty Park(エンプティ・パーク)

■ ARTIST : Shibata & Asuna(シバタ・アンド・アスナ)

■ CATALOG NO. : aotoao-14

■ FORMAT : 3 inch mini CD

■ RELEASE DATE : 2013.04.03

■ DISTRIBUTED by ART UNION / U-Pop records



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■ TOKYO : 
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